家づくりをするとき、ビルトインガレージを採用するかどうか迷う方も多いのではないでしょうか。
特に車やバイクなどの機械いじりが大好きな人は、非常にビルトインガレージの採用に積極的になります。ビルトインガレージはよくアメリカの映画なんかでも出てきますし、家づくりをする上でいろんな意味で多くの男性にとって憧れの要素のひとつなのでしょう。
でもビルトインガレージのある家って実際どうなの?というのがホンネだと思います。家づくりは多くのひとにとって一生に一度の高い買い物。だからこそ、きちんとメリットとデメリットをしっかりと把握した上で間取りに取り込みたい・・・。
そう考えている人も少なくないはずです。今回は、そんな要望にお答えすべく、ビルトインガレージのメリットとデメリットをはじめ、ビルトインガレージを設置することのホンネを書いていきたいと思います。
Contents
ビルトインガレージとは
ビルトインガレージとは建物の中に車などを駐車できるスペースを確保した住宅のことを言います。ビルトインガレージは建物の中に駐車スペースを設けることから、会社によってはインナーガレージとも呼ばれます。
平たく言えば、ビルトインガレージとは、建物の一階部分全て、または建物の一部をガレージとして使用する間取りのことです。
ビルトインガレージを設置する2つの理由
ビルトインガレージを設置する理由は大きくいって2つです。
まずひとつめは、ビルトインガレージを楽しむための空間として利用する目的です。
例えば車やバイクを建物の中に仕舞えるようにすることで車やバイクをインテリアの一部として、いつでも眺めることが出来るようにしたり、車やバイクをいじるスペースや、工場(こうば)として利用する目的で設置されます。
タレントの所ジョージさんなんかは世田谷ベースと名付け、ビルトインガレージを趣味のスペースとして活用しています。
そしてふたつめの目的は、ビルトインガレージを実用的な空間として使うことを目的で設置されるケースです。
実用的な目的とは例えば、特に都市部で多いですが、土地が狭いため駐車するスペースがない場合や、近くの駐車場を借りる場合と天秤にかけた時に、ビルトインガレージの方がコストが安く済む場合です。
重い荷物を運ぶ機会が多い場合は特に、ビルトインガレージを採用すれば物を運ぶ距離が近くなるので、車で買い出しにいく機会が多い人にとってはとても好都合な間取りになります。
またビルトインガレージを採用すると車が建物の中に入りますから、防犯対策の面でも優れています。さらにビルトインガレージを採用すると一般的にはシャッターを設けるため、大切な車を雨や風から守ることもできます。
【え?家の形を変えると家の価格が大きく変わるの?】
家の形は、家の価格を左右する大きな要素の一つです。
なぜ、家の形が変わると、家の価格が高くなるのでしょうか?
また、どのような家の形にすれば安くなり、どのような形にすれば家の価格が安くなるのでしょうか?
詳細については、下記リンク先の記事にまとめておきましたので、参考にして家づくりを進めていってください。
ビルトインガレージを楽しむ
それではまずは、ビルトインガレージを設置する1つめの理由「ビルトインガレージを楽しむ」をさらに具体的に見ていきましょう。この場合のビルトインガレージの主な用途は「趣味部屋として使う」です。
ですから実際はどのようにビルトインガレージを使いたいのか、それによって設計も大きく変わってきます。
・ビルトインガレージを設置することで家の中で愛車を鑑賞して楽しむ
ビルトインガレージを採用すれば大好きな車を常に近くに置いておくことが出来ます。とくにお気に入りの車や、高価な車の場合、お気に入りのひとつとしていつまでも近くに置いておきたいもの。
ビルトインガレージを採用すれば車を建物の中に招き入れ、インテリアとして、ゆっくりと鑑賞することが出来ます。中にはビルトインガレージ内に机をおくスペースを設け、お酒をたしなみながら車やバイクと過ごす人もいるようです。
・ビルトインガレージを秘密基地のように使い趣味部屋として楽しむ
ビルトインガレージは他の誰でもないあなただけの空間です。そのため、あなただけの工場として、または秘密基地として使用することが出来ます。
