イラストレーターのGuido Daniele(グッド・ダニエル)氏によって描かれたのは想像を絶するほどリアルなハンドペインティング。
これから紹介するハンドペインティングはすべて1990年に彼自身の手によって開発されたボディ塗装技術のひとつであるエアーブラシを使い描かれているそうです。彼の仕事は、いまや広告映像やCMの枠を飛び越え、ファッションイベントや展示会にまで及ぶそうです。
それでは、広告会社との共同作業で出来上がった見事なハンドペインティングの数々。とくとご覧あれ。
こちらは手にワニを描いたハンドペインティングです。ワニのゴツゴツとした皮膚を見事にボディペインティングの技術で表現しています。
描き方が非常に細かく、こうしてみると本物のワニそのものにみえます。
こちらは鷲(ワシ)のハンドペインティングです。鷲(ワシ)のくちばしのぶぶんがちょうど手の先によって表現されています。
あのするどい鷲(ワシ)がこんな風にボディペインティングの技術によって繊細に表現されています。鷲(ワシ)の羽のひとつひとつも見事に表現されています。
それにしてもあの鷲(ワシ)の鋭い目つき。このまま飛びかかってきそうなほど。
こちらはゾウ。ゾウの牙までボディペインティングの技術によって表現されています。手そのものにある、シワをぞうの表面のしわになぞらえ、そのものの質感を見事に表現しているハンドペインティングと言えるでしょう。
この絶妙な角度も素晴らしい。どうやってこんなものを表現しているのでしょうか。
これはヒョウです、一点をみつめるハンドペインティングによって描かれたヒョウ。その先に見据えるものは獲物の姿でしょうか。
ヒョウの表面にはえている毛の質感も見事に表現されており、模様までもが本物のヒョウのように描かれています。
こちらはオオハシのハンドペインティングです。オオハシの持つあの独特な大きなくちばしを手をコの字にすることで見事に表現しています。
どのハンドペインティングにも言えることですが、それぞれの手に描かれた表面の質感も素晴らしい。
先ほどのオオハシが携帯電話をくちばしでくわえようとしている図です。
ユニークです。
今度はシマウマです。手のひらに描くことによってシマウマを見事に表現しています。親指の部分が耳として描かれています。
ちょうど人差し指の付け根の部分には、本物と見間違えるかのような目がハンドペインティングされています。
つづいて蛇です。このままくわっと飛びかかってきそうな感じです。蛇が腕時計ならぬ首時計をしている姿が滑稽でまた面白いデザインですね。
こちらは珊瑚と魚。珊瑚は美しいですが、さすがに魚は無理があるような気がします。
こちらはオオトカゲでしょうか。携帯電話を狙っています。樹木もハンドペインティングで描かれており、非常に幻想的な世界として描き出されています。
こちらは蛇でしょうか、それとも龍?
どんな動物だかはわかりませんがその躍動感は本物です。
こちらは世界遺産ストーンヘンジです。ストーンヘンジのあの石のゴツゴツとした質感が腕に描かれたハンドペインティングとして見事に表現されていますね。
インディアンのブーメランを思わせるハンドペインティング。お互いのブーメランが真ん中のアメリカ合衆国最大手の電話会社AT&T社の携帯電話にぶつかり合っています。
こちらはインドゾウのハンドペインティング。手の毛穴がインドゾウの皮膚を上手にもしていますね。
ロシア、モスクワにある世界的有名な建造物、聖ワシリイ大聖堂のハンドペインティングです。あのタマネギ型の建物がこんな風に表現されるとは・・・
こちらは海賊船のような、もしくは海の大きな生き物のようなハンドペインティングです。実はこれ海の波までもがボディペインティングの技術によって描かれているの、気がつきました?
砂漠と砂漠に生える木をハンドペインティングで表現しています。もちろん砂漠や木、そのすべてがハンドペインティングで表現されています。
古代遺跡のようなハンドペインティング。
唐辛子でさえもこんなふうにハンドペインティングで表現されています。
こちらは鯉・・・でしょうか。魚になるとどうも、雑になってしまう気がします。
これは遺跡?ちょっとわかりづらいですが、すごいことには違いありません。
久しぶりに登場。実に見事な動物なハンドペインティング。
イギリスの兵隊さんがかぶっている熊の毛皮の帽子です。
コケコッコーと声が聞こえてきそうなニワトリのハンドペインティング。
ハンドペインティングによって描かれた、ちょっといびつなパンダが小さな子供のようにそっと木から顔をのぞかせています。
こちらはハンドペインティングによって描かれた馬です。
キリン。ある意味怖いです。
ヒョウです。上で紹介したものとは違い、今度は左向きで表現されています。
今にも空を駆け巡る勢いです。
見事ですね・・・動物を描くのがとても上手です。
動物を描かせたら右に出るものはいない・・・そう感じます。 どんな動物でさえもこの人の手にかかればハンドペインティングとしてリアルに描かれてしまいます。
最後のしめに、いびつな哀愁がただようパンダ単体を。
動物を描かせたら間違いないと、最後にあげておいて落とす。いや〜それにしてもこのパンダはひどいです。きちんと顔がリアルに描かれているだけにいびつな形がちょっと残念なパンダです。
なんてことを言ったらおこられちゃいそうですね。
公式ページ:Guido Daniele | Art(http://www.guidodaniele.com)
▼参考:
DESIGN FETISH: Incredible Hand Paintings by Guido Daniele(http://www.designfetish.org/2010/10/incredible-hand-paintings-by-guido.html)