オランダのデザイン、つまりダッチデザインといえばシンプルかつ機能的、さらにスタイリッシュさを兼ね備えていることが特徴です。
そして何よりもダッチデザインはコンセプト重視ということもあり、非常にユニークなものが多いです。
デザインの着想も独創的で、日本では「どうデザインするか」から考えはじめますが、オランダのデザイナーの多くは、「なにをつくるか」から考えるという話は有名です。
今回は、そんな「なにをつくるか」という問いかけからしか生まれない独創的なデザインを持った作品のひとつを紹介します。
Droog Strap(ドローグストラップ)と呼ばれるこの作品は2000年に制作された古い作品となります。
しかし、いまもなおデザインとしての魅力は色あせておらず、モノを置くでもなく、壁にかけるでもなく「モノを挟み込む」という画期的な機能と高いデザイン性は多くの人に愛され続けています。
挟み込むものは自由。雑誌でも本でも靴でも何でも構いません。その間に挟むことが出来るものならば何でも挟むことが可能です。
これは、どうデザインするかという「終着点」から始まる発想では決して生まれることのない、オランダならではの、なにをつくるかという「出発点」からデザインするからこその作品です。
この壁にかけるシンプルなゴムはシリコンによってつくられています。ダッチデザインならではの、洗練されたデザインと機能性が光ります。
ご覧のように、なにを挟み込むかは本当に自由です。挟むことの出来るものだったら何でも挟んでしまい、不思議なことに挟み込まれたものも新たなデザインとして浮き上がります。
ただ毎日の新聞を挟み込んだだけ。それなのにスタイリッシュにみえるから不思議です。
こちらは雑誌ですね。縦に挟むのではなく、あえて斜めに挟み込むというのもこのデザインに一役かっています。
こちらははさみとホチキスを挟んでいます。こういった小物でもDroog Strap(ドローグストラップ)を使えば素晴らしいインテリアとして部屋を彩ります。
たわしのようなものが挟み込まれています。キッチンにDroog Strap(ドローグストラップ)があればお玉など台所用品も挟み込むことができそうです。
こちらはいろとりどりのDroog Strap(ドローグストラップ)に靴を挟み込んでいますね。玄関にあればみせるインテリアとして、機能しそうです。
Droog Strap(ドローグストラップ)を縦にして使えばまたがらりと印象が変わります。シリコン製なので強度があり切れにくく、またゴムのように伸びたままになりづらく、長い間使えるという実用性も良いですね。
バッグも挟み込まれてしまっています。Droog Strap(ドローグストラップ)は本当に何でもありです。
Droogは以下から購入頂けます。
droog / ドローグSTRAP ANTHRACITEストラップ アンスラサイト(濃灰) 価格:4,200円 |
droog / ドローグSTRAP GREENストラップ グリーン 価格:4,200円 |
droog / ドローグSTRAP WHITEストラップ ホワイト 価格:4,200円 |
droog / ドローグSTRAP REDストラップ レッド 価格:4,200円 |
Droog公式サイト:Droog – a different perspective on design
現在は下記リンク先の公式サイトのショップでご購入いただけます。
▼参考:
Strap by Droog | Apartment Therapy