編集長のHIROです。ボク自身スキューバダイビングをしているスキューバダイバーなのですが、ドイツのブリュッセルには、世界一深い室内プールNemo 33があります。
水深35メートル、250万リットルもあるNemo 33はプロダイバーのジョン・ビアナート(John Beernaerts)氏によって、7年の歳月と400万ポンド(約5億円)の費用をかけ2004年に誕生しました。
Nemo 33のプールの温度は常に30°以上に保たれており、ウェットスーツ不要でスキューバダイビングを楽しむことができます。
この世界一深いプールNemo 33に入る条件は2つ。12歳以上かつスキューバダイビングのライセンスカードを持っていること。
Nemo 33は、水深が35メートルのプールにも関わらず、一切塩素を使用せず、フィルターを通した湧水が使用されています。
水が汚れてしまう危険性をはらんでいるため、外で使用したダイビング用のウェットスーツなどの持ち込みは不可となっております。
なおNemo 33は、訓練やレクリエーションのほか、映画の撮影なども可能とのことです。
世界一深い室内プールNemo 33の写真です。
かなり広いですね。
水面からの写真です。下の方にみえる黒い窓のようなものの中には実際に入ることも可能で、それ自体は洞窟を表現しています。
Nemo 33の水中に、すでに二人のダイバーがいます。さっそく水深35メートルの世界に入ってみましょう。
Nemo 33はダイビング訓練用のプールとしても使用されています。手前のダイバーはバブルリングをつくって遊んでいます。Nemo 33の水中にいる奥の方のダイバーは訓練中のようですね。
水深は5メートル、10メートル、35メートルの3段階に分かれています。
Nemo 33の中を気持ち良さそうに泳いでいますね。
水深5メートルのあたりでシュノーケリングをしています。
世界でもここまで深い室内プールは存在しないため、Nemo 33は宇宙飛行士の訓練にも使用されているのでしょうか。
これはNemo 33での洞窟内の訓練の図です。実際の海にある洞窟とは違う気もしますが、あくまで訓練なので十分と言えるでしょう。
プールとは違い、実際の海では、水流などの影響もあるため、このように海で静止するのはとても大変です。まるで海を宇宙空間のように感じることの出来る、水中で何も捕まらずにその場に浮かぶスキル、中性浮力などはもっと訓練が必要です。
手前でシュノーケリングを楽しむ男はどこまで潜ろうとしているのでしょうか。奥ではスキューバダイビングのレクチャーが行われています。水温30°もあるためか、ウェットスーツは必要ありません。
レクチャーが終わり、Nemo 33の洞窟内に入っていっています。
一番奥の星印が水深35メートルの地点です。
何人かのダイバーがこれから水深35メートルの最深部へ挑戦しようとしています。
Nemo 33の最深部へいざ出発。
サービスショットです。余裕ですね。
水深35メートルはビル10階分ともいわれており、実際はもっと深く感じます。
最深部がみえてきました。
Nemo 33の最深部に到着。上には光がみえます。ボク自身、マレーシアのシパダンという島で水深30メートルくらいまで潜ったことがあります。その時には、ハンマーヘッドシャークなどがいたりしてかなり刺激的な世界を味わったことがあります。しかもハンマーヘッドシャークは肉食系の凶暴な性格の持ち主だと言われており、そんなサメがボクたちの目の前でくるっと向きをかえていきました。
1人だったら食べられていたかもしれません。
それにしても綺麗です。
Nemo 33の動画は以下からご覧頂けます。
nemo 33のホームページは以下から。
▼nemo 33
https://www.nemo33.com
nemo 33のFacebookページは以下からご覧頂けます。
▼nemo 33(Facebookページ)
https://www.facebook.com/pages/nemo-33/57503993752
【参考】
▼The Deepest Swimming Pool in The World
https://www.bezbrige.com/index.php/Interesting-Facts/the-deepest-swimming-pool-in-the-world/Page-1.html