家づくりを検討されている方の中には、ローコスト住宅で検討されている方もいらっしゃると思います。
ただし、ローコスト住宅で家づくりを行う場合は、低価格で家を建てられる一方で前もって注意しておかなければならない点などが多くあります。
人件費を含む、建築資材の価格が高騰している現在の状況の中、一般的な住宅の品質を保ちながらローコスト住宅をプランニングすることは、極めて難しい状況にあります。
もちろん、建築費を抑えローコスト住宅を建てるプランを立てることはできますが、住宅の品質をしっかりと維持しながらプランを立てて行くことはあらゆる方法を用いて工夫していかなければなりません。
今回の記事では、まずローコスト住宅とはそもそもどんな住宅のことをいうのかという話をします。
その後に、家の価格の決まり方、ローコスト住宅はなぜ一般的な住宅よりも低価格で家を建てる事ができるのか具体的な4つの理由と、ローコスト住宅のメリットやデメリット、それにローコスト住宅を検討する際に事前に把握しておきたい8つの注意点についてお話しして行きます。
Contents
- 1 ローコスト住宅とは
- 2 なぜローコスト(低価格)で家を建てることが可能なのか?
- 3 家の価格の決まり方
- 4 ローコストで家を建てられる理由
- 5 ローコスト住宅を建てる方法
- 6 ローコスト住宅のメリット
- 7 ローコスト住宅のデメリット
- 7.1 ローコスト住宅で家を建てることのデメリット1:家の性能には期待できない
- 7.2 ローコスト住宅で家を建てることのデメリット2:安っぽく見える
- 7.3 ローコスト住宅で家を建てることのデメリット3:プラン変更をすると金額が大幅に増額する
- 7.4 ローコスト住宅で家を建てることのデメリット4:使われている資材のグレードが低い
- 7.5 ローコスト住宅で家を建てることのデメリット5:建物に不具合が出やすい
- 7.6 ローコスト住宅で家を建てることのデメリット6:家を建ててからの費用がかかる
- 7.7 ローコスト住宅で家を建てることのデメリット7:住宅寿命が短い(建物の耐久性が低い)
- 7.8 ローコスト住宅で家を建てることのデメリット8:間仕切りが少ない
- 7.9 ローコスト住宅で家を建てることのデメリット9:施工が不安なところがある
- 7.10 ローコスト住宅で家を建てることのデメリット10:建物の形が限られる
- 7.11 ローコスト住宅で家を建てることのデメリット11:デザインに制約がある
- 7.12 ローコスト住宅で家を建てることのデメリット12:要望に合わせた住宅を建てにくい
- 8 ローコスト住宅を建てる上で注意する点
- 8.1 ローコスト住宅を建てる時の注意点1:光熱費が高い(ランニングコストが高い)
- 8.2 ローコスト住宅を建てる時の注意点2:維持費用やメンテナンスに予想外の費用がかかる
- 8.3 ローコスト住宅を建てる時の注意点3:表示価格は限界まで安くした価格で設定されている
- 8.4 ローコスト住宅を建てる時の注意点4:オプションを追加すると結局同じような価格になる
- 8.5 ローココスト住宅を建てる時の注意点5:住宅寿命が短い
- 8.6 ローコスト住宅を建てる時の注意点6:家に使用されている建材や接着剤に注意する(VOCなど)
- 8.7 ローコスト住宅を建てる時の注意点7:換気がしっかりと計算されているか注意する
- 8.8 ローコスト住宅を建てる時の注意点8:仮契約をしないとプランを作成してもらえない事がある
- 8.9 ローコスト住宅を建てる時の注意点9:建ててから後悔することがある
- 9 まとめ:ローコスト住宅が安い理由と注意点
- 10 その他、家を安く建てる方法
- 11 予算内でいい家を安く建てるために知っておいて欲しいこと
ローコスト住宅とは
ローコスト住宅には明確な定義はありませんが、一般的に低価格で購入できる住宅のことを言います。
ローコスト住宅を住宅価格で表すと1000万円以下で建てられる住宅のことをいう場合もあれば、1000万円代で建つ住宅のことを指す場合もあります(1000万円以下で建てられる住宅の場合はスーパーローコスト住宅と呼ばれることもあります)。
ローコスト住宅は、確かに家を建てる際の当初の費用は安く抑えることはできますが、建物を維持するための修繕維持費用(メンテナンス費用)まで考えられていないことが多く、建物を維持するための費用が一般的な住宅よりも高額となる恐れがあります。
そのため、何も知らずに価格だけで飛びつくには非常に注意が必要な住宅です。
(ローコスト住宅の具体的な建てられ方についてはこれからお話しします)
なぜローコスト(低価格)で家を建てることが可能なのか?
