ボンベイサファイア(BOMBAY SAPPHIRE)と言えばジンベースの香り高いスピリッツとして有名です。
その工程は、伝統的な原材料であるジュニパーベリーに加え、9つの香料と植物(アーモンド、レモンピール、スペインカンゾウ、オリスルート、セイヨウトウキ、コリアンダー、シナニッケイ、ヒッチョウカ、マニゲット)が加えられ、特殊な製法ヴェーパー・インフュージョン製法(vapor infusion)により蒸留され、その蒸気がハーブやスパイスを通されることで薫り高いジンにつくられています。
そんな独特な薫り高いお酒であるジンであるボンベイサファイア(BOMBAY SAPPHIRE)のために、佐藤オオキ氏率いるデザインスタジオnendoがデザンしたのが今回ご紹介する「lime pocket」という製品です。
上の写真がその「lime pocket」。ジンベースのカクテルで有名なジントニックやトムコリンズ。それらのお酒には、カットされたライムがグラスの縁に添えられることがほとんど。
ひとたび口にするとライム特有の酸味のある酸っぱさと、独特な薫りをもつジンがなんともいえない絶妙なハーモニーをかもし出します。
しかしながら、ライムを絞るとき柑橘系の汁により手元が汚れてしまったり、絞った後のライムの置き場所に困ったりします。
そんな問題を解消しつつ、主張しすぎないデザインと色、さらにボンベイサファイアのブランドをさりげなく演出するためにうまれたのが「lime pocket」です。
「lime pocket」はカクテルで使われるカットライムやカットレモンなどにそっと着せてあげるためのシリコン性の洋服。
「lime pocket」をそっと着せてあげることで、絞った時に柑橘系の汁がまわりに飛びづらく、また絞った後テーブルの上にそっと置いてもテーブルが汚れることがありません。
「lime pocket」のその色合いは、ボンベイサファイア(BOMBAY SAPPHIRE)のトレンドマークである淡い空色。
カバーには「BOMBAY SAPPHIRE」と文字が刻印されているため、さりげなくブランドを演出しています。
これにより、無色のスピリッツ共通の課題であった「お店でサーブされた際のアピールのしにくさ」を解消されたと言えましょう。
カットされたレモンやライムをそっと衣服を着せてあげ・・・
後はそっと絞るだけ。カバーをしているため手を添えなくても周りに飛び散ることがほとんどありません。
お店などでサーブされた時は、グラスの縁にそっと添えることで提供し、お客様が絞り、 その後テーブルの上にそっと置く。
お店とお客様、また素材であるお酒にも気遣った素晴らしい演出ですね。
「lime pocket」を6個集めるとまるで果物のようなひとつの固まりが出来上がります。
実際にサーブされた時はこのように華やかにカクテルを演出します。「BOMBAY SAPPHIRE」のロゴもサーブされた側の目に留まり、またそのロゴが主張しすぎないことでエレガントなひとときを与えてくれるでしょう。
グラスの色も同じように空色だとよりいっそう、サーブされたとき嬉しい気持ちになるかもしれません。
佐藤オオキ氏率いるnendoは非常にユニークなデザインを施すことで有名です。
これからもONE PROJECTでは佐藤オオキ氏率いるnendoの作品をたくさんご紹介していきたいと考えています。
▼参考:(外部サイト)
lime pocket by nendo for bombay sapphire
商品情報|バカルディジャパン株式会社 【BACARDI JAPAN】
Bombay Sapphire® – Imagination Series – Year 2 Competition