>>>「家を安く建てる7つの基本」はこちら

テレワークの間取りを取り入れる注意点と快適な間取りづくりの14のポイント

テレワークに対応した間取りを検討しているんだけれど、何か気をつけなければならない点だとか、注意した方がいいことってあるのかな?

あります。

快適なテレワークを実現する上で、環境を整えることは非常に大事だからです。

今回はテレワークに対応した間取りを検討する際の注意点などについてお伝えしていきます。

テレワークに対応した間取りを検討する上で必ずあった方がいいものなどについても触れていきますので、あなたの間取りプラン作成にお役立て下さい。

【いい家を安く建てるために知っておきたいこと】

注文住宅を予算内で建てるために、住宅会社に依頼する前に知っておいて欲しいことが3つあります。

依頼前に家の価格を抑えるための基本やコツを知っておくことで、いい家を安く建てることができるようになりますので参考にしてください。

1:家を安く建てるための基本とコツ

注文住宅を予算内で建てるにはコツがいります。それには家の価格の決まり方や、どのように対処すれば家の価格を抑えることができるのかを把握しておかなければなりません。

予算内でいい家を建てるための7つの基本は下記リンク先の記事をご覧ください。

>>>家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本

2:家の形と家の価格の大きな関係

家にはお金のかかる形の家と、お金がかからない形の家があります。

家の形は家の価格を大きく左右する要素の1つですので、家の形と家の価格の関係はしっかりと抑えておくべきです。

どのような家の形はお金がかかり、どのような形にすればお金がかからないのか、またそれぞれの家の形の特徴については下記リンク先の記事をご覧ください。

>>>家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い

3:無料でカタログを請求し理想の家を建てる方法

注文住宅は依頼先で決まります。だからこそ、依頼先は慎重に検討したいところですが、検討するにはまずはどんな家を建てたいのかを知らなくてはなりません。

無料で住宅会社から請求できる住宅カタログを請求して、理想の家を建てる方法については下記リンク先の記事を参考にしてください。

>>>無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ




Contents

テレワークの実施場所はどこが多い?

住宅情報誌によると一般的な住宅でテレワークの実施場所として選ばれているのは下記の2つの場所だと言います。

【テレワーク時のワークスペースとして選ばれている場所】

1:リビング・ダイニング
2:書斎などの専用部屋

このうち半数以上が専用の部屋を設けるのではなく、リビング・ダイニングのダイニングテーブルをワークスペースとして利用してテレワークを行なっているようです。

書斎などの専用のスペースを使ってテレワークを実施しているのは全体の1割程度に対して、リビングダイニングでテレワークを行なっている方は6割以上だという統計が示されているのです。

リビングダイニングとの併用は不満点も多い

自宅などのワークスペースには、書斎と言われるような「個室タイプ」とリビングダイニングなどの本来違う役割や目的を持つ空間をワークスペースとして利用する「併用タイプ」があります。

>>>書斎のある間取りをつくるメリットやデメリットと狭くても快適でおしゃれな書斎をつくるコツ

それぞれにメリットやデメリットがありますが、リビングダイニングで仕事をしている方は特に不満点が目立つようです。

それはテレワークに対応した間取りを検討する上で気をつけた良いことや注意点にそのままつながるものだと思ってください。

テレワークに対応した間取りをとりいれる際の注意点や気をつけたいこと

テレワークの理想は「自宅にいながらオフィスと同じような環境に近づけてあげる」ことです。

これがテレワークを快適にする最大のポイントだと思って下さい。

さらに、自宅の良さを活かしながらも、仕事にも対応できるような工夫がされている間取りにすると快適なワークスペースを確保する事ができます。

具体的な注意点は下記の通りです。

【快適なテレワークを実現するための注意点】

1:電源を十分に確保する
2:必要な書類などの収納スペースを確保する
3:デスクの広さは十分とる
4:机と椅子の高さを合わせたものに設計する
5:空調設備を整える

