まるで鳥の巣のようなソファーがあります。
名前は「Boa」といい、ソファーではあるのですが、座ったり、身を埋めたりまた横になったりすることが想定されて創られているため、使い方はあなた次第。
中でも一般的なソファーでは決して使用することが出来ない方法、「身を埋める」使い方ができるのはこのソファーだけの醍醐味です。
上の写真が身を埋めることの出来るソファー「Boa」です。一般的なソファーと違い、フレームもなく約１２０メートルの太い管のような形状のビロードの中に、ポリウレタンチップとグーズダウンを中に敷き詰めて編み込むことでこの形が構成されています。
また大きなソファーなので、同時に４人がこのソファーを使うことができるようです。
ソファーのようにみえませんが、きちんとしたソファーであるこの「Boa」は座る人に前進を包み込むような優しい座り心地を許してくれます。
実は、このソファー「Boa」は細長い管のビロードで構成されているため隙間があり、その隙間に身を沈めるように使うことができます。
写真の女性のように細長い管のビロードの隙間に体をすっと入れることでまるでソファーに包まれているかのような気分を感じることが出来ます。
まるで鳥の巣のようでさえあります。
こちらの色合いだと、さらに鳥の巣の中にいるような気分をあじわることができるかもしれません。
素材部分をアップしてみるとこんな感じ。１２０mもの長さのビロードがしっかりと編み込まれていることが確認できます。
大きさは２種類あるようです。
横３００センチメートル、高さ６５センチメートル、幅１６０センチメートルのものと、横３５５センチメートル、高さ６５センチメートル、幅１９０センチメートルの２種類の展開。
ちなみに、このソファー「Boa」をデザインしたのはブラジル人デザイナーの２人組ユニットFernando and Humberto Campana氏。２００２年にイタリアの家具メーカーEDRAで発表されたものです。
実際に成人男性が２人通常のソファーとしての使い方で座るとこんな感じ。体格のいい男性２人が座ってもゆったりと幅をとることができます。
上の写真のように成人男性２人が横になって使用しても余裕があります。足を太い管のビロードに入れながら寝るととても寝心地がよさそうです。
こうして大自然の中に置くと、その姿は本当に巨大な鳥の巣のよう。
こういったデザインのソファーは一般にはあまり出回らないからこそ、見付けたときや座ったときその感動は計り知れないものがあります。
今後も素敵なデザインのソファーをONE PROJECTではお伝えしていこうと思っています。
▼参考：（外部サイト）
・EDRA
・BOA
・Boà Sofa By Fernando And Humberto Campana » DecoJournal（http://decojournal.com/boa-sofa-by-fernando-and-humberto-campana/）
・Campana brothers and design from Brasil | Fernando and Humberto Campana | Experimenta（https://www.experimenta.es/en/in-depth/hermanos-campana-la-fragancia-del-diseno-de-brasil-3797/）
