これはまた、素晴らしいデザインだと思う。
バッテリーと時計の関係を再解釈したデザインの不思議な時計「Front & Back」。時計に使われる電池を隠すのではなく、あえてみせることによりバッテリーと時計の新しい関係を再構築している。
しかも、うまく分針と時針にデザインとして落とし込んでいるという優れたデザインとなっている。
上の写真が 電池で分針と時針をあらわす不思議な時計「Front & Back」。一見すると普通の時計のようにみえるが、その秒針と分針には何やら特徴がある。
電池をうまく使い、分針と時針をデザインとして落とし込んでいるみせるバッテリーとしてうまく機能している。
余計なものを削ぎ落した真っ白い丸時計のデザインの中に分針と時針をうまくみせるデザインをしみるものを楽しませる設計となっている。
電池の交換はそのまま。分針と時針として機能している電池をサッと交換するだけでバッテリー交換ができる。
デザインとしても面白いし、電池交換をするときもわざわざ時計を外すことなく、そのままの状態で電池交換が出来る優れたデザインとなっている。
上の写真は今、まさに「Front & Back」の時計を交換しているところ。壁掛け時計は普通時計の裏の方に電池があるため、時計を外さなくてはならないのだが、時計を外すことなく、電池を交換できるのはやはり非常に嬉しい。
こうしてみてみると壁掛け時計の電池交換は、案外面倒な作業だということがわかる。
上の写真は、「Front & Back」がどのような構造になっているのかを示している写真。シンプルな構造だからこそ、その真価が問われるデザインだ。
電池の部分をアップするとこんな感じ。
しっかりとカチッと電池がはまるため、落ちてしまうことはない。
「Front & Back」は、無機質なデザインの壁掛け時計だからこそ、その機能が際立つ素晴らしい壁掛け時計のデザインだと思う。