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新築の家をリゾート感あふれる外構にするために選びたい樹種や樹木

新築時の家の外構を南国のリゾート感あふれる開放的な雰囲気の庭にしたいという方も少なくありません。

リゾート感ある外構にするには「素材」の「使い方」や「色の組み合わせ」、それに「質感」を揃えたることが大事ですが、外構に植える樹種や樹木によっても外構の雰囲気をガラリと変えることができます。

そこで今回の記事では、リゾート感を演出する外構のポイントとして樹木や植物などに注目し解説していこうと思います。

リゾート感を演出するために具体的に、どんな樹木や植物を植えればいいのかについても詳しく解説していきますので、リゾート感あふれるエクステリアをつくりたい方は、家づくりの参考にしていただければと思います。



【基本】外構でリゾート感を演出する際の3つのポイント

外構でリゾート感を演出する際は素材、色使い、質感の3つのポイントを抑えてプランして行くことが大切ですが、それぞれの雰囲気に合わせた樹木を植えることで雰囲気をガラッと変えることができます。

リゾート感を演出するプランのポイントは下記の3つです。

【樹木でリゾート感を演出する3つのポイント】

1:イメージに近い樹木をまずは1本選ぶ
2:それ以外は背の低いものを選ぶ
3:間接照明を使いライトアップさせる

以上の3つのポイントをおさえていただくだけで、リゾート感あふれる外構にすることができます。

1:イメージに近い樹木をまずは1本選ぶ

リゾート感あふれる外構をつくるには、まずはイメージに近い樹木を一本だけ選んでいきます。

詳しくは後述しますが、例えば、トロピカルなハワイアンリゾートのような雰囲気に持っていきたいのであれば「ヤシの木」を植えるといいでしょう。

外構に一本添える。だたそれだけで雰囲気がガラッと変わります。

2:それ以外は背の低いものを選ぶ

リゾート感あふれる外構のイメージに近い樹木をまず一本選んだら、つづいて、背の低い灌木類を選んで行ってください。

イメージに近い雰囲気の灌木類を選んでいただくことで、エクステリアに統一感が生まれます。

3:間接照明を使いライトアップさせる

最後にリゾート感を演出する上では欠かせない間接照明を使い、樹木や植物に光をあて夜の顔をライトアップさせてください。

アップライティングをしてもいいですし、シャドーライティングをしてもいいです。

お好みに合わせて自由に外構の植物をライティングしていただくとより、リゾート感を演出することができます。

★【リゾート感のある外構の基本】リゾート感を演出する4つのプラン

リゾート感を演出する外構のイメージポイント

一言で「リゾート感のある外構にしたい」と言っても、それぞれが考えているイメージによって具体的な「リゾート感」は違い様々な方向性があります。

例えばリゾート感ときいて「アジアの高級リゾート地」を思わせるような「バリ風」のイメージを抱く方もいれば、「アメリカの西海岸」を思わせるような「芝生が似合う開放的なリゾート感」を思い描く方もいます。

「トロピカルなハワイの雰囲気」をイメージする方もいれば、「海の潮風が感じられるギリシャ」のような「地中海風の高級リゾート地」をイメージされる方もいらっしゃいます。

そこで、イメージの外構に近づけるためには、それぞれが考えている具体的なリゾート感を知り、リゾート感溢れる外構の方向性を定めて行く必要があります。

日本人が考える代表的なリゾート感は下記の4つにまとめられるように思いますので、まずはあなたの考えるリゾート感がどれに当たるのか、その方向性を定めていってください。

【リゾート感を演出する4つのプランの方向性】

1:エキゾチックなバリ風の高級リゾート(ダークブラウン・グレー)
2:トロピカルな雰囲気が感じられるハワイ風(白、鮮やかな色)
3:アメリカの西海岸を思わせる外構(白・緑)
4:海の潮風が感じられる地中海風(ベージュ、白、緑、鮮やかな色)

以上です。

リゾート感あふれる雰囲気の外構にする上で大事なのは日本の気候に合わせて、それらしく感じられる植栽を植えることです。

それぞれのリゾート感を演出するための樹木や草花については下記から具体的にお話ししていきます。

リゾート感を演出するプラン1:エキゾチックなバリ風の高級リゾート

アジアの高級リゾート地を彷彿とさせるプランは人気が高い外構プランです。

なかでもバリ島の高級リゾートのようなエキゾチックな雰囲気の外構プランは人気が高く、非日常のエキゾチックな雰囲気を出すことができるので日本の旅館や日本のリゾート地でも多く採用されています。

エキゾチックなアジアの高級リゾート感を演出する樹種や樹木

日本の住環境でエキゾチックな雰囲気を出したいのであれば、尖った葉っぱとシャープな見た目が特徴の「ドラセナ属」の樹木を外構に一本植えるといいと思います(ドラセナは厳密には木ではなく草になります)。