趣味でサーフィンを嗜んでいるのならば、車の横の壁にサーフボードを立てかけてもオシャレ度がアップしますし、みているだけで優雅な気分に浸ることが出来ます。
凝った人になるとビルトインガレージにロフトを設け、自分だけの秘密のスペースをつくるなんてこともあるようです。
ビルトインガレージでは、車やバイクに限らず工具や自分の大好きな物をおいて自分だけのひとりの時間をたのしむことも出来ます。
趣味でビルトインガレージを使用する機会が多い場合はビルトインガレージ内にエアコンを設置すると良いでしょう。エアコンを設置すれば夏の暑さや、冬の寒さを軽減することが出来ます。その場合、もちろん断熱性に優れている空間ではないので冷暖房の効率は悪くなることも考慮しなくてなりません。
【住宅雑誌やカタログを参考にしてビルトインガレージを検討する方法】
ビルトインガレージは検討する際は、実際どのようにして使われているのか、実例を参考にして検討していくと良いと思います。
実例を参考にするには、住宅雑誌や住宅会社に無料で請求できる住宅カタログが参考になります。
実際にどのように検討していけば良いのか、また、どのようにして家づくりを進めていけば良いのかについては下記リンク先の記事を参考にしてください。
主に住宅カタログを参考にして進める家づくりの方法にはなりますが、注文住宅で家づくりを進めていく際の参考にしていただけるはずです。
ビルトインガレージを実用的に使う
次に見ていきたいのがビルトインガレージを設置する2つめの理由「ビルトインガレージを実用的に使う」です。この場合のビルトインガレージの目的は「敷地のなかに車をおく」ことにあります。
・ビルトインガレージを設置し車を保管する
やはりビルトインガレージの実用的な使い方の一番の目的は当たり前ですが車を保管することにあるでしょう。そのためにはガレージにシャッターを設ける必要があります。
ビルトインガレージの間取りにして、車を保管することで雨風などの天候や盗難の被害がガクっと減ります。雨風から車を守り、保管する用途としてビルトインガレージが採用されます。
・周辺エリアの駐車場代が高い為にビルトインガレージにする
家を建てる周辺エリアの駐車場が高いためやむなくビルトインガレージにするケースです。ビルトインガレージは構造上建物の補強などが必要になるため決してやすくはありませんが、長期的に見て、ビルトインガレージを採用した方が金額的に安く済む場合ビルトインガレージが採用されます。
・家の庭に駐車スペースがとれないためビルトインガレージにする
特に都心部で多いのですが、土地に駐車スペースがとれないためビルトインガレージにすることもあります。家の庭に駐車スペースを確保することができないため、建物に備え付けの駐車場としてビルトインガレージを採用します。
しかし家の庭に駐車スペースをとることが出来ないからビルトインガレージにする場合は、本当にビルトインガレージを採用しなければいけないのかを良く検討しなければなりません。
なぜならビルトインガレージは壁に囲まれた空間に車を止めるわけですから、一歩間違えると車と建物両方を傷つけることもあります。ですので運転に自信がない場合はあまり積極的に採用をおすすめしません。無理をして仕方なくビルトインガレージを採用する場合は後悔する場合もあるので注意が必要です。
【いい家を安く建てる方法ってあるの?】
悪い家を安く建てる方法はたくさんありますが、いい家を安く建てるためには、家の価格はどのようにして決まるのかや、家を安く建てるための基本やコツを押さえておく必要があります。
下記リンク先の記事では、本当にいい家を安く建てるための基本やコツについてお話ししています。
あなたの家づくりの参考にしていただき、いい家を建ててください。
ビルトインガレージのメリット
ここまではビルトインガレージを設置する理由をみてきました。復習ですがビルトインガレージを設置する理由は2つで「1:趣味などで楽しむため」「2:敷地内に車をおくことで利便性を高めるため」でした。
それではビルトインガレージにすることのメリットは一体どんなところにあるのでしょうか?ビルトインガレージの間取りにするメリットについて話していきたいと思います。
ビルトインガレージのメリット1:敷地を有効活用できる
