RON ARAD(ロン・アラッド)といえばブックワームを代表とした作品で、世界的に有名なデザイナーの一人ですが、そのRON ARAD(ロン・アラッド)が、新たに誰もが思いつかないほど奇抜なデザインの自転車を発明しました。
形は一般的な自転車のそれと同じなのですが、ホイールの部分が実に精巧にできており、一風変わった素材で出来た、ほどよい弾力につつまれながら走ることができるホイールとなっています。
なんとこのホイール。一般的な自転車のホイールと違い、すべてスチールで出来ています。適度に柔らかく、しなやかにスチール素材を曲げそれを放射線状に繋ぎあわせることでひとつのタイヤとして機能しています。
放射線状に繋ぎあわされたスチールの数は18個。花が開いたかのように美しい形状のタイヤとなっています。
自然な弾力のあるスチールを利用することでクッション性にすぐれ、スムーズに走らせることができるようです。
自転車にホイールをつけるとこんなデザインに。近未来的な感じがする自転車ですね。一般的な感覚からすると、これが道を走ることができるとはどうしても思えません。
でも、本当に道を走ることが出来ます。自転車が動いている動画をみる限り、ほどよい弾力でスムーズに走ることができるようです。
ご覧の通り、ホイールすべてがスチール(鋼)で出来ています。
一般的に公道を走っている自転車はハブ、車軸、ベアリング、スポーク、チューブ、ゴム製タイヤなどを含む、多くの異なった部品や材料から構成されていることを考えるとスチールだけで構成されている、ということがどれだけ常識はずれなのか容易く理解できます。
こうしてみると自転車Two Nuns Bicycleのホイールが本当に花開いているかのようにみえます。見た目も美しい自転車です。
RON ARAD(ロン・アラッド)氏が自転車Two Nuns Bicycleを片手で掲げています。一般的な自転車と比べてホイールは大きめにつくられているそうです。
こちらが自転車Two Nuns Bicycleを置いたときの状態。超カッコいいですね。こんな自転車を乗り回していたら注目の的になること間違いなしです。
Two Nuns Bicycleが実際に走る様子は以下の動画でご覧頂けます。
ついでにもう一本用意しました。こちらの動画もいい感じです。
動画をみたところ、自転車に普通に乗れていますね。また肩にのせ持ち運んでいる姿を見る限り、それほど重くはないのかもしれません。
デザイナーRON ARAD(ロン・アラッド)の公式ホームページはこちら:Ron Arad – home(http://www.ronarad.co.uk)
▼参考:(外部リンク)
ron arad: two nuns sprung steel wheel bike
Ron-Arad-Designed Bicycle with Spring Steel Wheels Up for Auction – Core77
Soft-Ride Bike Has Steel Tires, And You Can Ride It Now | Co.Design: business + innovation + design