ONE PROJECTでは、様々な国際大会で輝かしい受賞歴を持つバルーンアーティストの細貝里恵とヴィジュアル・コミュニケーションを生業とするアートディレクター河田孝志氏がタッグを組んだDaisy Balloon(デイジーバルーン)を紹介してきました。
以前の記事:数千個の風船で創った独創的バルーンアート。細貝理恵&河田孝志のDaisy Balloon(デイジーバルーン)バルーンドレス | ONE PROJECT
しかし、日本には他にも素晴らしいバルーンアートを創り上げることで国際的に有名なアーティストがいます。
その一人が着物の繊細な質感を見事に表現した着物のバルーンドレスをつくりあげ、バルーンアートの世界大会「WBC 2012 ~ ワールドバルーンコンベンション 2012 ~」で優勝した経歴を持つ山北由香氏です。
その作品はもはやバルーンで出来たとは思えないほど詳細に創り込まれており、命の短いバルーンであることが非常に惜しまれる作品となっています。
上の写真が噂の着物のバルーンドレス。バルーン(風船)を使いその繊細な日本独特の文化である着物を見事につくりあげています。
世界大会で優勝したというのも誰もが頷ける素晴らしい作品です。
山北由香氏の公式ホームページには以下のような記載があります。
バルーンファッションコンペティションのテーマであるAround the worldから世界中で着られている純白のウェディングドレスと日本の伝統文化である着物を融合させた新しいウェディングドレスのスタイルを創り出したいという想いから生まれた ”Kimono Dress”このたび、世界一のバルーンドレスとして認められました。
会場となったアメリカ合衆国テキサス州北部にある都市ダラスには世界47か国から625人のバルーンアーティストが参加したようです。
山北由香氏はその中のバルーンドレス部門で見事に優勝に輝いたのだそう。
後ろから見てもそのバルーンとは思えないほどの創り込みに脱帽してしまいます。日本古来の着物というか、何か新しい表現で生み出された新しい形の衣服のようにみえます。
いったいどうやって、こんな素敵なバルーンドレスを創っているのでしょうか。その制作過程が非常に気になります。
これは実際の着用写真。着用するとまるで天使のようにさえみえます。
こちらが前からみたときの写真。姿形は着物なのにふわふわとしている所が不思議と観る人の目を惹きつけます。
こちらは青いバルーン(風船)で創った着物のバルーンドレス。何と言うか、一般的な着物とは違う衣服になっています。
着物と一般的な洋服との中間の存在のような・・・不思議なオーラを感じさせます。
これはもしかしたら保存方法さえみつかれば、新しい洋服として世の中に普及することがあるかもしれません。
後ろから見てもその美しさに思わず見とれてしまいます。
帯もフワフワとまるで天使のような趣をかもし出しています。
こちらは横から見た着物のバルーンドレス。
その整合性は素晴らしい。
しっかりと着物のバルーンドレスの帯には模様が刻まれています。
出来ることなら一度着用してみたい。
一体どんな着心地がするのでしょうか。
隅から隅まで見事なまでにバルーンです。
素晴らしい。
こちらはバルーンドレス。風船で出来たドレスも非常に素晴らしいです。
なんとフリフリのフリルまでも見事に風船で再現されています。黒色の縁がものすごく印象的なドレスですね。
もはやバルーンで出来ているとは思えません。
風船ならではの少し透明感のある色合いが印象的ですね。
一体ひとつのドレスをつくるのに、どれくらいの期間、そしてどれくらいの風船を使用するのでしょうか。
こちらはピンク色のドレス。バルーンドレスはその姿形からか、女性の美しさをさらにアップさせるドレスのような気がします。
かわいらしいピンク色のフリフリのドレス。
結婚式で持ち込みが可能ならば、こういったドレスを持ち込むのもありかもしれません。
お色直しでこのウエディングドレスを着て登場したら、きっとゲストは驚くに違い在りません。
もう美しいとしか言葉が出ません。その他の作品は山北由香さんのオフィシャルホームページにてご覧頂けますので、興味がある人は是非、ご覧になってみてください。
どの作品も風船(バルーン)とは思えないほど素晴らしい作品となっています。
山北由香オフィシャルページ:バルーンアーティスト山北由香オフィシャルサイト
山北由香オフィシャルブログ:balloonな毎日