以上がテレワークで快適なスペースを実現するために最低限おさえたいポイントです。

これに加えて

6:適度な明るさをとる
7:採光をとる窓を配置する

も加えていただくとより快適なワークスペースを実現できると思います。

下記からそれぞれのポイントについて具体的に説明していきます

テレワークに対応した間取りの注意点1:電源を十分に確保する

まず快適にテレワークを行うためには電源を十分に確保してください。

これは個室タイプであっても併用タイプであっても同じで、テレワークでは十分な量のコンセントが配置されていないと、不便に感じる事が多いと思います。

仕事に必要なのはパソコンを使用するための電源だけではありません。その他、スマホやタブレットを充電したり、コピー機やファックスなどが必要になることもあります。

寒い冬場は足元をあたためるためのヒーターが必要になるでしょうし、暑い夏場にはエアコンとは別に、扇風機が必要になる時もあるでしょう。

肌が乾燥する季節には、加湿器を使うでしょうし、ジメジメした時には乾燥機を使う必要があります。

これらはオフィスであれば、誰かがやってくれていることですが、自宅となるとあなたが意識して取り組む必要が出てきます。

テレワークに対応した間取りの注意点2:必要な書類などの収納スペースを確保する

また快適なテレワークの環境を手にするには、仕事に必要な書類などをまとめて保管しておく場所も確保する必要があります。

特に会社の機密情報は場合によっては鍵をかけて保管する必要もあります。

個室タイプの場合は、部屋に鍵をかけて保管すれば良いでしょうが、併用タイプなどはしかるべき場所に、きちんと保管しておかなければなりません。

大きな会社では入り口にセキュリティロックがあるため部外者は執務室に入室することはできませんが、テレワークを行う家は家族はもちろん、家にあげた友達など、誰もが書類を閲覧できる環境にあるので、書類の保管場所と保管方法には十分注意してください。

テレワークに対応した間取りの注意点3:デスクの広さは十分とる

快適なテレワークを実現したいのであればデスクの広さは広ければ広いほど良いと思います。

大は小を兼ねるではないですが、ほとんどのケースにおいて狭くて不便に感じることはあっても、広くて不便に感じることはないからです。

会社で行っているように、時には様々な書類をデスクの上に並べて数字を比較したり、仕事の内容を俯瞰してみたい時が必ず出てきます。

書類を広げたい時にデスクが広いと、気兼ねなく書類を広げる事ができるので便利です。

もちろん床に書類を並べるという方法もありますが、床に並べると片付けるのが面倒なケースが多く、できればデスクの上で書類を並べて比較できるようにした方が効率が良いと思います。

テレワークに対応した間取りの注意点4:机と椅子の高さを合わせたものに設計する

仕事をする上で、机と椅子の高さを合わせることは非常に大事です。

テレワークでは非常に長い時間、そこに座って仕事をすることになりますから、机と椅子の高さがあっていないと体に負担のかかる姿勢で長時間仕事をすることになり、肩や腰を痛めてしまいます。

無理な姿勢で長時間仕事をしてしまい、体を痛めてしまうと仕事のパフォーマンスにも影響してくるので、必ず机と椅子の高さを合わせた環境づくりをして下さい。

特に硬い椅子だったり、安価な椅子だと腰を痛めてしまったり、お尻を痛めてしまうこともあるので、ある程度の出費は伴っても、きちんとしたものを購入することをお勧めします。

実際にテレワークを実施して比較してみればわかりますが、長期的に見れば、良い椅子を買った方がコストパフォーマンスに優れていると実感していただけるはずです。

テレワークに対応した間取りの注意点5:空調設備を整える

テレワークを快適にし仕事のパフォーマンスを高めるために環境づくりが大切なことはお話ししてきましたが、合わせて空調設備は必ず整えて下さい。

空調関係がしっかり整っていないと、息苦しくなってしまい、仕事にも影響を及ぼしてしまいます。

エアコンなどの設定温度もオフィスにいる時と同じように、常に一定のものとなるよう注意して下さい。

テレワークに対応した間取りの注意点6:適度な明るさをとる

長時間の仕事には適度な明るさをとることは必要不可欠です。

何もない方が集中できるからと、窓がなく外が見えない個室などで仕事をしてしまうと初めのうちは集中できても、そのうち息苦しさを感じてしまう事が多くなると思います。

例えば駅中などに設置されているリモートワーク対応スペースは、短時間の作業には大変優れたパフォーマンスを発揮できるかと思いますが、そこで毎日決められた時間座り、仕事をするとなるとトータルでみた場合のパフォーマンスはかなり落ちるはずです。

