リサイクル品で出来たものは世の中にたくさんありますが、まさか役目を終えた後のティーカップをリサイクルする発想を持つ人はそう多くないと思います。
それもそのままの形をとどめたままで、新しい役目を与える。素晴らしい発想だと思います。
今回紹介するティーカップは器という役目を終え、見事に照明としての新しい役割を与えられたアンティーク感漂うティーカップです。
そして上の写真が新しい役目を与えられたティーカップ「Electric Mavis luminare」です。ソーサーとティーカップがひとつになり逆さまにして吊るされているだけなのですがなぜか、今までみたことのない新しい照明のようにさえ感じませんか。
この逆さまに吊るされたティーカップの中心部にはライトが備え付けられており、その中からほんのりと灯りがあたりを明るく照らします。
このアイデアはどんなティーカップにも応用が可能。あなたの身近にある思い出の品であるティーカップに、こんな風にして新しい役割を与えてあげるのも十分アリかもしれません。
薄い器を使えば中のライトがティーカップを透過し鮮やかな模様を浮かび上がらせます。また器の組み合わせ次第で、自分の好きなように色とりどりの照明をつくることも可能。
そう考えると、無限大の可能性を感じる照明だと思いませんか。
近くでアップしてみてみるとその美しさに思わずうっとり。必要のなくなったものはこうやってリサイクルして使う。
モノを大事にすることで様々な発想が生まれ、それがひとつの素晴らしいアイデアとなる。
もしかしたら、捨てると言う行為は、そのモノの価値がなくなったのではなく私たちの想像力が欠如してしまったためにうまれてくるのかもしれません。
私たちの生活は便利になる一方で、何か大事なことを忘れてしまった・・・そんなことをふと考えてしまいます。
ティーカップに刻まれたサクラ模様がとても鮮やか。
リサイクルして、そのものに新しい役割や命を与える。これは、私たちが今後生きていく上で非常に大事なことのひとつなのではないかと感じます。
これからは、必要なくなったものをすぐに捨ててしまうのではなく、新しい役割を与えることができないか・・・ちょっとだけ立ち止まり考えてみるのも良いかもしれません。
今回のような素晴らしいアイデアが出ることを祈りながら・・・。
デザイン:lighting
▼参考:(外部サイト)
Gorgeous Enlighting Cups of Tea