一般的なものの価格には必ず適正価格があります。住宅も同じように市場での適正価格があります。ではそんな中でなぜローコスト住宅はローコスト(低価格)で家を建てる事ができるのでしょうか。
ローコストで建てられる理由を知るためには、家の価格の決まり方を見ていく必要があります。
家の価格は一般的に見積書の内訳に記載されている「1:建物本体費用」、「2:付帯工事費」、「3:諸費用」に分けることができます。
ただしもう少し詳しく見ていくと、家の価格は下記で示す4つの要素に分類することができます。
・家の価格を決める要素1:原価(材料費)
・家の価格を決める要素2:労務費(人件費)
・家の価格を決める要素3:経費
・家の価格を決める要素4:会社の利益
家の価格の決まり方
家の価格を細かく見ていくと、家の価格は「1:原価(材料費)」「2:労務費(人件費)」「3:経費」「4:会社の利益」の4つの要素で構成されている事がわかります。
つまりこれら全てを合計した金額が住宅一棟あたりの価格ということになります。
【家の価格の決まり方】
・原価(材料費)+労務費(人件費)+各種経費+住宅会社の利益=家の価格
ローコストで家を建てられる理由
つまりローコスト住宅を建てるためには、家を建てるためにかかる、いずれかの費用を減額させる必要があります。
もっと具体的に言えば、ローコスト住宅では、企業努力によりできるだけ材料価格を抑えて資材を仕入れ、人件費がかからない方法を用いて工事をし、なるべく経費をかけずに家づくりを行い、それでいてしっかりと会社の利益は確保する必要があります。
ただしそれはあくまで理屈の上での話にすぎません。
実際の現場では、住宅会社がローコスト住宅を建てるためには主に「1:原価(材料費)」と「2:労務費(人件費)」を無理してでも削り、さらに必要経費を最小限に抑えつつ、大量に建てることにより会社の利益をきちんと確保する方法がとられています。
つまりできるだけ安い建築資材をあらゆるルートで仕入れ、工事に関わる職人の数や、安く雇うことのできる職人を雇い、徹底的に無駄を省くことで必要経費を極限まで抑えた上で、会社の利益はきちんと上がるような仕組みになっています。
ローコスト住宅を建てる方法
ではローコスト住宅は具体的にはどのようにして建てられているのでしょうか。
「家の価格の決まり方」でも見てきたように、家の価格は「1:原価(材料費)」「2:労務費(人件費)」「3:経費」「4:会社の利益」の4つの要素で構成されています。
ローコスト住宅を建てるためにはそれぞれの費用を抑える必要がありますが、どの住宅会社でも、おおよそ次のように家づくりにかかる費用を抑え、ローコスト住宅を建てることに成功しています。
ローコスト住宅を建てる方法1:原価(材料費)を安くする
まず、ローコスト住宅を建てる、いわゆるローコスト系の住宅会社は、どの会社においても原価(材料費)を考えられる限り圧縮しています。
圧縮する方法は様々で、建築資材の在庫一掃セールを利用しセール品を大量に購入する方法もあれば、同じサイズの建築資材を大量に購入したり、品質があまり思わしくない建材を使用したり、また費用のかかる建築資材は1棟あたりできるだけ使わないようにする方法などが考えられます。
つまり、一般的に用いられる原価(材料費)を抑える方法としては、低価格で購入できる安い建築資材を大量に一気に購入し、そして出来るだけ同一のものを使う(規格サイズを統一するなど)ことによって、原価(材料費)を極端に抑える工夫がされ、低価格で住宅を提供することが可能となっています。
かいつまんで言えば、同一メーカーの型番の建材や設備を一度に大量に発注し仕入れることで仕入れ値を抑え、それを建物本体価格に反映しています。
ローコスト住宅を建てる方法2:労務費(人件費)を安くする
さらに、一般的なローコスト住宅では、労務費(人件費)も徹底的に削っています。
労務費(人件費)を削る主な方法は2つで、「低賃金で雇える職人を雇う」方法と、「1棟あたりにかかわる職人の人数を削る」方法が代表的です。
低賃金で雇える職人とは、例えば現場で作業するのは熟練工ではなく、お金のかからない若い職人を雇っていたり、あまり家づくりの経験のない職人を雇って工事を進めているケース、最後まで工事に関わることなくその日限りの応援を呼ぶケースなどです。
また単純に、一棟あたりに関わる職人の数を必要最少人数にすることで労務費(人件費)を圧縮しているケースもあります。
この他にも、「職人の賃金を削る交渉」をして労務費(人件費)を安く抑えていたり、「腕の悪い職人を雇う」ことによって低価格を実現していたり、職人一人につき何棟も仕事を任せ、その代わり「1棟あたりの賃金を低く抑える」方法、様々な理由により「安い賃金でも雇える職人を雇う」方法などがあります。
ローコスト住宅を建てる方法3:経費を安くする
また、ローコスト住宅では考えられる限り最大限経費も削っていきます。
現場への資材運搬にかかる費用をあらゆる方法で削減したり、1棟あたりに関わる人数を減らして、余計な経費がかからないように工夫するなどして経費が削られていたりしています。
