大きなピクチャーウインドウが印象的な家が大阪府にあります。
その家の北面には道路を挟み樹齢約50年の大きな桜の木があり、南側には擁壁があるという立地条件。
「吹田の家 」の断面配置図
ちょうど上の写真のような立地条件にこの女性建築家の堀部直子がデザインした建物「吹田の家」は建っています。
両サイドには家が建ち並び、光を取り入れるのが難しい立地条件。そこで大きな桜をのぞむことができる北面から採光や眺望を積極的に取り入れるプランにしたようです。
ピクチャーウインドウが目をひく「吹田の家 」の外観
こちらがその北側の道路に面してる側から撮った写真。2つの大きなピクチャーウインドウが非常に印象的な家です。
ピクチャーウインドウの大きさも、大と小の2つあり建築ファサードの良いアクセントとなっていることが一目で分かります。
手前側にうつっている桜の木が樹齢50年の桜の木です。こんな立派な桜の木を臨むためにつくられた大きなピクチャーウインドウ。
その窓からは一体どんな景色が広がるのでしょうか。
それではさっそく「吹田の家」におじゃましてみましょう。
「吹田の家 」の内観
エントランスに広がるのは左側に階段、奥にダイニングキッチン、右側の扉の奥にはトイレがあります。
こちらがダイニングキッチン。この写真ではキッチンからの眺めになります。決して広い空間とは言えませんが非常に面白いつくりとなっていることがよくわかります。
そしエントランスの横にある階段をのぼると先ほどの大きなピクチャーウインドウがみえてきます。ちょうど写真左側の端に映っているのが家の外から見た大きなピクチャーウインドウです。
ダイニングキッチンの上部にあるためここから光がダイニングキッチンに溺れ落ち、その光が部屋全体に届き明るく照らし出す設計となっています。
外の景色を切り取れるピクチャーウインドウ
そしてこちらの写真がその二階の大きなピクチャーウインドウです。窓の奥にみえるのは夏の季節の桜の木です。
それでは春になるとどんな素敵な眺望になるのか・・・。
春の季節の「吹田の家」からのピクチャーウインドウからの眺めです。大きなガラスとなっており家の中から素晴らしい眺望を楽しむことができます。
こちらは2階のリビングルームからの写真。大きなピクチャーウインドウからの光が見事に部屋中に溢れかえっています。
視点をかえて大きなピクチャーウインドウを背にしてたった時の写真です。右側にリビングルームが見えます。
ソファーに座りながら左側には素晴らしい眺望・・・なんて贅沢なつくりなのでしょう。
こちらがリビングルームです。奥にみえるのはバルコニーです。バルコニーからも燦々と光がこぼれおちます。
もう一度大きなピクチャーウインドウを背にしてたち、今度は左側の奥にいってみましょう。
実はその先にはベッドルームがあります。上の写真がベッドルームからの写真です。
最後にこちらが1階にあるシャワールームの写真。
夜になると今度は家の中の光が外にこぼれ落ちます。
「吹田の家 」の見取図
floor plan / level 0
1. entrance
2. dining & kitchen
3. atelier
4. washroom & lavatory
5. bathroom
6. walk-in closet
7. shoe closet
8. lavatory
9. car parking space
floor plan / level 1
10. living room
11. child’s bedroom
12. library
13. master bedroom
14. balcony
堀部直子氏がデザインした「吹田の家」。
1階は水回りやクローゼットなどの動きやすさを重視した空間。2階はリビングや寝室などくつろぎやすさを重視した空間となっています。
堀部直子氏は他にも面白い建築をデザインされているので、今後も取り上げていこうと思っています。
【堀部直子氏のHP】
>>>吹田の家 | 女性建築家 堀部直子 + Horibe Associates architect’s office
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▼参考:(外部サイト)
horibe naoko architect office: house in suita
女性建築家 堀部直子 + Horibe Associates architect’s office