なんだこれは!と思ってしまう建築物がレバノンの首都、ベイルートにある漁村にあります。その姿はまるでSF映画に出てくるかのような佇まい。
しかし、この建築物の正体は私たちの生活に役に立つあるものを供給してくれていたのです。

上の写真がその建築物。Najjar & Najjar Architects(http://najjar-najjar.com)により設計された建造物です。まるで3本足のアメンボさんのような装い。

周辺で普通に人びとが釣りを楽しんでいるところをみると、この建物は、人間に対して危害を与えるようなものではない模様・・・一体どんな役割があってこの建造物が建てられたのでしょうか。

よくみるとアメンボ型の建造物のお尻の方から線のようなものが伸びています。これは一体どこに繋がっていると言うのでしょうか。

アメンボ型の建築物には一般人も昇ることが出来る模様。ここで釣りなどをしても大丈夫なようです。ますます不思議。

女性が写真のように休むことも可能。

なんだか切ないですね。

この黒い配線の先に何があるかというと・・・。

そう。電線に繋がっているのです。


波の動きに合わせて動くことでこれ自体が発電してくれる波力発電装置。人工的な建造物なので景観を損なってしまう恐れがある一方で人びとが生活するために必要な電力を供給してくれる装置だったんですね。
▼参考:(外部サイト)
・Najjar & Najjar Architects : Projects(http://najjar-najjar.com/projects/?cat=4&l=0&project=6)
・Iris structures would generate wave power along the Beirut shoreline
・Najjar & Najjar Architects(http://najjar-najjar.com)