経費を抑えた家づくりとは、聞こえはいいかもしれませんが、例えば立場の弱い下請け工務店へ徹底的な減額交渉をして経費を安くしているケースもあります(全てのローコスト住宅がそうではありません)。
また、ハウスメーカーでは、現場監督が複数の家づくりの現場を同時に受け持つ体制が一般的ですが、一人の監督が請け負う現場数を増やすことでも経費を圧縮し抑えることができます。
例えば一人の監督が、4つの現場を受け持つよりも、5つ、6つの現場を同時に受け持つ方が単純に費用を抑える事ができます。
ただし、兼任することの問題点としては、必要以上に1人の現場監督が複数の現場を兼任した場合、1つの建築現場で問題が起こるとその現場につきっきりになり他の現場を見ることができなくなり、結果的に問題が起こっていない現場にまで影響が及び、品質の悪い工事につながってしまうことも考えられます。
ローコスト住宅を建てる方法4:会社の利益を低くする
また、会社の利益を抑えることでローコストを実現している住宅会社もあります。
ローコストだけを売りにしており、それ以外住宅の特色がない住宅会社などに見られる価格を抑える方法で、全ての経費を削ってもさらに削らないと低価格をウリにできない場合など、会社の利益を極限まで低くすることによってローコスト住宅を実現しています。
家は建てた後もアフターフォローが必要ですから、個人的に安さだけを売りにしている住宅会社はお勧めできません。
なぜなら建築資材や人件費を含めた住宅価格が高騰している現在の状況において、安さだけを売りにしていると、今後会社を維持することが難しくなるからです。
・・・
このうち最も効率的に費用を削れる要素は「1:原価(材料費)」を安くする方法と「2:労務費(人件費)」を抑える方法です。
つまりローコスト住宅をなぜ建てることができるのかというと、できるだけ安い材料を大量に仕入れ、大量に使い、家を一棟建てる為の工事の手間を極限まで省くなどをし、労務費(人件費)を徹底的に抑える方法で建てられています。
ローコスト住宅のメリット
それではローコスト住宅のメリットにはどんなものがあげられるのでしょうか。
続いてローコスト住宅で家を建てることの一般的なメリットについてお話ししていきます。
ローコスト住宅で家を建てることのメリット1:安い価格で家を建てることができる
ローコスト住宅の最大のメリットは一般的な住宅よりも安い価格で家を建てることができる点にあります。
一般的な住宅を建てるには予算が足りない場合でも、ローコスト住宅では最初から価格を抑えた家づくりをすることができます。
とにかく家づくりは価格重視で、低価格(ローコスト)にこだわりたいという方は、ローコスト住宅で家を建てることを選択肢の中に入れ検討してもいいと思います。
ローコスト住宅で家を建てることのメリット2:シンプルな設計になる
一般的なローコスト住宅は建物の形状を含め、間取りが非常にシンプルになります。
建物の形は真四角、または長方形のような単純な形になることが多いですし、壁は間仕切りが少なく連続した空間になることが多くあります。
外観を含め、そうした単純かつシンプルで、さらにオープンプランの間取りが好みの場合、ローコスト住宅を、家づくりを検討する際の選択肢に入れてもいいと思います。
ローコスト住宅で家を建てることのメリット3:低価格で庭付き一戸建て住宅が建てられる
ローコスト住宅では、マンションでは不可能な庭付きの家を低価格で建てる事ができます。
一般的な価格の住宅を建てた場合、建物本体価格が高くなってしまい、新築を建てる際に庭などの外構に予算を回す事ができず、後回しになるケースがありますが、ローコスト住宅では低価格で建物本体を建てる事ができるため、浮いたお金を庭などの付帯工事費(外構費)に充てる事ができます。
ローコスト住宅のデメリット
続いて一般的なローコスト住宅の主なデメリットについてお話ししていきます。
ローコスト住宅では、メリットよりもデメリットの方が目立ちますが、あくまで一般論として受け止めてください。
ローコスト住宅で家を建てることのデメリット1:家の性能には期待できない
一般的なローコスト住宅では、断熱性をはじめ気密性、家の耐久性、耐震性、遮音性などの家の性能が期待できません。
またローコスト住宅では、住宅設備機器についても安価な設備が使用されている事が多いため現在の一般的な住宅で用いられている標準的なキッチン、バス、トイレなどの性能を期待することは難しい傾向にあります。
ローコスト住宅で家を建てることのデメリット2:安っぽく見える
ローコスト住宅は費用を抑えて建てることを第一に考えられていますので、意匠性に乏しく、内外装を含む建築デザインの面で期待することができません。
建物の外観もシンプルなものとなり、どことなく単調な、どこにでもあるような、特別特徴のない家になることが多くなります。
意匠性やデザイン面を重視したい場合は、ローコスト住宅は選択肢から外した方がいいでしょう。
ローコスト住宅で家を建てることのデメリット3:プラン変更をすると金額が大幅に増額する
