フランスのパリで、自然に囲まれながら無料でWi-Fiを提供する休憩所を設置する試みが行われています。
こういったまちづくりが広がれば、カフェに入ることなく、外出先の緑豊かな公園で、休憩がてら仕事の添付書類を送るなんていうことが実現できるようになります。
屋根には、ちょっとした自然豊かな庭園が生い茂っており、「自然」と共生する新しいタイプの都市づくりを感じさせます。
屋根の上の庭園は、直射日光や、雨をしのぐという利便性も含んでいるようです。
最近では東京都でもよくみかけるようになりましたが、スマートフォンの形をした大型のディスプレイでは町の情報を検索できるようです。
備え付けの椅子には、テーブルもついており、こんなカタチでパソコンをサクサクと利用できます。さらにそれだけではなくなんと電源も供給できる仕組みになっています。
これにより、電源の心配をすることなく、充電をしながら快適に電子メールや仕事の書類などをまとめることができるというわけです。すばらしい。
まちに溶け込むその外観もおしゃれですが、様々な機能がつまっており、デジタルライフをより快適に過ごすことができそうです。
この案は公園だけではなく、バス停など様々な公共施設で応用できそうですね。
この施設の名称は「Escal Numérique」。フランス語で「デジタルな休憩所」という意味です。まさしくデジタルな未来を感じさせる公共施設ですね。
この施設はまちづくりに関わるコンペに優勝することで、実現されました。そんなコンペで優勝し、見事実現に漕ぎ着けたこの施設をデザインしたのはデザイナーのMathieu Lehanneurさん。Mathieuさんにとって、はじめて採用された案だということです。
椅子は頑丈なコンクリートで覆われています。
手軽に座ることの出来る設計は、待ち合わせなどのちょっとした時間にも大活躍しそうですね。
備え付けのテーブルをアップしました。見事な丸テーブルです。
地面に近い部分の木のぬくもりと、コンクリートの硬い質感が非常にマッチしていますね。
日本でもこのような公園が増えたら良いと思いませんか。海外ではスタバを代表するカフェで無料Wi-Fiが解放されている場所が多いのですが、日本ではフリーWi-Fiといっても様々な事情からキャリアによって縛りがあり、本当の意味での無料とはなっていません。
そう言った意味でも、これだけスマートフォンが世界的に普及しているのにも関わらず、海外からの旅行客にとっては厳しい現実が待ち構えています。
電源を供給するコンセントがみえます。う〜ん、快適そうです。
女性が何かをメモしています。
ちょこっとした、休憩に大活躍しそうなこのデジタル休憩スポット。公共施設を利用したデジタル文化に遅れをとっている日本でも普及してほしいものです。