大分県の宇佐市に独立開業のために建てられた併用住宅があります。それが「宇佐のドッグサロン」女性建築家堀部直子氏が設計した建物です。
「宇佐のドッグサロン」は、田んぼの真ん中の細長い立地にあり、前面道路側にドッグサロン(ペットサロン)をつくり、細長い立地をうまく利用し店舗入り口から庭先まで見通せる為実際の面積以上の広がりがみえるユニークなつくりのシンボリックな店舗併用住宅となっています。
「宇佐のドッグサロン」の外観
田んぼの真ん中に位置しているドッグサロンの名前は「dog salon ママコナ」。こうして写真をみただけでもとても印象的な建物だということがよくわかります。
こちらが道路側の店舗入り口部分です。
反対側からみるとこんな感じ。いったい何の建物だろうとわくわくするようなデザインとなっています。
正面に見えるのが家族の通用口となります。
こちらの部分が家族の通用口。細長い建物の形状をうまく利用し、印象的な入り口とすることに成功しています。
ちなみに床はコンクリート、天井は合板で出来ているようです。
お地蔵さんも遠くから見守ってくれています。
ちなみに道路向かい側には主のご実家があり、別々の場所で暮らしていても家族の気配を感じることができるようになっているようです。
もう一度店舗入り口にたってみました。上の写真は扉が閉まっている状態の時。
扉が開くとこんな感じになります。
このスペースで犬を遊ばせているのでしょうか。
建物の全体図です。
建物の中央部には水回りを、そしてその奥にはロフト付きのLDKが位置しています。ロフトからは建物の全体を見渡せる他、実家の様子もみることができるようです。
「宇佐のドッグサロン」の内観
こちらが建物中央部の水回りの部分からみた入り口。ペットサロンらしいつくりとなっていることがわかります。さらに床の素材として使われているコンクリートが良いアクセントとなり、建物全体の印象をぐっと整えてくれています。
右奥のスペースにいくとどうなっているのでしょうか。
先ほどの写真の右奥のスペースです。こちらがサロン入り口になっています。
床にコンクリート、天井に合板という組み合わせも非常に素敵ですね。
ドッグサロンからの様子です。建物全体が一直線に解放されているため、面積以上の広がりをみることができます。
またお子様スペースのロフトからはここのペットサロンも見渡せるようになっています。おや?いままさにお子様がペットサロンのぞいているようです。
ペットサロンと住居が併用している不思議なつくりのたてものですね。
建物全体を覆うカーテンが非常にユニークで開放的な空間をさらに印象づけています。
こちらがLDKの部分。暖かみのあるリビングに仕上がっています。またこのリビングからロフトに昇ることができます。
ロフト部分は隠れ家のような子供達が喜びそうなスペースとなっていますね。
こちらは「宇佐のドッグサロン」の庭の部分からみた時の写真。
「宇佐のドッグサロン」の見取図
こうしてみるとなんだか日本の建物ではないような、宇佐のドッグサロンはどこか南国の建物を感じさせるつくりとなっています。
こちらは夜の庭の様子。
堀部直子氏はこうした建物のデザインがとても巧みな方です。
シンプルな外観に、利便性を兼ね備えた印象的な建物のデザイン。素晴らしいですね。
ドッグサロンはこちら:dog salon ママコナ
ショップinfo:
dog salon ママコナ
〒872-0032
大分県宇佐市江須賀1588-3
営業時間 9:00-18:00
定休日 日曜日・祝日,第2、第4月曜日
駐車場 2台
ご予約・お問い合わせ (予約優先制)
0978-38-2288
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▼参考:(外部サイト)
宇佐のドッグサロン | 女性建築家 堀部直子 + Horibe Associates architect’s office
Dog Salon by Horibe Associates
Dog Salon by Horibe Associates – Paperblog
Dogsalon / Naoko Horibe | ArchDaily
horibe naoko architect office: dog grooming salon and house
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