息を飲むとはこういうことを言うのかもしれません。
爪楊枝を十万本も利用し、ひとつの巨大な作品をつくりあげた男がいます。その男の名前はMeet Scott Weaver氏。10万本という本数はさることながら、その中をピンポンが通るという非常に面白い作品となっています。
どうですか。このスケール。でも、これはまだほんの一部。これをみるだけでも、ひとつひとつ入念につくり込まれているのがわかります。
Meet Scott Weaver氏が爪楊枝を使った作品をつくりあげたのは1968年、なんと8歳の頃だそう。初めてつくった爪楊枝の作品は2〜4フィートの大きさのものだったそうです。
その後爪楊枝を使った作品をつくり続け、その集大成とも言える作品が今ご紹介している「Rolling Through the Bay」だそうです。
一本一本の爪楊枝を使い、丁寧に組み立てて行く。この作品を完成させるまでにおよそ3000時間を費やしたそうです。
しかもこの爪楊枝で出来た要塞「Rolling Through the Bay」は、隙間をピンポンが通ります。その様子は後の動画でご覧頂けるので是非、一度ご覧下さい。
ピンポンが転がるその様は美しく、素晴らしいの一言に尽きます。
こちらは風車でしょうか。とても爪楊枝で出来ているとは思えません
こちらは戦艦でしょうか。つくりが非常に細かい・・・。
よくこんな壮大な作品を思いついたものです。いろんなものが混じり、一見すると、統一性がないものばかりですが、それが見事に絡み合って、ひとつの作品として昇華されています。
ブリッジです。きちんと橋桁(はしげた)も設置されています。
コカコーラでしょうか。それともボーリングのピン?いずれにしても素晴らしい。
これまた素晴らしい。鳥のような、飛行機のような・・・。
こちらは民家ですね。骨組みだけのようですが、こちらもまた素晴らしい出来映えです。
別の角度からもう一枚。
再びドームです。ここまでアップすると、一本一本の爪楊枝が折り重なる線が非常に美しくみえます。
再びお城。少しいびつな感じが、何故かみるもの目をひきつけます。
最後に全体図。右上にはピースマークが・・・。まるでひとつのテーマパークのようですね。
ピンポンが転がる動画は以下からご覧頂けます。
好きを極めれば、それが仕事になる・・・そんなことをこの作品は教えてくれます。
制作:Rolling through the bay(http://www.rollingthroughthebay.com)
▼参考:(外部サイト)
Scott Weaver’s Rolling through the Bay – a set on Flickr