ローコスト住宅では、一般的に定められた規格に当てはまらない規格外のプランの場合はオプション扱いとなり費用が高くなります。
つまりローコスト住宅で家を建てる場合、決まった仕様規格以外の設備やプランに変更した場合、金額が大きく変動することがあります。
また、内容によってはプラン変更が難しい場合もあるので注意が必要です。
ローコスト住宅で家を建てることのデメリット4:使われている資材のグレードが低い
家の性能にも付随する内容ですが、一般的なローコスト住宅で使われる建築資材、また住宅設備機器はグレードが低いものが使われていますので、性能は期待できません。
ローコスト住宅で家を建てることのデメリット5:建物に不具合が出やすい
ローコスト住宅では一般的に建物に不具合が出ることも多くあります。
例えば壁に家具が当たるとすぐに傷がついてしまったり、クロスが剥がれてしまったり、時間の経過とともに古びた感じになりやすく、中には壁のクロスのつなぎ目部分の色が変わってきたりすることもあります。
浴槽も標準仕様だと傷つきやすいものが使用されていたり、コンセントの数や、位置が適切でないこともあります。
ローコスト住宅で家を建てることのデメリット6:家を建ててからの費用がかかる
ローコスト住宅では、家に使用されている建築資材はもちろん、住宅設備機器に至るまで、安価なものが使用されていますから、一般的に不具合も起きやすく修繕費や交換するためにかかる費用が、一般的な価格で建てられる住宅よりもかさむ傾向にあります。
つまりローコスト住宅は、建てる時は低価格で家を建てる事ができますが、将来的にかかる建物修繕費用が高くなる傾向があります。
ローコスト住宅で家を建てることのデメリット7:住宅寿命が短い(建物の耐久性が低い)
一般的なローコスト住宅は、これまで話してきた理由を含む、様々な理由により耐久性に期待できないことがほとんどです。
そのため、ローコスト住宅では家の耐久性には期待することができません。
ローコスト住宅で家を建てることのデメリット8:間仕切りが少ない
一般的に住宅は内部の壁が多いほど材料費をはじめ手間がかかり、価格は高くなっていきます。
つまり家の価格を別の角度から見た場合、下記のように価格が決まっていることになります。
【家の価格の決まり方】
・スケルトン状態の家+間仕切り壁の数+その他(設備・造作など)
ローコスト住宅ではほとんどの場合、建物の価格を安くするためにも、間仕切り(壁)が少なく、多くの場合はリビング、ダイニング、キッチンがオープンの間取りとなっています。
ローコスト住宅では、空間を分けるための壁の数を極力少なくした仕様になっているため、オープンプランが好みでない方にはローコスト住宅は向きません。
ローコスト住宅で家を建てることのデメリット9:施工が不安なところがある
ローコスト住宅では、職人の労務費(人件費)を抑えた家づくりをしていますから、一人当たりの職人に対する負担も大きく、手抜き工事とは言わないまでも、工事の品質に疑問を持つことも少なくありません。
もちろん、きちんとした職人さんに依頼していれば問題ありませんが、そうでない場合も多いので注意が必要です。
ローコスト住宅で家を建てることのデメリット10:建物の形が限られる
一般的に家の形が複雑になればなるほど、家の価格は高くなっていきます。そのためローコスト住宅ではほとんどの場合は、総二階建ての真四角の家となっています。
一般的に、ローコスト住宅では複雑な形の家を選択する事ができません。
ただし、例外もありローコスト住宅でも、L字型やコの字型の建物を採用していることもあります。
ローコスト住宅で家を建てることのデメリット11:デザインに制約がある
ローコスト住宅では一般的な価格で建てられる住宅よりも間取りを含む建物のデザインに、厳しい制約があります。
一般的なローコスト住宅では、できるだけ規格を統一し、同様のサイズの設備機器などを使用することで住宅価格をできるだけ抑えている仕様となっているため、一般的な価格で建てる住宅よりも制約が多いので注意してください。
つまり家族に合わせた住みやすい間取りを検討したい場合には、ローコスト住宅は向かず、不適切となります。
ローコスト住宅で家を建てることのデメリット12:要望に合わせた住宅を建てにくい
ローコスト住宅ではデザインや間取り、サイズなどを規格化する事で、住宅価格を低価格に抑えていますから、当然のことながら一般的な注文住宅のように一人一人のライフスタイルや好みに合わせて家づくりをすることは難しくなります。
多くの場合、部分的な対応をすることはできますが、内容変更をした場合、価格は高くなる傾向にあるので注意が必要です。
また、ローコスト住宅でも注文住宅という形は取られていますが、ローコスト住宅の場合は注文できる範囲は非常に限られています。
ローコスト住宅を建てる上で注意する点
またローコスト住宅を建てる時には、建てるにあたって事前に把握しておかなければならない注意点が多くあります。
ローコスト住宅を建てる上での注意点で代表的なものを下記に記載しておきますので、ローコスト住宅を建てる際の参考にしてください。
