Fusionnerとはフランス語で「溶け込む」を意味する言葉で日本語読みすると「フュージョネ」と読みます。
今回紹介するFusionner1.0-浮遊する滴の孔は、非常に面白い空間デザインとなっており、膜の穴をもぐったり、ときどき顔を出してみたりすることで、様々な景色を見ることが出来る、非常にユニークなつくりとなっています。
上の写真がFusionner1.0-浮遊する滴の孔。膜の合間に大小様々に空けられた孔。その隙間を光が通り抜けることで光の濃淡を他の膜へと移し込み様々な味わいをかもし出します。
こちらは膜の最下部。
中間層。
そしてこちらは最上層。
実際に人が集まるとこんな感じ。
孔から孔へと移動したり留まったりすることで、新たな人、モノとの出会い、コミュニケーション・アクティビティを誘発させる体感型の空間となっているようです。
空間に膜を張っただけなのにそれまでいた空間とはガラッと変わります。
なんだか、違う世界にでも来てしまったかのよう。
このデザインは堀内功太郎氏のデザインで堀内功太郎展2014で発表されたものです。
空間が活き活きとしています。
色を変えるとこんなにも幻想的な空間に変わります。
みんなで体育座りをして、講義をしている様子。
座っても楽しい、立ってもまた楽しい。
みんな中間層からのぞいています。
図面です。
膜は真横に伸びている訳ではなく若干斜めになっているようですね。
建築展覧会のインスタレーションとしてデザインされたようですが、一度この空間を体験してみたい・・・そんな気にさせてくれる見事な空間デザインです。
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▼参考:
Fusionner1.0-浮遊する滴の孔 | KOTARO HORIUCHI | ー