「ドラセナ」はお庭に一本植えるだけで、南国風の雰囲気の外構に様変わりします。

ただ、ドラセナと言っても様々な種類や品種がありますので、好みの雰囲気合わせてそれぞれのエキゾチックさを出してみてください。

また「ソテツ」なども南国リゾートの雰囲気を演出できる樹木になりますのでそれぞれの外構の好みに合わせて検討してみるといいと思います(ソテツにはいろんな樹形があります)。

【アジアのリゾート感を演出できる樹木】

1:ドラセナ属
2:ソテツ

背の高い木の周りには背の低い植物を添える

またドラセナと一緒に背の低いソテツやすっきりとした形の葉が人気のニューサイラン、それに甘い果実も楽しめる「フェイジョア」などの常緑樹を一緒に植えてあげるとより「南国の暖かい雰囲気」が出ます。

フェイジョアはドラセナと違い大きく成長しすぎないので、リゾート特有の明るい雰囲気にしっかりと華を添えてくれると思います。

アジアならではの魅惑的な外構の足元には南アフリカ原産の熱帯地域に広く自生しているエキゾチックな雰囲気が漂う常緑低木の「リューカデンドロン」を植えるとより雰囲気が出ます。

常緑低木の「グレビレア」を添えればより赤に近い濃いピンク色の花を咲かせてくれますので、よりエキゾチックなバリの雰囲気に近づけることができます。

【アジアのリゾート感に華を添える植物】

1:背の低いソテツ
2:ニューサイラン
3:フェイジョア
4:リューカデンドロン
5:グレビレア

リゾート感を演出するプラン2:トロピカルな雰囲気が感じられるハワイ風

ハワイなどの南国リゾート地に見られるような「トロピカルな雰囲気」あふれる外構プランも人気が高いプランです。

開放的で過ごしやすい雰囲気の外構や外に向けてオープンな外構が好みの方は建物と合わせてトロピカルな雰囲気が感じられるハワイ風の外構にすると外から見てもなかで過ごしていても気持ちよく感じられる外構になると思います。

トロピカルなハワイのリゾート感を演出する樹種や樹木

日本の住環境でハワイのような開放的なトロピカルな雰囲気を出したいのであれば、やはり「ヤシ」がおすすめです。

ヤシを庭に一本植えるだけで一気に南国の雰囲気が漂う外構になります。

ヤシにも種類があり、例えば背が高く縦に伸びる「ワシントンヤシ」やゴツゴツと縦に大きく幹が割れる存在感のある「ココスヤシ」、低温にも細い葉が密に並ぶ南国らしい「フェニックスヤシ」、などがあります。

このうち一般家庭に植えるのであればバランスがよくシルバーがかった細い葉が南国を思わせる、存在感がある「ココスヤシ」を植えると一気にトロピカルなハワイを感じられるリゾート感を演出することができると思います。

【ハワイのリゾート感を演出できる樹木】

1:ワシントンヤシ
2:ココスヤシ
3:フェニックスヤシ

背の高い木の周りには背の低い植物を添える

ヤシの周りには大きくて厚みのある葉と青い花、オレンジ色の苞(ほう)が特徴的な「ストレリチア」を添えるとより南国特有の雰囲気が出ます。

ただしストレリチアは低温では育ちにくく、寒い冬場はむしろで幹を覆って養生をすることが必要になります。

よりトロピカルなハワイアンな雰囲気を出したいのであれば「カリステモン」を植えるといいと思います。

カリステモンは南国特有のまるでブラシのような赤い華をつけますのでお庭に彩りを与えてくれると思います。また細長く尖った形状の葉が枝を広げ、よりトロピカルな雰囲を醸し出してくれます。

【ハワイのリゾート感に華を添える植物】

1:ストレリチア
2:カリステモン

リゾート感を演出するプラン3:アメリカの西海岸を思わせる外構(白・緑)

「カリフォルニアスタイル」と言ったような「アメリカの西海岸」を思わせるような外構も近年人気の外構プランです。

どちらかというとハワイ風のトロピカルな雰囲気に近い仕上げにすると西海岸風に近づけることができますがアメリカの西海岸の雰囲気を醸し出すためには「地面に芝生を敷き詰める」といいと思います。

アメリカの西海岸を演出する樹種や樹木

ハワイと同じように「ヤシ」を植えるといいでしょう。

背が高いワシントンヤシ、木の幹がゴツゴツとした質感のココスヤシ、細長い葉が密に並ぶ南国らしいフェニックスヤシどれを植えてもアメリカの西海岸の雰囲気が出ると思います。