ローコスト住宅を建てる時の注意点1:光熱費が高い(ランニングコストが高い)
一般的なローコスト住宅では断熱性をはじめ気密性などの住宅性能を期待することはできません。
理由としては、一般的なローコスト住宅は、原価(材料費)コストを抑えた上で成り立っている住宅のため、家の断熱性を高めるために使われる断熱材の品質に期待できず、さらに施工方法を含む様々な理由から気密性も期待できないことが多いからです(もちろんそうじゃないローコスト住宅もあります)。
そのほか、ローコスト住宅の光熱費が高くかかる理由としては、壁のないオープンプランなど光熱費がかかる間取りになっていることが多いことも主な原因としてあげられます。
家は建ててから終わりではなく、建ててから長く住み続けることになります。光熱費が高くつくということは、長い目で見ると、ローコストで家を建てることのメリットをそこまで感じられなくなるケースもあるので、ランニングコストの面からもよく検討しておく必要があります。
※ただしここでは具体的な内容の明記は避けますが、本当の意味で家の性能を高めるためには、単純に高断熱、高気密の家にすればいいというわけではありません。ただ単に断熱性を高め、気密性を高めるつくりの家づくりをしてしまうと、湿気の多い日本の環境では著しく建物の劣化を早めることになります。
大事なのは調湿する家を建てることです。湿気を吸収し放湿するなど、調湿する家にしないと壁内部に結露が生じるなどし、建物の劣化を早める結果につながりかねません。また、一般的なローコスト住宅のつくりでは、ビニール素材が多用されているため静電気を帯びやすく埃がたまり、ダニの死骸により健康を害する恐れがあります。
ローコスト住宅を建てる時の注意点2:維持費用やメンテナンスに予想外の費用がかかる
ローコスト住宅を建てる際は、アフターフォローには期待しないでください。
上述したように、ローコスト住宅では、費用(コスト)を最大限まで削ることで住宅が建てられています。
そのため、一般的なローコスト住宅で家を建てた場合、建物を維持するためのアフターフォローのことまで十分に検討していない場合がほとんどです。
一般的な価格で建てる住宅の費用をあらゆる手を使い、極限まで費用を抑えたつくりになっているのですから、一般的な住宅のような手厚いアフターフォローは期待しないでください。
また一旦不具合が見つかると、様々な理由により住宅を維持するための費用などメンテナンスにかかる費用が膨らんでいく恐れがるので注意が必要となります。
ローコスト住宅を建てる時の注意点3:表示価格は限界まで安くした価格で設定されている
ほとんどの場合、ローコスト住宅を検討する際に飛び込んでくる広告表示の金額通りに住宅を建てることはできません。
家を建てるには、建物本体工事費、付帯工事費、諸費用の3つの費用が発生しますが、広告に表示されている価格はローコスト住宅をさらに限界まで安くした費用が表示されていることが多くあります。
例えば3つの費用の中でも「建物本体工事価格」のみで表示されていることが多々あり、「付帯工事費」と、「諸費用」は無視された価格で表示されていることがほとんどです。
表示されている価格で建てる場合は、水道、ガス、電気などを引き込む価格が含まれていないこともあり、あくまで「極力無駄を省いた形だけの家の価格」になっていることもあります。
つまり実際に表示価格で家を建てるとなると現実には「住むことのできない家」が出来上がります。
そうした場合は、ローコスト住宅のさらにローコスト「最安値」で表示されているため、実際に住むことを想定した場合、追加費用が必要になることが多いのが現実です。
標準装備となる住宅設備機器もグレードの低い、極限まで安い状態のものを建築予算に組み込んでいるため、使い勝手が思わしくない設備機器である可能性が高く、また標準仕様の価格では変更できる点も限られています。
つまり、付帯工事費と諸費用を価格に組み込んでいないことがほとんどで、それらを追加すると一般住宅よりは安いにせよ、割りに合わない価格になることがありますので注意してください。
ローコスト住宅を建てる時の注意点4:オプションを追加すると結局同じような価格になる
ローコスト住宅では、シンプルなつくりであることが多いですが、オプションでグレードをあげると、一般的な住宅よりも価格が跳ね上がりやすい傾向にあります。
そのため、オプションを追加しすぎると、ローコスト住宅のはずが結局は普通の住宅と価格が変わらなくなってしまうこともあるので注意してください。
ローココスト住宅を建てる時の注意点5:住宅寿命が短い
ローコスト住宅は一般的な住宅よりも家の寿命が短いのが一般的です。
理由としては、家を建てるために使われている建築資材(接着剤などを含む)の問題もありますが、一般的な見解として工事の品質にも期待することができないためです。
家は設計はもちろんのこと、家を建てるために使われる建築資材、工事の品質により、家の性能が大きく変わりますが、どんなに設計が良くても、その他の要素の品質が悪いと建ててしばらくしてから必ず徐々に不具合が出てきます。
