>>>「家を安く建てる7つの基本」はこちら

二世帯住宅がかかえる10のデメリットと二世帯住宅で使える補助金制度について

二世帯住宅ってどんなデメリットがあるのだろう。

一緒に住むとお互いの生活を助け合えるのはわかったけど、逆にどんなことに気を付けなければならなくなるのだろう。

この記事では、そんな二世帯住宅の疑問を解消するために、二世帯住宅で見られる代表的なデメリットについて解説していきます。

二世帯住宅を建てるとどのように生活が変わるのかイメージしやすい記事になるよう心がけて作成しましたので、家づくりを検討されている方はぜひ、参考にしていただければと思います。

また合わせて二世帯住宅で使える補助金制度についても解説しましたので家づくりの参考にしていただければと思います。

※二世帯住宅のメリットについては下記リンク先の記事にまとめてありますので参考にして下さい。

>>>二世帯住宅を建てる7つのメリットと二世帯住宅に向いている家族の4つの条件

【いい家を安く建てるために知っておきたいこと】

注文住宅を予算内で建てるために、住宅会社に依頼する前に知っておいて欲しいことが3つあります。

依頼前に家の価格を抑えるための基本やコツを知っておくことで、いい家を安く建てることができるようになりますので参考にしてください。

1:家を安く建てるための基本とコツ

注文住宅を予算内で建てるにはコツがいります。それには家の価格の決まり方や、どのように対処すれば家の価格を抑えることができるのかを把握しておかなければなりません。

予算内でいい家を建てるための7つの基本は下記リンク先の記事をご覧ください。

>>>家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本

2:家の形と家の価格の大きな関係

家にはお金のかかる形の家と、お金がかからない形の家があります。

家の形は家の価格を大きく左右する要素の1つですので、家の形と家の価格の関係はしっかりと抑えておくべきです。

どのような家の形はお金がかかり、どのような形にすればお金がかからないのか、またそれぞれの家の形の特徴については下記リンク先の記事をご覧ください。

>>>家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い

3:無料でカタログを請求し理想の家を建てる方法

注文住宅は依頼先で決まります。だからこそ、依頼先は慎重に検討したいところですが、検討するにはまずはどんな家を建てたいのかを知らなくてはなりません。

無料で住宅会社から請求できる住宅カタログを請求して、理想の家を建てる方法については下記リンク先の記事を参考にしてください。

>>>無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ




二世帯住宅を建てるデメリット

ここからは二世帯住宅の代表的なデメリットについて解説していきます。

【二世帯住宅のデメリット】

1:家づくりの総費用が高くなる
2:生活費が高くなることもある
3:家の売却が難しい
4:プライバシーの確保が難しい
5:生活リズムの違いによるストレスが生まれやすい
6:来客を自宅に招きにくくなる
7:片方の世帯に気を使い遠出する機会が減る
8:価値観の違いによるトラブルが生じやすい
9:子育てで揉めることがある
10:気持ちを解放させる時間がなくなる

以上のように、二世帯住宅ではメリットも際立ちますが、デメリットもたくさんあります。

>>>二世帯住宅を建てる7つのメリットと二世帯住宅に向いている家族の4つの条件

ただし、これからお話しする二世帯住宅のデメリットをデメリットに感じるかどうかはそれぞれが置かれているご家族によって違うと思いますし、またそれぞれのケースで異なることもあると思いますので、あくまで参考程度に読んでいただくことをお勧めします。

以前の記事でもお話ししましたが、二世帯住宅の住み心地はお互いの世帯への理解それにお互いの世帯が気持ちよく暮らせる雰囲気をつくる思いやりにあると思って下さい。

二世帯住宅を建てるデメリット1:家づくりの総費用が高くなる

二世帯住宅を建てるには広い敷地が必要です。

さらに床面積も広くする必要があり、家づくりにかかる総費用は単世帯が住む住宅と比べて非常に高くなります。

もちろん間取り(空間のとり方)や家の形をどんなものにするのかによっても家にかかる費用は大きく違ってきます。

この辺りの家の価格に対する考え方は、ここで詳しくお話しするよりも「家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本」や「家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い」を読んでいただくと理解しやすいかと思います。

