電子精密機器からインテリアまで幅広いデザインを手がけ、卓越した造形美とシンプルに徹したデザインで世界を代表するブランドのデザインなどを手がけている日本人デザイナー深澤 直人氏が手がけたジュースパッケージのデザイン。
私たちの生活で身近なものでいうとauの形態端末「infobar」シリーズを手がけているのはこの人深澤 直人氏です。
今回、そんな深澤 直人氏がデザインしたのはフルーツジュースのパッケージデザイン。
ひとめみるだけでそのパックのなかにどんなフルーツジュースが入っているのかがわかるのはもちろん、もとのフルーツを繊細に表現している面白いデザインのパッケージデザインとなっています。
バナナジュースのパッケージデザインです。バナナの色や質感といい見事に表現されていると思いませんか。ところどころくすんだ色使いも本物に近いものとして表現されています。
またバナナの先の緑色の部分もしっかりと表現されており、バナナへの愛情を感じることの出来るパッケージデザインとなっています。
こちらがバナナの先っぽのくすんだ部分をうまく表現しているバナナのパッケージデザインの上部の写真です。
色合いが非常にリアルです。このパッケージデザインの中にバナナジュースが入っている・・・たったそれだけで他のバナナジュースよりも新鮮さを感じます。
そしてこちらはキウイジュースのパッケージデザインです。ひとつだけ本物がまじっていますね。キウイのざらざらとした質感を見事に表現しているパッケージデザインだと思います。
普段キウイジュースなんてものは飲む機会がないのですが、このパッケージデザインの中に入っているジュースなら飲みたい気がします。
左側に見えるのは豆乳のパッケージデザイン。おや?右に見えるのは・・・もちろん・・・
そう、イチゴのパッケージデザインですね。いちごの表面にあるタネのボコボコとした部分を見事に表現しています。
まるで本物のイチゴがそのまま四角いジュースのパッケージのデザインに押し込まれたかのようなそんな気がしてくるイチゴのジュースとなっています。
よくみるとすべてが同じ色ではなく、所によって違う色を加えており、イチゴ特有の色合いやテカテカとした質感も繊細に表現されていることがわかります。
さすがとしかいいようがないパッケージデザインだと思いませんか?
最後にバナナオレのパッケージデザインを持ってきました。果物のカラーと表面の質感を見事に表現しているプロのプロダクトデザイナー深澤 直人氏ならではの作品と言えると思います。
たかがパッケージデザイン、されどパッケージデザイン。よくよく考えてみると私たちは日常の中で、パッケージデザインによって購買していることも少なくありません。
中身が全く同じものだったとしても、より自分の好みのパッケージデザインの商品を購入し満足感を覚える。
それだけにパッケージデザインは私たちの日常を考える中で、重要なものと言えると思います。
▼参考:(外部サイト)
Fruit Juice Packaging by Naoto Fukasawa
URL:https://www.toxel.com/inspiration/2009/03/29/juice-skin-packaging-by-naoto-fukasawa/