【家の性能を大きく左右する要素】
1:設計
2:建築資材
3:工事の品質
※家は上記の3つが揃ってはじめて品質の良い家になります
ローコスト住宅の場合は設計をどんなに頑張っても、設計以外のその他の2つの品質が伴わないため一般的な住宅よりも品質は期待できません。
日本の一般的な住宅環境に住んだ場合、ローコスト住宅では、およそ5年程度を目処に徐々に不具合が見られ始め、一旦不具合が出始めるとその他の部分にまでどんどん被害が広がっていく恐れがあります(もちろん例外もあり、全てのローコスト住宅がそうではありません)。
また一般的なローコスト住宅は中古で売りに出そうとしても、値段がなかなかつきづらいことも事前に把握しておく必要があります。
※2020年には「住宅の省エネ基準の義務化」が施行される予定となっており、省エネ基準に即した住宅を建てないと住宅の資産価値が激減します。つまり、ローコスト住宅が施行される省エネ基準に則っていない場合は、売却が難しくなります。
「改正省エネルギー基準」について詳しくは国土交通省の「省エネルギー基準改正の概要」をご覧ください。
また国土交通省の省エネ法に関するページ「住宅:建築物省エネ法のページ – 国土交通省」も合わせてご確認ください。
ローコスト住宅を建てる時の注意点6:家に使用されている建材や接着剤に注意する(VOCなど)
ローコスト住宅では使用されている建材の品質はもちろん接着剤にも注意する必要があります。
つまり、ローコスト住宅で建てられる際に使われている接着剤の多くは安価であるがゆえに国が指定している基準値はクリアしているものの、VOC(揮発性有機化合物)濃度が高い数値になっている場合があります。
接着剤は、合板、集成材に使われる木工ボンド、グラスウール、クロスなど住宅のあらゆるところで使われています。
その他、畳にも注意が必要で、自然素材である畳を使用していた場合「防虫処理」が義務付けられていますが、使用される薬剤は規制されていないため、人体に有害な問題のある化学物質が使われていることもあります。
使用されている接着剤などの品質が悪いとVOC(揮発性有機化合物)などにより、シックハウス症候群を引き起こすこともあるので、健康に被害を及ぼす可能性があります。
・VOC(揮発性有機化合物)について
VOCとは大気中で気体となる化合物の総称のことを言います。
VOCは建築材料の塗料をはじめ、接着剤などに含まれており、家が建てられた後に気温、湿度などの変化によって室内へ発散されます。特に室温、湿度ともに高い夏場には発散が高くなります。室内へ発散されたVOCは人体に有害な気体として健康に害を及ぼす恐れがあります。
人体に害を及ぼすVOCには、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン、テトラドカン、フタル酸-n-ブチル、フタル酸-2-ジエチルヘキシル、パラジクロロベンゼン、ダイアジノン、フェルブルカルブ、クロピルホスの13種類があります。
このうち厚生労働省などのガイドラインで規制している化学物質はホルムアルデヒドとクロルビルホスの2種類のみとなっています。
つまりその他人体に有害な11種類のVOCについては現在のところ無規制ですので国の基準値をクリアしていたとしても、健康に影響がないとは言い切れず注意を払う必要があります。
ローコスト住宅を建てる時の注意点7:換気がしっかりと計算されているか注意する
ローコスト住宅では換気の性能面が期待できない場合が多い印象を受けます。
換気をしっかりと検討しないと、湿気がたまりカビや結露などが生じ、住宅の寿命を縮めることになりかねません。また換気が悪いと、室内の空気が淀み、カビやダニなどが発生し、健康にまで被害を及ぼす恐れがあります。
換気の目的は汚れた空気を屋外に排出し、新鮮な空気を室内に取り入れることです。室内から室外へ排出する空気を「排気」と言い、室外から室内に取り入れる空気を「給気」と言いますが、送風機を使い「機械換気」をしたり、機械を使わずに換気を行う「自然換気」などの方法があります。
また、機械換気の場合は第一種換気方式から第三種換気方式までありそれぞれの換気の方法に特徴があります。
・第一種換気:排気と給気の両方を換気扇などの機械に頼る方法です。機械により強制的に換気を行う事ができるので空気の流れをコントロールしやすく、ランニングコストはかかるものの、安定した換気を行う事ができます
・第二種換気:排気は自然換気により行い、給気は機械で行う方式で、自然換気と機械換気を組み合わせた方法です。第二種換気は住宅にはほとんど用いられることはありません。
・第三種換気:排気を機械に頼り、給気は自然換気によって行う方式で、機械換気と自然換気を組み合わせた方法です。
換気がしっかりと計算されていない場合、冷暖房効率はもちろん、長期的にみて健康に害を及ぼす家が出来上がってしまう恐れがあるので注意が必要です。