ビルトインガレージにすることで、限られた敷地を無駄なく活用することが出来ます。特に都市部なんかでは土地が狭いため駐車場や庭などのスペースを確保することが出来ずなかなか思うように家づくりをすることは出来ませんが、ビルトインガレージを採用することによって建物のスペースをそのまま駐車場にできます。
また敷地内に車を駐車できるため駐車場を借りる必要がないので、駐車場代もかかりません。これは土地が限られている場合の大きなメリットです。
ビルトインガレージのメリット2:盗難の被害や雨や風などから車を守ってくれる
ビルトインガレージでは建物の中に車が入りますから、盗難などの被害を限りなく防ぐことが出来ます。また庭におく場合では屋根の設置が限界ですが、ビルトインガレージの場合は建物の中に車をすっぽりと収めることが出来ます。
そのため雨や風などの被害に強く、特に台風時における飛来物から車やバイクを守ってくれます。雪や台風などの被害を受け易い地域ではビルトインガレージを採用することにより多大なる恩恵を受けることが出来ます。
また防犯上非常に有利になり、いたずらなど車におけるトラブルを未然に防ぐことが出来ます。
ビルトインガレージのメリット3:雨に濡れずに車に乗降りできる
特に雨の日の買い物などにビルトインガレージは最大の効力を発揮します。建物の中に駐車スペースがあるため、雨に濡れることなくゆっくりと車に乗降りすることが出来るからです。
特に買い物に出かける機会が多い人や家から荷物を運ぶ機会が多い場合に有効です。
重たい荷物を車から家に運びたい場合は、家の近くに車を停車し、荷物を降ろす必要がありますが、ビルトインガレージの場合はそのまま車庫の中に車を駐車できますから近所の目を気にすることなく車から荷物を出し運びすることができます。
家の前の道路が狭い場合も近所の目を気にすることなく運ぶことが出来る点でビルトインガレージは性能を発揮します。
また重たい荷物を運ぶ時も駐車場から運ぶ手間が省けますし、持ち運びをする距離を最小限に抑えることが出来ます。居住スペースから直接出入りできるように設計すると荷物の出し入れや人の移動が非常に楽になる為、生活の面で大きなメリットをうみます。
ビルトインガレージのメリット4:趣味部屋として使うことが出来る
ビルトインガレージは趣味部屋として使用することも出来ます。愛車をおいたり、バイクなどの愛車を改造したり、趣味の機械いじりを誰にも邪魔されることなく存分に楽しむことが出来ます。
さらに間取りを工夫し、工具や釣り道具、サーフボードなどをおくことで自分だけの秘密の隠れ家をつくることも出来ます。
また比較的広い土地でビルトインガレージをつくる場合は、一階にリビングを設置し、リビングからビルトインガレージを眺めることが出来るようにすることで、車をインテリアとして楽しむことが出来ます。
ビルトインガレージを趣味部屋として使うときの用途は車に限らず、DIYをするスペースとして活用することも出来ます。ビルトインガレージのスペースを広くすることで例えばチェーンソーなど外部におくと不安な工具をしまっておくことが出来ます。
何よりも、楽しむことを目的としてビルトインガレージをつくることで、日々の暮らしに彩りが生まれます。
【みんな、どうやってビルトインガレージを活用しているの?】
ビルトインガレージの活用方法の基本は「趣味で楽しむため」「駐車場としての利用」の2点ですが、皆さん、本当に様々な方法で楽しまれています。
どのように活用しているのかを知りたい場合は、住宅雑誌や住宅カタログが参考になります。
また、雑誌やカタログを参考にして、自分だけの家づくりをしたい方は下記リンク先の記事を参考にしてください。
ビルトインガレージのデメリット
ビルトインガレージにもメリットがある一方、デメリットももちろんあります。続いてビルトインガレージを設置する上でのデメリットについても触れていきたいと思います。
ビルトインガレージのデメリット1:お金がかかる
やはり一番のデメリットはビルトインガレージを設置する為には結構なお金がかかるということでしょう。
家によって違うので具体的な数字を出すことが出来ませんが、ビルトインガレージをつくることにこだわると金額はかなり跳ね上がります。
ビルトインガレージの具体的な金額を出すことが出来ないのは、ビルトインガレージが建物と一体化しているからです。