テレワークは短距離走ではなく長距離走に近いものがあり、仕事に集中できる環境づくりと合わせて、息を抜くポイントも意識してあげる必要があるのです。

テレワークに対応した間取りの注意点7:採光をとる窓を配置する

テレワークでは仕事に集中できる環境づくりと同じように、息を抜くポイントを意識する事が大事だとお伝えしましたが、採光をとる窓を配置すると、良い息抜きになるのでお勧めです。

例えばパソコン作業でずっと下を向いて仕事をしており、ふと顔を見上げた先にうつる景色に緑が含まれていると、リラックスできるものです。

仕事に集中したい時はロールカーテンなどをして外が見えないようにして、ながしながら仕事をする時や、休憩時などはロールカーテンをせずに外の景色が見えるように工夫すると良いでしょう。

間取りを工夫して快適なテレワークの環境をつくるコツ

ここからは間取りの変更を伴う快適なテレワークの環境づくりの方法についてお伝えしていきます。

つまり、以上の内容に加えて下記の条件をクリアできればなお、自宅にいながらもオフィスの環境に近づける事ができ、快適なテレワークが実現できる間取りになると思います。

【間取りを工夫して快適なテレワークの環境をつくるポイント】

1:セキュリティ対策をしっかりする
2:音漏れ対策をしっかりする
3:防音性の高い素材を使う
4:リビングや寝室と距離を離す
5:リビングとトイレの動線に配慮する
6:仕事とプライベートを切り替えられるように配慮する
7:仕事に集中できやすい環境を作る

快適なテレワークの環境づくりのポイント1:セキュリティ対策をしっかりする

まずセキュリティ対策を意識して必ず個室タイプのワークスペースとして下さい。

個室タイプにする事で、よりオフィスの環境に近づける事ができ、家族の目を気にせずに仕事に集中できるようになります。

会社内外での個人情報や機密情報を扱っている仕事の場合、外部に情報が漏れないようにセキュリティ対策には万全を期す必要があります。

快適なテレワークの環境づくりのポイント2:音漏れ対策をしっかりする

オンライン会議などのリモート時は会社の機密情報はもちろん音漏れ対策をしっかりとする必要があります。

仕事の途中に家族の声が入ってしまうと、あなただけではなく周りの人にとっても集中力の妨げになりますし、仕事の環境としては適切ではありません。

小さな赤ちゃんがいる場合は、特に配慮をする必要があり、音や振動はモニターを通じて相手に音として伝わってしまうので注意が必要です。

特にリモート時の相手がイヤホンをつけて音声を拾っていると、必要のない音声も相手に届きやすくなってしまいますので注意してください。

快適なテレワークの環境づくりのポイント3:防音性の高い素材を使う

個室タイプの部屋では防音性の高い素材を必ず使用して下さい。

防音性を高める事で、仕事相手はもちろん家族にも余計な気を使わせる事なく仕事相手と会話ができます。

特にリモート時は相手の環境がよくわからないため、自分の環境は良くても相手の環境に気を使い、対面では話せる内容も気を使って口に出せないというような問題も生じやすいため、こうした環境づくりには必要以上に気を配って下さい。

快適なテレワークの環境づくりのポイント4:リビングや寝室と距離を離す

できれば仕事をする環境は、家族が集まるリビングや寝室と距離をとるようにして下さい。

防音性を高めれば必要ないと思われるかもしれませんが、やはりそれでも振動音などは伝わってしまう可能性があるため、家族にも仕事相手にも配慮した間取りになるように、リビングや寝室と距離を離すのが快適なテレワークの環境づくりでは大切な考え方になります。

