コーヒービールってどんな味がするのでしょうか。
なんでもコーヒービールは、ビールの醸造中にコーヒー豆をつけ込むことで、コーヒー特有のあの苦みと風味がビールの深いコクを生み出し独特の味わいを楽しむことが出来るそう。
世界には様々なものを組み合わせたビールがたくさんありますが、コーヒーとビール・・・一見すると、全く相容れない様子のこの二つの組み合わせ・・・一体どんな味がするのか気になりますね。
味はともかく、この記事でご紹介したいのは、そのボトルデザインの方。ビール瓶の中にまるでコーヒー豆が入っているかのような非常にユニークなデザインのビール瓶となっています。
このボトルデザインは東日本大震災の被害を受けた気仙沼市の「アンカーコーヒー」と一関市の「世嬉の一酒造」による共同開発品で、チャリティー活動の一環として手がけたボトルデザインだそう。
このデザインのそもそものはじまりは、コストの制約があったため、ボトルの形状は変えることができず、そこで考えだされたのがコーヒー豆のデザインの小さなラベルを、一枚一枚丁寧にボトルに手作業で貼付ける作業だったのだそう。
一枚一枚を手作業で貼付けることにより、一本一本違ったデザインの味わいを生むことに成功したようで一本一本のボトルは微妙に表情が異なるデザインになったのだそうです。
この手法は均質かつ大量の商品を生産する大手メーカーではできない表現手法であること、さらに何よりも「造り手の思い」が商品に込められたデザインとなりました。
裏面からみるとこんな感じ。薄い色の液体の場合後ろに映り込みますが、当たり前ですが液体の色が濃くなるほど映り込みはない様子。
残念ながらこの商品は300セット限定販売であったため、現在では入手することが出来ません。ちなみにセット内容はLeaddy (リーディー)(http://leaddy.com/1707.html)によると
「コーヒー豆の苦みと香りのビール」
・コーヒーゴールデン(330ml)×1本
・コーヒーレッド(330ml)×1本
・コーヒースタウト(330ml)×1本
・世嬉の一酒造 オリジナルビールグラス×1個
価格:3,900円(税込、送料込)/セット
だったようです。
このボトルデザイン、さらにネックの部分に記載されている「コーヒー豆の苦味と香りのビール」の文字が、このコーヒービールを飲んでみたいと言う気にさせてくれます。
単純なアイデアですが、それでも秀逸なアイデアだと思います。
瓶を傾けると、中の液体に外側のコーヒービーンズが映り込みます。
濃い液体にコーヒー豆が映り込んだ、その様子が幻想的で見るものの目を引きつけます。
思わず喉元をごくりと、なんだかビールではない不思議な飲み物のよう。
シールではなく、そのままボトルにデザインされたかのようです。
たまにはこういったちょっと変わったビールで喉元を潤してみるのも良いかもしれませんね。
それにしても、佐藤オオキ氏率いるnendoの手がけるこのデザイン、あいも変わらず安定した美しさ。素晴らしいデザインです。
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▼参考:
coffee beer | nendo
飲んでみたい。飾りたい。デザインが素晴らしい、コーヒービール by nendo | Leaddy (リーディー)(http://leaddy.com/1707.html)