ただし目安としては一般的には一坪当たり50万円〜90万円程度だとも言われています。
>>>ビルトインガレージはいくらかかる?費用相場を坪数や収容台数ごとに徹底解説
【家を安く建てるための基本やコツ】
家の価格を左右する要素は7つあります。ビルトインガレージが高くなるのはその基本に干渉しているからです。
逆を言えば、7つの基本やコツをしっかりと抑えていただければ、ビルトインガレージの家でも予算内に収め、安く建てることができます。
家を安く建てるための基本やコツについては、下記リンク先の記事にまとめてありますので参考にしてください。
ビルトインガレージのデメリット2:特に玄関など間取りの配置が限られる
ビルトインガレージの間取りにすると1階部分のスペースの大部分が駐車スペースとして奪われてしまいます。
敷地が広ければ問題はありませんが、一般的に多い間取りの1階にリビング、キッチン、バスルームを場合によっては2階以上に設ける必要があります。
ビルトインガレージのデメリット3:構造上バランスの悪い家になり強度が悪くなる
ビルトインガレージの家は、開口部を大きくとります。そのため一般的な建物よりも建物の構造上どうしてもバランスの悪い家になってしまいます。
特に木造住宅の場合は、ビルトインガレージにすると柱で支える構造の為、特殊なフレームを使わない限り構造上バランスの悪い家になりやすくなります。
また場合によっては木造住宅ではビルトインガレージを採用することが出来ない場合があります。
【家の価格を大きく左右する家の形】
家の形は様々な理由から、家の価格を大きく左右します。
注文住宅を検討する際は、どのようなケースで家の価格が高くなり、どのようなケースで家の価格が安くなるのか、その基本を押さえておくことは非常に大事です。
詳細について下記リンク先の記事にまとめておきましたので参考にしてください。
ビルトインガレージのデメリット4:車の排気ガスのニオイがたまりやすい
ビルトインガレージを設置する時の注意点として換気を良くしなくてはいけません。
ビルトインガレージはある程度密閉した空間であるため、その構造上、車の排気ガスやニオイなどが溜まり易い傾向があります。車はエンジンをかけると排気ガスが出ます。そのため、排気ガスが溜まらないような空気の逃げ道をガレージ内につくることが大事な要素のひとつとなります。
例えば、ビルトインガレージを採用する場合は換気扇を設置するなど何かしらの対策を講じる必要があります。換気や排気対策をしっかりとしないと、排ガスがガレージ内に充満し、何かしらの健康被害をうけることも十分考えられるので注意が必要です。
ビルトインガレージのデメリット5:車の音や振動が気になる
ビルトインガレージでは建物の中でエンジンをかけることになります。そのため防音対策は欠かすことが出来ません。車の車種にもよりますが、想像以上に車やバイクのエンジン音は建物の中に響くものです。
またガレージをどんな用途として使うのかにもよりますが、ガレージの中で作業をしたいのであればそれに耐えられるだけの土間の強さ、天井の補強、また広さが必要となります。
さらにガレージの上がリビングだった場合は音も振動も上の階に伝わります。
特にガレージの隣にリビングなどを設置した場合は何かしらの防音対策が必須となります。
ビルトインガレージのデメリット6:幅を広くとらないとガレージが狭く動線も悪くなる
ビルトインガレージを採用する際には将来にわたり、車を何台所有する予定なのか、またどのような車を所有する予定なのかを検討しておく必要があります。
ビルトインガレージはその構造上建物の中に設置するわけですから、後で拡張するなど広くすることは非常に難しくなります。ですから将来のことをよく考えた上で設置にのぞまなければなりません。
また車を降りた時に、リビングに行くまでの動線をしっかり確保しておく必要があります。あまりにも狭すぎると車から降りるのに苦労しますし、それが毎回続くとなると車で出かけるのが面倒になり、せっかくビルトインガレージを採用したのに、車で出かける機会も減ってしまう可能性があります。
さらに、幅を広くとらないと駐車時や停車時に車のドアを壁にぶつけるリスクもあります。
ビルトインガレージのデメリット7:昼間でもシャッターが降りているため真っ暗になる
