壁の半分が透明になっており、まるでドールハウスのような装いの建物があります。それが今回紹介する「Heather Benning」。
草原の中に建っているからまだいいものの、これが住宅街に建っていたら恥ずかしくて住めないでしょう。

こちらは夜の写真。等身大のドールハウスといったところでしょうか。

ちなみに裏からみるとこんな感じ。
上の写真は改装前ではあるものの、ぼろぼろではありますが至って普通な家のように見えます。

もともとの内部はこんなに汚かったよう。この建物を改装し等身大のドールハウスが出来たというわけ。

階段もこんなに悲惨な姿でした。

しかしきちんと改装し電気を灯したらこんな感じ。

まるで自分が人形になったかのような錯覚に陥ってしまいそう。

壁半分を、ただガラス張りにしただけなのに随分と印象が変わってしまったことに驚かされます。

暖かな虹色をしたドールハウス。光が外にこぼれおちています。

こちらはリビングルームでしょうか。

冷蔵庫。

キッチンでしょうか。


部屋ごとに壁の色が違い、色鮮やかな室内。


こうして見ていると他人の家をのぞいているかのような錯覚に陥ります。

高いところからみてみるとこんな感じ。

こちらは昼間のドールハウス。


自転車で道を通った人も思わず立ち止まり、見入ってしまっています。


巨大なドールハウスの上に虹がかかっています。

ちなみにこのドールハウスは建物の安全性が懸念され、現在は燃やされてしまったよう。
まだ実在していれば見てみたかった気もしますが確かにオンボロなのは気になります。
▼ONE PROJECT編集部 オススメ記事:
・世界中の住宅建築を知り尽くした住宅建築のプロによる、世界に一つだけのこだわりの家のつくりかたを探している方はこちらの記事を合わせてお読みください。
>>>理想の家づくりに向けて
・世界中の住宅建築のデザインをお探しの方は合わせてこちらをお読みください。
>>>世界の住宅建築
▼関連記事:
・これこそが究極のガラスの家。1階の床以外、家具も壁もお風呂もなにもかもが全面ガラス張りの家。 | ONE PROJECT
・風、光、緑を取りいれた広島県江田島市にある全面ガラス張りの家。潜水士のためのグラス・ハウス。 | ONE PROJECT
・全面ガラス張りの狭小住宅。柄沢祐輔建築設計事務所が設計した外からも中からも丸見えの複雑な構造をした狭小住宅「S-House」 | ONE PROJECT
・これはある意味、世界一小さな家と読んでも良いのではないかと思える1平方メートルの家「One square meter house」 | ONE PROJECT
・見た目にも美しい、ガラス張りのツリーハウス「Tree in the house」 | ONE PROJECT
▼参考:
Telephone Booth Gallery – Heather Benning
H e a t h e r B e n n i n g – Home/CV(http://www.heatherbenning.ca)