二世帯住宅を建てるデメリット2:生活費が高くなることもある

また二世帯住宅ではキッチンや浴室、トイレなどの設備を共用していた場合、光熱費が高くなってしまうことがあります。

食費も二世帯分にまとめてやりくりすると高くなってしまうことがあります。

特に家を建てる前のルールで食費は完全に折半にすると取り決めしていた場合、どちらかの世帯に負担を強いる形になりますので、住み始めてから生活費の面で不満が出てくることもあります。

二世帯住宅を建てるデメリット3:家の売却が難しい

実は二世帯住宅は家の間取りが特殊なため、家の売却をすることが非常に難しくなります。

例えば親世帯に住むご両親が亡くなってしまい空き家となってしまった場合使わなくなってしまった片側だけを売ることは、買い手がつかず難しいでしょう。

また、家が不要となり売却を検討し始めても特殊な間取りのためなかなか買い手が見つかりません。

共用型の二世帯住宅なら、まだ売却できる可能性はありますが、部分共用型や完全分離型などの特殊な間取りをしていた場合、なかなか買い手が見つからずヤキモキすることになるかもしれません。

>>>二世帯住宅の間取りってどんなものがあるの?3種類の間取りのタイプを徹底解説

二世帯住宅を建てるデメリット4:プライバシーの確保が難しい

これは、二世帯住宅の精神面でのデメリットですが、人によっては常に生活を干渉されているような気分になることもあるようです。

また同居する親世帯と子世帯の距離が近くなりますので、いつも生活を監視されているような気分になってしまったり、1人家の中で羽を伸ばすなどリラックスできるような時間をなかなかとりづくらくなってしまうデメリットがあります。

二世帯住宅を建てるデメリット5:生活リズムの違いによるストレスが生まれやすい

親世帯と子世帯では生活リズムや生活習慣は違います。

例えば親世帯が寝静まった後、子世帯が活動的になったり、子世帯がまだ眠い朝の時間帯に、親世帯が活発に動き出したりと生活リズムや長年の生活習慣によるストレスは生まれやすい家になると思って下さい。

二世帯住宅を建てるデメリット6:来客を自宅に招きにくくなる

二世帯住宅では、登記上の所有者が単独登記で子世帯にあったとしても親世帯と同居している形になるため、好き勝手に家に人をあげることができなくなります。

常にお互いの世帯の了解を取らないと、家に人を呼べなくなるので、自宅に来客が多い人は別に来客専用の部屋などを設けるなど対策をねっておく必要があります。

>>>二世帯住宅でのトラブルを避けるための間取りのポイントと依頼時の注意点

二世帯住宅を建てるデメリット7:片方の世帯に気を使い遠出する機会が減る

また、親世帯との関係によっては、外出する機会が減ってしまったという世帯もあります。

家を留守にすることを親世帯に遠慮してしまい、外出する機会が減り、旅行などになかなか行けなくなってしまったという人も実際にいらっしゃるのです。

また外出できたとしても、親世帯に遠慮してしまったり、親世帯の目を気にして、早めに帰宅しなければならなくなったなどの意見を聞くこともありますから、これも一つの二世帯住宅のデメリットと言えると思います。

二世帯住宅を建てるデメリット8:価値観の違いによるトラブルが生じやすい

世代が違えば価値観も違います。

例えば、お家を洋風にしたいのに、親世帯の意見に従って、純和風にせざるをえず、インテリアも親世帯との価値観とのギャップが見えるようなものになってしまったなど思い通りにいかないことも増えてきます。

そのため、自分の家なのに、自分の家だと感じづらくなる方もいらっしゃいます。

世代間の小さなすれ違いは、時間の経過と共にやがて大きなストレスを生み出すことにつながってしまいますので、この辺りの価値観の違いをどこまで許容できるのかによっても二世帯住宅の住み心地は大きく変わってくると思います。

>>>二世帯住宅を建てる前に知っておきたい4つの間取りと38のメリットとデメリット

二世帯住宅を建てるデメリット9:子育てで揉めることがある

子育て方針で揉めるということはよくある話です。

子世帯からしてみればきちんとしつけをしている最中に、親世帯から「いいじゃない、そんなに怒らないでも」と口を挟まれると非常にカチンとくることもあります。

親世帯からすれば、もう少し気持ちに余裕を持ったらという気持ちからの発言だったとしても、子育てをしている最中の子世帯からしてみれば真剣そのものですので、どうしても気持ちの面ですれ違いが起こってしまいます。