例えば建材に使われいる接着剤などからのVOC(揮発性有機化合物)の排出量が多い建材を使っている場合など、換気が悪いと室内に悪い空気が溜まることでシックハウス症候群を起こしやすくなってしまいます。
ローコスト住宅を建てる時の注意点8:仮契約をしないとプランを作成してもらえない事がある
ローコスト住宅メーカーの中には、仮契約の後でないとプランを作成してもらえない住宅会社もあります。
プラン作成を依頼してから、予算など様々な兼ね合いで複数社と競合して住宅会社は選択されますが、そこには人件費などのコストが発生しています。
プラン作成までしたのに契約に至らないと、無駄な経費(労力と費用)がかかってしまうため、その経費さえも削る事で安い価格を保っている事があります。
たとえ仮契約であっても、法的拘束力が発生するため軽い気持ちで安易に契約をすることはできません。
もしもそのような住宅会社を選択される場合は、よく検討してから決めなければ後で後悔することになります。
ローコスト住宅を建てる時の注意点9:建ててから後悔することがある
ローコスト住宅の一番の売りはやはり圧倒的な低価格にあります。
どの程度の価格帯までをローコスト住宅というのかは判断が難しいところですが、ローコスト住宅を建てる方は、資金的な理由によりどこかで妥協をしてしまっている方が多い印象を受けます。
もちろん全てのローコスト住宅を建てることを希望されている全ての方がそうだとは限りませんが、一般的な見解としてそのように思います。
そのため、建てた当初は良いと思っていても建てて数年して住み始めから後悔する方も多いことが現実としてあります。
ローコスト住宅を検討する際は、価格だけで判断するのではなく、以上で挙げたようなデメリットや問題点、注意点をしっかりと把握してから納得の上で建ててください。
ローコスト住宅を建てるために必要な資料や、住宅カタログなどは下記で一括請求することができますので、ローコスト住宅を検討している方は一度取り寄せて、検討してみることをお勧めします。
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まとめ:ローコスト住宅が安い理由と注意点
ここでお話ししたのはあくまでローコスト住宅の一般論の話です。
住宅会社の中にはコストを下げる様々な工夫を施すことで、住宅の品質を保ったままローコスト住宅を実現している住宅会社もあります。
もちろんそういった努力をされている住宅会社も基本的なローコスト住宅の建て方に変わりはありません。今回お話しした4つの費用のうち、どこかで費用を削り、コストを下げることでローコストを実現しています。
どのような価格でもそうですが、ものの価格には適正価格があり、一般的に流通しているものの価格と大きく乖離(かいり)している場合、どこかしらで無理をしています。
住宅も同じように、どこかしらを削りコストを下げることでローコスト住宅が実現できています。そうしたことを忘れてしまうと本質が見えてこないことが多々ありますので注意してください。
その他、家を安く建てる方法
家を安く建てる方法は何もローコスト住宅が全てではありません。
ローコスト住宅とは言わないまでも、住宅会社選びを始め、様々な方法で家を安く建てることができます。
もしもご希望の予算内で建てられる家を探されているのでしたら、家づくりのプロのアドバイザーに一度相談してみることも一つの判断です。
家は一生に一度の買い物ですから、資金面で選ぶことも大事ですが、しっかりとした情報をもとに後悔のない家づくりをされることが何よりも大事です。
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はじめての家づくりでは誰でも不安が伴います。
普段触れることのない、専門用語も多いので家づくりを進める上で疑問点もたくさん出てくるかと思います。
注文住宅相談センターでは、注文住宅での家づくりで出てくる疑問点や悩みなどを家づくりのプロのアドバイザーが解消し、プロのアドバイザーに相談しながら家づくりを進めて頂くことができます。また最終的に、プロのアドバイザーからみた、ご希望の注文住宅を建てるのに最適な住宅会社を紹介してくれます。
当サイトから申し込み、紹介された住宅会社との契約に至った場合はお祝い金として10万円受け取って頂くことができますので、家づくりの資金としてご活用ください。
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※利用する際は、必ずWEBから相談日時を指定するようにしてください。
また住宅会社の提案内容から注文住宅での家づくりを検討されている方は、一括見積もりサービスを利用するといいでしょう。
提案内容は一つではありません。同じ内容のプランで依頼しても、依頼する住宅会社によって間取りなどの提案内容はもちろん、家の見積もりで提示される費用(金額)も大きく違います。
より自分たちが住む家のプランを汲み取ってもらえる住宅会社はどこなのだろうか、より予算に近い家づくりをしてくれる住宅会社はどこなのだろうかと悩んでいる方は一度利用してみるといいでしょう。