背の高い木の周りには背の低い植物を添える

ただし西海岸を思わせる雰囲気にしたいのであれば、地面は「コンクリート」ではなく、駐車スペース以外は、基本的に「芝生」で覆うといいと思います。

あまり低木の木々や植物を植えすぎてごちゃごちゃさせてしまうと西海岸の雰囲気が出にくくなってしまいます。

アメリカの西海岸の雰囲気を醸し出す外構には、あまり植物を植えすぎないということもポイントになります。

植物は基本的にはハワイのリゾート感の時と同じような「ストレリチア」や「カリステモン」などを植えるといいと思います。ケースによっては背の低い「ソテツ」や「グレビレア」などを添えると雰囲気が出ることがありますので、好みに合わせて工夫して行ってみてください。

【アメリカの西海岸感に花を添える植物】

1:ストレリチア
2:カリステモン
3:背の低いソテツ
4:グレビレア

リゾート感を演出するプラン4:海の潮風が感じられる地中海風(ベージュ、白、緑、鮮やかな色)

海の潮風が感じられるような地中海風の爽やかな雰囲気の外構プランも人気の高いプランです。

「地中海リゾート風」の雰囲気の外構も人気が高く、樹種や植物の組み合わせ次第では独特な爽やかな雰囲気の外構に仕上げることができます。

地中海にあるリゾートを演出する樹種や樹木

地中海のリゾートを演出するなら「オリーブ」は欠かせません。そしておしゃれなカフェでも良く見かけるのはオリーブの木です。

地中海リゾートの雰囲気を演出するオリーブには「ネバディロブランコ」や「ミッション」、「シプレッシーノ」などの樹木を一本庭に植えるだけで雰囲気が生まれると思います。

オリーブの樹種によっても外構の雰囲気を変えることができます。

例えばスペイン原産のネバディロブランコは枝葉の数が多く、枝が開いて柔軟な緑の樹形になり躍動感あふれる雰囲気にすることができますし、ネバディロブランコの葉はとても柔らかく薄い表情をしており、「生垣」や「パーテーション」などにも利用できます。

アメリカ原産の「ミッション」は直立性で上へ上へとバランス良く成長する特徴があり、細長い葉も美しいですしシンボルツリーなどにもってこいです。

イタリア・シチリア島原産の「シプレッシーノ」は樹形は直立性でバランス良く空にのびて成長していきます。葉は丸みを帯びていて全体的にスマートでまとまりのある美しい樹形を作りやすく、気候の変化や病害虫に強く育てやすさがあります。

オリーブの実を楽しみたいのであれば枝葉がよくしげる「ピクアル」もおすすめです。オリーブの実が完熟すると黒く光沢のある楕円形となり日持ちが良い特徴があります。平地と山地で味わいが違い、平地では苦く、山地ではフルーティーなオイルが取れるという少し変わった特徴があります。

【地中海のリゾート感を演出できる樹木】

『オリーブ』
1:ネバディロブランコ
2:ミッション
3:シプレッシーノ
4:ピクアル

オリーブと相性の良い草木や植物

地中海風リゾート感を出すために、オリーブの木を庭に植えたら、「レモン」の木を植えるといいでしょう。

秋冬の寒い季節にはワインレッドの色付きを見せる葉が特徴的な「ポップブッシュ(ドドナエア)」を植えても地中海の雰囲気を醸し出してくれます。春夏の新緑の季節には見事なまでに美しい緑色になり、寒くなると徐々に葉が赤みを帯びてくるのでワインレッドに変わる変化を楽しむことができます。

オリーブと似たような楕円形の細長い葉を持つポッププッシュはコンクリートはもちろん白壁やサイディングなどの無機質な壁とも相性がよく、あらゆる外構の雰囲気と相性がよく、洗練された雰囲気によく合うので、庭の挿し色として最適な一本です。

「アメリカテマリシモツケ」も品種によってはワインレッドの葉を持つオリーブと相性の良い落葉低木です。ポッププッシュよりも葉が深い緑色を纏い白い手毬状の花を咲かせる、爽やかな色合いが特徴です。

【地中海のリゾート感に華を添える植物】

1:レモンの木
2:ポッププッシュ
3:アメリカテマリシモツケ

まとめ

今回は外構でリゾート感を演出するために選びたい樹種について解説してきました。

木は庭に一本植えるだけで、エクステリア全体の雰囲気をガラッと変え、思い通りの外構の雰囲気に近づけていくことができます。

さらに木々の周りを彩る植物を添えれば、よりリゾート感を高められる雰囲気になっていきます。

また、本文でお伝えしたように、樹木でリゾート感を演出する3つのポイントを意識して外構をデザインしていただければより、リゾート感漂う雰囲気の外構に近づけていくことができます。

新築の家の外構の雰囲気をリゾート感あふれるものにしたい方は、ぜひ、今回の記事を参考にしていただいて、新築の家の外構の雰囲気を整えて行ってみてください。



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