非常にユニークなアイデアの器のご紹介です。
今回紹介する器は、お猪口を積み重ねていったような形をした酒器セットとなっています。
上のラフスケッチを見て頂ければ大体の概要はわかるようになっていますが、左から60mlの器、102mlの器、188mlの器、230mlの器となっており、積み重ねられた器によって器のサイズがわかるようになっています。
左から1段で「お猪口(ちょこ)」、2段で「ぐい呑み」、4段で「タンブラー」と、お酒の種類や飲みかたに応じてサイズが異なっており、5段のものは小さな注ぎ口がついた「徳利(とっくり)」となっています。
同じ基本形状をしているため、使わないときにはお互いを積み重ねておくことができたり、徳利(とっくり)の上にお猪口(ちょこ)を重ねることでフタの役目を果たしたりすることができます。
積み重ねられた器の数により少しずつお酒の嗜み方が違うと言うところが非常にユニークです。
こちらは5段の徳利(とっくり)がついているものにお猪口のタイプを積み重ねたもの。使わないときは上の写真のように積み重ねておくことが出来ます。
とっとっとっとお猪口にお酒をついでいる様子。なんだか奇妙な光景にさえうつります。
このデザインは佐藤オオキ氏率いるnendoによるもの。なかなか面白いデザインのお猪口や徳利(とっくり)だと思います。
▼参考:
stack-sake set | nendo(http://www.nendo.jp/jp/works/stack-sake-set/?release)