ビルトインガレージはシャッターを設置することが多いでしょうから、必然的に暗くなります。明るさを確保する為の窓や、照明器具、コンセントなどを適材適所に設置しておくとこれらの悩みを最小限に抑えることが出来るます。
【ビルトインガレージの事例を参考にして家づくりを進めていく方法】
ビルトインガレージを検討する際は、書店などで購入できる住宅雑誌をはじめ、住宅会社から無料でもらえる住宅カタログを参考にして家づくりを進めていくと、よりあなたにあった家づくりを進めていただけると思います。
住宅カタログを利用した家づくりの方法の詳細については下記リンク先にまとめておきましたので参考にしてください。
ビルトインガレージを設置する上での注意点
ビルトインガレージを採用する上で注意点があります。主な注意点は下記5つです。
ビルトインガレージの幅や奥行きの寸法に気をつける
ビルトインガレージでは車の駐車スペースの寸法次第でその利便性は大きく変わります。
一般的なショッピングモールや商業施設は幅2.3m、奥行き5.0mほどでくぐられています。しかしこの寸法をそのままビルトインガレージに採用すると壁の関係上、非常に狭苦しく感じてしまいます。またこの広さのビルトインガレージを実際使ってみると狭くて使いものになりません。
一般的な日本の自動車の平均的な全幅は1台につき1.48〜1.87m程度と言われています。そのため駐車時に少し余裕をもってドアの開閉をしたいのならば、最低でも幅3.0m、奥行き6m程度必要になります。それ以上の広さになると余裕が生まれます。
2台車を所有したいのであれば6.0×6.0=36㎡必要になり、坪数であらわすと大体10坪程度が必要な計算となります。ただし外車などのサイズが大きい車を所有、もしくは将来所有する予定がある場合はもっと広い間取りが必要となります。
シャッターの利便性に気をつける
ガレージのシャッターを手動式にしてしまうと乗降りの時非常に手間がかかりますし、雨の日など天候が良くない時にビルトインガレージのメリットを享受することが出来ません。
そのため自動開閉できるシャッターで、なおかつ開閉時の音が静かでみためもシンプルな「オーバースライダー」型のシャッターにすると良いです。
天井の高さやサイドルームの寸法に気をつける
ビルトインガレージの間取りにおいてガレージの高さは最低でも2.5mとると良いでしょう。オーバースライダー式のシャッターは天井に格納される設計である為、高さが必要となります。
またオーバースライダー式のシャッターは設置の関係で出入り口付近に下がり影が必要になります。
さらにオーバースライダー式のシャッターは超サイド10cm〜15cmの壁が必要となりますのでそれだけ開口部は狭くなります。
ガレージ内の照明の場所に気をつける
シャッターの開閉時に自動で点灯する照明がついてきますが、利便性が非常に悪いことが多いです。ガレージ内で作業をすることを考えている場合も含めて、ガレージ内は非常に暗くなりがちなので、新たに照明器具を設置することをお勧めします。
オーバースライダーを採用している場合は照明の設置場所に気をつけないと、照明が隠れてしまうこともあるので気をつけましょう。
ガレージからの動線に気をつける
やはりガレージからの動線には気をつけた方が良いでしょう。ガレージからリビングに向かうまでの動線が悪いと非常に使い勝手の悪いビルトインガレージの間取りになってしまいます。
出来るだけ移動が楽で、掃除も楽で生活のストレスが少ない間取りを取り入れるべきです。この辺りはビルトインガレージが得意な設計士さんに相談してみると良いと思います。
【ビルトインガレージの注意点を理解した上でプランを依頼してみる】
家づくりでプランを依頼する際の基本は、複数の住宅会社に依頼をかけ、相見積もりを取って進めていくことです。
下記リンク先のサイトでは、複数の住宅会社に、同じ条件で、一気にプランの依頼をかけることができます。
無料で利用することができますので、家づくりを検討し始めたら一度利用して見てください。
ビルトインガレージに設置すると便利なもの
それでは続いてビルトインガレージにあると使い勝手が良くなる便利なものについて記載していきます。
自動照明の設置