そうした子育てに関するトラブルは、二世帯住宅を建てたどこの家庭でも多かれ少なかれ聞きますので、子育てに関して口を挟まれることに慣れていないとストレスに感じてしまい居心地が悪くなってしまう可能性が高くなると思ってください。

親子間のルールとして「子育てに関しては絶対に口出しをしない」などの取り決めをしておくことがひとつ大事になるのはいうまでもありません。

>>>二世帯住宅でのトラブルを避けるための間取りのポイントと依頼時の注意点

二世帯住宅を建てるデメリット10:気持ちを解放させる時間がなくなる

家に誰かがいる時間は確実に多くなります。

そのため一人だけのプライベートな時間を持ちたくても、なかなか持つことができずそれをストレスと感じられる方も多くいらっしゃいます。

二世帯住宅の間取りの失敗と解決する工夫について

二世帯住宅は特殊な間取りとなりやすく、間取りを気をつけないとお互いの世帯が快適に暮らすことはできません。

そんな二世帯住宅で気をつけたい間取りのポイントについては「二世帯住宅で気をつけたい失敗しがちな間取りの話と税金などのお金の話」で詳しくまとめさせていただきましたので、あなたの家づくりの参考にして下さい。

記事では二世帯住宅の間取りで失敗しがちな「玄関」「リビング」「キッチン・ダイニング」「トイレ」「洗面所・脱衣所・浴室」「その他諸室」に分けて解決する工夫とともにお伝えしています。

二世帯住宅の間取りを検討する上で大切なゾーニングの考え方も解説していますので、機会を見つけて一度読んでいただくことをお勧めします。

>>>二世帯住宅で気をつけたい失敗しがちな間取りの話と税金などのお金の話

二世帯住宅で使える補助金制度について

最後に二世帯住宅で利用できる補助金制度についてお伝えしていこうと思います。

ここでは代表的な2つの補助金制度について書き記していきますが、自治体によっては、ここであげた2つの補助金以外でも二世帯住宅の補助制度を設けているケースもあります。そのため二世帯住宅を建てる際は、必ず自治体の二世帯住宅に関する補助制度を調べてみることをお勧めします。

二世帯住宅の補助金1:地域型住宅グリーン化事業

一定の条件をクリアした木造住宅を新築する場合、1戸あたり最大で140万円の補助金が給付される制度です。

>>>地域型住宅グリーン化事業(http://chiiki-grn.jp)

ただし、この制度は認定を受けた中小工務店に依頼して家を建てる場合のみ有効で、大手ハウスメーカーで建てた場合は地域型住宅グリーン化事業の補助金を受けることができません。

さらに完全分離型の二世帯住宅は補助金の対象となりませんので注意してください。

【地域型住宅グリーン化事業の補助金 受給条件】

・認定を受けた中小工務店
・共用型もしくは部分共用型の二世帯住宅

二世帯住宅の補助金2:すまい給付金

すまい給付金は消費税10%が適用される住宅を取得した際に最大で50万円ほどの給付が受けられる給付金制度です。

所得が少ない人ほどより多くの給付金が受けられる仕組みになっています。

詳しくは「すまい給付金」のホームページをご覧ください。

まとめ

はっきりいってしまうと二世帯住宅は向き不向きがハッキリと別れる家だと思います。

ですから二世帯住宅を予定されている方は、今回話したデメリットがあることは必ず頭に入れておくようにして下さい。

記事を参考にしていただき、建ててから後悔しない家づくりをされてください。

ここではポイントをお話ししましたが、二世帯住宅についてより詳しいことについては、下記リンク先の記事にまとめてありますので合わせて参考にしていただくとより二世帯住宅の理解が深まると思います。

>>>二世帯住宅を建てる前に知っておきたい4つの間取りと38のメリットとデメリット

>>>二世帯住宅で気をつけたい失敗しがちな間取りの話と税金などのお金の話

当サイトでは折にいって触れていますが、きちんとした知識を身に付け、是非、失敗しない家づくりを目指して下さい。



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