快適なテレワークの環境づくりのポイント5:リビングとトイレの動線に配慮する

リビングとトイレの動線には注意して下さい。

人の出入りがはげしく、日常的な用途で使われるリビングから近かったり、リビング沿いにワークスペースがあると話し声や足音が相手に伝わってしまう可能性があり、家族とあなたがお互いに気を使い合う居心地の悪い間取りになってしまいます。

気を使うと音に気が入ってしまったりして集中力が途切れてしまいますから、仕事のパフォーマンスにも大きく影響してきます。

合わせてトイレの動線にも注意を向けて下さい。

仕事中のあなたと家族がお互いに気を使わないような場所にトイレを設ける事が大事です。

リビングを通らないで行ける場所にトイレを配置するか、リビングからも、ワークスペースとなる執務室からもどちらからも行けるような動線をつくると、なお良いと思います。

またワークスペースと適度な距離にトイレを配置することもポイントで、あまりにもトイレまでの距離が離れていると、仕事の集中力を維持する事ができなくなってしまう場合があります。

または専用トイレとしてワークスペースの近くに家族専用とは別にトイレを配置するのもお勧めです。

快適なテレワークの環境づくりのポイント6:仕事とプライベートを切り替えられるように配慮する

テレワークでは自宅をオフィスとするわけですから、家族はもちろん仕事相手にも配慮するために、仕事とプライベートを意識して切り分けられるような工夫をする事が大事です。

例えば「リビングや寝室と距離を離す」や「リビングとトイレの動線に配慮する」で話したように家族との生活空間からできるだけ距離を取る間取りを考えることも大事です。

仕事の空間とプライベートな空間をできるだけ分けられるように、オンとオフの境目をできるだけ明確にできるような取り組みが快適なテレワークの環境をつくる上では大事になります。

テレワークで快適なワークスペースを作る11の間取りのアイデア」でも話しましたが、個室内の内装の色を変えるとそれだけで気分的にスイッチのオンとオフが切り替えられるようになるのでお勧めです。

快適なテレワークの環境づくりのポイント7:仕事に集中できやすい環境を作る

最後に、これだけは伝えさせて下さい。

仕事に集中できる環境というのは人それぞれです。

無音の状態よりも程よい雑音が入った方が集中できる方もいるでしょうし、周りに家族がいた方が安心して仕事に取り組めるという方もいると思います。

またそれはその日の状態や気分によっても変わってくるでしょう。

大事なのは形ではなく、いかにして自宅にいながら仕事のパフォーマンスを上げる環境を作り上げるのかということです。

形ばかりに目を向けてしまっては、せっかくの快適な環境も台無しになってしまうので、その辺りは十分注意して間取りプランを作成して下さい。

まとめ

今回の記事では快適なテレワークをするための環境づくりの注意点から、間取りを作成する上でのポイントについてお伝えしてきました。

最大のポイントはいかにして自宅をオフィスの環境に近づけるかということ。それを意識していただければ快適なテレワークの環境作りが実現できるはずです。

今回お話しした具体的なポイントをまとめると下記の通りです。

【快適なテレワークを実現するための注意点】

1:電源を十分確保する
2:必要な書類などの収納スペースを確保する
3:デスクの広さは十分とる
4:机と椅子の高さを合わせたものに設計する
5:空調設備を整える
6:適度な明るさをとる
7:採光をとる窓を配置する

【間取りを工夫して快適なテレワークの環境をつくるポイント】

1:セキュリティ対策をしっかりする
2:音漏れ対策をしっかりする
3:防音性の高い材を使う
4:リビングや寝室と距離を離す
5:リビングとトイレの動線に配慮する
6:仕事とプライベートを切り替えられるように配慮する
7:仕事に集中できやすい環境を作る

そしてテレワークの間取りを考える上で最も大事なことは自宅であるということを意識して、家族や会社内外部の人間に気を使わせるようなものにしてはならないということです。

これらを意識して間取りを検討していけば、必ずテレワークに対応したプランにできます。

以上のことを注意してテレワークに対応した間取りをプランニングして行って下さい。



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