家の価格はもちろん、複数の住宅会社に同じ内容で一気にプランを依頼して、一括して見積もりを受け取ることができます。
複数の住宅会社から提案された内容を十分に比較して家づくりを進める方法で家づくりを進めると、ローコスト住宅よりも多少金額が高くなったとしても、結果的に建ててから満足度の高い家を建てることができると思います。
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【提案力から住宅会社を選びたい】
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同じ要望でも、住宅会社によって提案される内容の違いを感じて頂くことができると思います。
その上で、提案内容の違いから、内容を比較し、本当に最適な住宅会社を選んで頂くことができます。
プロのアドバイザーはつきませんが、それぞれの住宅会社から受ける提案内容の違いを比較しながら家づくりを進めて頂くことができるので、本当に納得のいく失敗しない家づくりを進めて頂くことができると思います。
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予算内でいい家を安く建てるために知っておいて欲しいこと
予算内で、いい家を安く建てるために知っておいて欲しいことが、実は、3つあります。
ここでは、いい家を安く建てるために知っておきたい3つの記事をご紹介します。
1:予算内でいい家を建てるための7つの基本
注文住宅では、ほとんどの場合、当初の予算をオーバーします。
予算をオーバーする原因は様々ですが、打ち合わせを重ね、プランを進めてしまうと、一度プランを白紙に戻さないと引き返すことができなくなるなど、後戻りができなくなってしまうケースもあります。
もちろんプランを白紙に戻した際は、余計なコストがかかることは言うまでもありません
ですから、家を検討しはじめた、早い段階で依頼する側が、最低限の家を安く建てるための基本やコツを知っておき、しっかりとコストをコントロールをする必要があります。
また、何も知らずに依頼先の住宅会社と契約をかわしてしまうと、依頼先の住宅会社では希望している家が建てられないということが、家づくりのプランを進めてからはじめてわかり、納得しないままに家づくりを進めなくてはならないこともあるので、契約をする前にベースとして持っておきたい知識があります。
下記の記事では、家の価格の決まり方の話や、家のコストを決定づける要因やコストダウンの基本などについてお話ししていますので、参考にしていただき、予算内でいい家を安く建ててください。
2:注文住宅を予算内におさめるために知っておきたい家の形の話
家には、お金がかかる家の形と、お金がかからない家の形があります。
また家の形次第で、間取りに制限がかかるなど、暮らしやすさが大きく左右されたり、長期間住むことで建物がダメージを受ける部分が違うためメンテナンスにかかる費用(維持費用)が変わってきたり、家の形によるメリットやデメリットが少なからずあります。
特に角の多い家は、注意が必要で、角が一箇所増えるにつれて、見積もり金額に10万円から20万円の金額差が生まれます。
下記の記事では、お金のかかる家とお金のかからない家の形の違いについてお伝えすると同時に、どのような家の形はコストが上がるかなどの例も載せておきますので、注文住宅で家づくりを検討しはじめたら、長い目で、家の形にも注意して家づくりを進めていくことをお勧めします。
家の形については下記の記事を参考にしてください。
>>>家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い
3:無料でもらえる住宅カタログを使って理想の家を建てる方法
注文住宅での、家づくりは情報を集めるところからスタートします。
そして、最終的に、いい家を建てられるかどうかの大きな分かれ目は、依頼先選びで決まると言っても過言ではありません。
実際、同じようなプランでも、依頼先によって見積もり金額に違いが生まれますし、予算の違いだけではなく、同じ要望でも依頼先次第で提案されるプランも違ったり、できることやできないことも違い、さらには工事の良し悪しも変わってきます。
だからこそ、失敗のない注文住宅を建てる上では、各社をしっかりと比較し、しっかりと検討してから依頼先を決める必要があります。
依頼先選びで、各社を比較検討をするためには、住宅カタログを利用すると便利ですが、各社のカタログを読み解く上で、押さえておきたいポイントなどがあります。
下記の記事では、無料で住宅カタログを取り寄せて、住宅カタログの見るべきポイントや、押さえたいポイント、住宅カタログを使いこなして賢く家を建てるポイントなどについて書いておりますのでぜひ、参考にして家づくりを進めていってください。
>>>無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ
以上、参考にして家づくりを進めてください。