繰り返しになりますが、付属品ではなく新しく自動照明を設置する方が良いでしょう。理由は付属品は総じて光量が少ないのと点灯時間が短いことです。
逆を言えばそれが克服できており、気にならないのであれば自動照明を新しく選ぶ必要はありません。
鏡の設置
気になる部分に鏡を設置することによってどこまで下がっても良いのかわかるようになります。特に運転に自信のない方は鏡を利用するなどして駐車すると便利になります。
自動開閉型の門扉
無線式の自動開閉型の門扉を採用すると、車から降りることなくガレージのシャッターを空ける事が出来るので非常にスムーズに駐車することが出来ます。
ガレージ内に収納スペースを設ける
ガレージ内の高い位置などを利用して収納スペースを工夫するとさらに便利になります。
例えばガレージ内の壁に釘をうち自転車をかけて保管をするとか、タイヤの保管場所やゴルフバック、サーフボード、スキー、釣り道具などのアウトドア用品などを区分けできる棚を設置すると便利になります。
ビルトインガレージのシャッターの種類
シャッターの基本は3つです。以下解説です。
チェーン式のシャッター
一般的なチェーンで巻き上げるタイプの、巻き上げ式のシャッターです。開閉時に音は出ますが重いシャッターでも持ち上げられることが最大のメリットです。
ベルト式のシャッター
チェーンの代わりにベルトで巻き上げるタイプのシャッターです。開閉時の音は静かですが、重いシャッターには不向きとなります。
オーバースライダー式
巻き上げることなく天井に設置したレールを沿うようにスライドして収まるタイプのシャッターです。開閉時の音も静かで重いシャッターでもスムーズに開閉することが出来ます。ただし構造上下がり壁が必要となるため天井の高さが必要となります。
ビルトインガレージの固定資産税は?
つくりによって違いますので、一概には言えませんが一般的には、年間数千円から数万円程度だと言われています。月々に換算すると数千円とそこまで高い金額でないことが多いです。
そのため周辺エリアの駐車場が高い場合は駐車場を借りるよりもやすくつきます。
なぜ数千円から数万円までと幅があるのかと言えば、壁や床のつくりによって評価額が変わってくることによります。また評価額は各自治体や評価員によっても変わってくるため一概には言えないためです。
固定資産評価は評価の時点で対象家屋と同一のものを新築したらどれくらいの費用がかかるのかという考えで評価する再建築価格方式を採用しています。新築時に費用がかかるようであればそれに伴い固定資産評価もあがります。
【ビルトインガレージのある家を安く建てたい!】
家を安く建てるための基本やコツを押さえていただければ、ビルトインガレージの家でも一般的な価格よりも費用を抑えて、安く建てることができます。
詳細については下記リンク先の記事にまとめてありますので参考にしていただき、家づくりを進めていってください。
土地が広ければビルトインガレージではなく、屋外設置型のガレージという手もある
以上で見てきた通り、ビルトインガレージは、こだわればこだわるほど結構なお金がかかります。なかにはガレージで車を外部要因から守りたいと思う一方、建築コストはできるだけ抑えたいという方もいます。
ビルトインガレージを設置する余裕がないけれども車を外部要因から守りたいのならば、屋外設置型のガレージという手もあります。ビルトインガレージと同様のメリットは期待できませんが、趣味部屋としても使用することが出来ますし、土地があるのならば家の近くにガレージを設置することも出来ます。
実際車が家の敷地内に保管できている安心感と利便性は大きいものです。
ビルトインガレージのある家のまとめ
ビルトインガレージの楽しみ方は人それぞれです。趣味として使う場合もあれば、実用的な面にひかれて設置する場合もあります。
ビルトインガレージは様々な使い方をすることが出来る半面、こだわるとこだわった分だけ費用は高くつきます。
ビルトインガレージを本当に採用すべきか、代わりはきかないのかをよく検討した上で決定するのが良いと思います。
またビルトインガレージは構造が一般の建物と違い特殊となるので、ビルトインガレージが得意な設計士さんや工務店などに頼むのが良いと思います。
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