これから紹介するハイヒールは巷の常識では考えられない形のハイヒールばかりです。どのハイヒールもデザイン性にとんでおり、珍しい履物のハイヒールとしてその存在感を漂わせています。
この変な形をしたおしゃれなハイヒールはkobi levによってデザインされました。kobi levは、1903年にボリス・シャッツが設立し100年の歴史をもつBezalel Academy of Arts and Design(http://www.bezalel.ac.il/en/#.Uj-4ohaCbWE)に在籍中からフリーランスのデザイナーとして、その活躍の場を広げているデザイナーの一人です。
kobi levのつくる芸術的な履物は、私たちが日常的にみている既存の何かと結びつけることによって、新しいハイヒールとしてデザインされているみているだけで面白い履物のデザインとなっています。
‘chewing gum’ 2009年制作
まず一発目はこちらです。どこかでみかけたことのある、チューイングガムが靴についてしまった風景です。ただしこちらはデザインとしてチューイングガムを使用しているため実際に写真のようにチューイングガムがついているわけではありません。
チューイングガムによって伸びているようにみえる部分はハイヒールとして機能しています。チューイングガムとハイヒールを結びつける面白いデザインだと思いませんか。
‘blow’ by kobi levi, 2010年制作
これもまた、非常に雅なハイヒールだと思いませんか?女性の輪郭を見事にハイヒールとして昇華した作品だと思います。
靴先の紅色の部分も非常におしゃれで良いアクセントとなっています。
‘miao by kobi levi, 2010
つづいてこちらはかわいらしいネコの形をしたハイヒールです。ネコの首輪の部分がちょうどベルトとして機能しており、さらに尻尾の部分は足首に巻き付ける為のベルトとしても機能している、素晴らしいデザインです。
また後ろ足がヒール部分になっており、少し曲がった後ろ足のヒールがとてもユニークなデザインとして機能しています。
‘tongue’ by kobi levi, 2005年制作
ベーっとベロを出したようなデザインの靴です。上からみるとちょうど口の形をしており「ベー」っと舌を出しているかのようにみえるデザインとなっています。
上から見るとまた違った形にみえる、このアイデアも非常にユニークだと思いませんか?
‘dog’ by kobi levi, 2010年制作
こちらはワンちゃんの形をしたハイヒールです。先ほどご紹介させて頂いたネコのハイヒールと比べるとデザイン性はありませんが、これはこれでスタンダードな犬のハイヒールとして面白い作品となっています。
ついついかわいらしいつま先の顔の部分に目がいってしまいがちですが、ヒールの部分である後ろ足が2つあるのも見逃せません。
‘sling-shot’ by kobi levi, 2010年制作
こちらはパチンコの形をしたハイヒールです。まさかパチンコの形からハイヒールが生まれると誰が想像していたでしょうか。
こうしてハイヒールとして完成された作品をみると、確かにパチンコのあの独特な「Y字」の形状はハイヒールにぴったりなのかもしれません。
ヒールの角度はかなり急ではありますが非常におしゃれなハイヒールとして機能しそうです。
‘xxx pump’ by kobi levi, 2010年制作
こちらの作品は多くを語らない方がいいでしょう。横から見ると一般的なヒールにみえますが・・・
”tulip’ by kobi levi, 2003年制作
チューリップのハイヒールのようです。確かに白色に、オレンジ色が非常に良いアクセントとなっていてかわいらしいハイヒールです。
履きにくそう・・・という声もあるかもしれませんが、これはこういうデザインなのであしからず・・・。
rocking chair’ by kobi levi, 2003年制作
ロッキングチェアーからインスピレーションを得てつくられた、その名の通り、ロッキングチェアーの形をした靴です。
その独特な形状といい、ふわっと足を包み込まれるような感覚を得ることができるのかもしれません。
‘androgyne’ by kobi levi, 2002年制作
これはこれは・・・一般的なヒールのない靴とハイヒールを組み合わせて出来たかのようなハイヒールです。
みための面白さがデザインを引き立てています。
‘double boots’ by kobi levi, 2000年制作
どちらからはいても大丈夫なブーツです。つま先を入れる部分が後ろと前についているとまた面白いデザインになるものですね。
こんなハイヒールを街中でみかけたら思わず立ち止まりじっくりみてしまうかもしれません。
‘market trolley’ by kobi levi, 1998年制作
よくスーパーでみかけるガラガラのワゴンからインスピレーションを得て出きた作品。ローラーの部分で転がるのかと思いきや、ローラーはただの飾りに過ぎません。
きちんと二足歩行できるようにデザインされているのでご安心を。
Violin 2013年制作
ヴァイオリンからインスピレーションを得てハイヒールをつくった作品です。きちんとヴァイオリンの弦まで再現されています。
ちょうどヒールの部分にヴァイオリンの弦があるのがみえますでしょうか。
この角度からみると弦がわかりやすいかもしれません。色合いといい、中敷きの部分といい、見事にヴァイオリンが表現されています。
よくこんな作品を思いつくものです。
Evil Queen from “Snow White” 2013年制作
なんと白雪姫のあのひともこんな姿に大変身です。まさか誰が考えたでしょう。あのひとがハイヒールになる姿を。
全体的によく再現されており、正面から見る時と側面からみる時、また違った味わいをだすハイヒールとなっています。
横から見るとこんな感じ。足首の部分をさらっと王冠で隠すなんてのは非常におしゃれだと思いませんか。
Ursula from “Little mermaid” 2013年制作
次に紹介するのは同じくディズニーつながりでこちらはリトルマーメイドに出てくるあの方です。
白雪姫のハイヒールと比べると若干無理が目立ちますがあの独特な水玉模様と色合いによって良くカバーされていると言えるでしょう。
Maleficent from “Sleeping Beauty” 2013年制作
同じくディズニーつながりのハイヒールです。こちらは白雪姫に出てくるあの人です。わかりますでしょうか。
この悪そうなお顔立ち、もうおわかりですね。
良くデザインされていると思いませんか?
Baseball Cap 2013年制作
ベースボールキャップと野球のボールが向かい合うようにデザインされているハイヒールです。
ベースボールキャップのつばの部分も非常によく表現されていると思いませんか?
後ろから見るとこんな感じ。なんとバットがヒールとして使われていました。なんというデザインでしょうか。
Baseball 2013年制作
こちらはキャップがないバージョンです。野球のボールと、ヒールにバットが使われています。
つま先にベースボールキャップがあると少し派手な印象をうけましたが、ベールボールキャップをなくすことで、これはこれで味があるハイヒールだと思いませんか?
Rooster Brown 2012
雄鶏からインスピレーションを得手で来たハイヒールです。とさかの部分が非常に光る作品ですね。
パッとみてすぐに鳥だとわかるデザインも素晴らしいですね。
Rooster Black 2012年制作
こちらは黒の雄鶏バージョン。デザインはそのままですが色が黒くなっています。
Chicken 2012年制作
にわとりのハイヒールです。
今回ここで紹介した、様々なデザインの靴やハイヒールは以下のサイトから購入できるようになっています。
おしゃれなハイヒールの購入はこちらから:Kobi Levi/footwear(http://kobilevidesign.com/index.php/footwear.html)
▼参考:(外部サイト)
・Kobi Levi- Footwear Design
URL:https://www.kobilevidesign.blogspot.jp