ある一人の男がアルゼンチンにいました。
ある日、その男に悲劇が襲いました。愛する妻が突然の脳動脈瘤（のうどうみゃくりゅう）により亡くなってしまったのです。
男を深い悲しみが襲いました。男はひどく悲しみました。
しかし、しばらくして、男は立ち上がりました。それは自分の土地を使い、天国にいる妻の為に子供たちと協力しある形をした森をつくろうと決心したのです。
来る日も来る日も、男は木を植え続けました。天国にいる妻にみえるように、天国にいる妻に届くようにと、木を植え続けました。
どれくらいの年月が過ぎたのでしょうか。長い年月をかけ、ついにその森は完成しました。それは、それは立派な森です。その森はイトスギと、ユーカリの木を使い合計７０００本以上もの木々を植えることにより形作られています。
そして、その森は一本のギターの形をしていました。
なぜギターの形をした森林をつくったのかと言うと、天国にいる妻が好きな楽器だったからだということです。
天国にいる妻にみえるようにつくられたので、地上からではその姿は確認できません。ただし空の上である、衛星や飛行機の中からはみることができるようです。
ひとつ付け加えておきます。男が植えた、イトスギの花言葉は「死・哀悼・絶望」、そしてユーカリの花言葉は「慰め 記念 追憶 思い出」です。
この素敵な森はPedro Martin Uretaさんとその子供たちによりつくられました。
▼参考：
Man Plants Guitar-Shaped Forest to Honor Late Wife | Ecorazzi
Curious Places: Guitar-shaped forest (Córdoba Province/ Argentina)
