あなたは想像できるでしょうか。寝室に海賊船が浮かんでいる光景を。
6歳の子供を持つクライアントの要望に応え寝室に海賊船をつくったのはデザイナーのSteve Kuhl氏。まずは寝室に浮かぶ海賊船をとくとご覧下さい。
あなたは、上の写真の部屋が寝室だということが信じられるでしょうか。まるでディズニーランドにあるアトラクションのようにさえ見えます。
寝室の上部に海賊船が備え付けられており、近くにはシーリングファンがぐるぐるとうずまいています。
海賊船には部屋の壁に設置された専用の橋から乗ることができるようです。海賊船と言うよりかは部屋の中に浮かぶ飛行戦艦。素晴らしいことを考えついたものです。
部屋の外から見るとこんな感じ。入り口付近にははしごがあり、海賊船へ渡る橋へと続いています。
海賊船のアイデアに落ち着くまでは、レーシングカー、宇宙船、お城などの案もあったそう。最終的にはたった一人の6歳の息子のことを考えた上で海賊船にデザインに落ち着いたとのことです。
ひとたび寝室に入れば天井から海賊船が覗き込んできます。橋を渡ることでしか海賊船にたどり着けないというアイデアも非常に面白く、好奇心豊かな子供心をくすぐります。
吊り橋というもの大きなポイントですね。吊り橋から、自分だけの秘密基地に渡ることが出来る・・・大人が想像してもワクワクします。
こちらは寝室の海賊船のアップした写真。レトロな質感を見事に表現しています。まるで本物の海賊船のようですね。
それでは次に、海賊船の内部はどうなっているのか・・・吊り橋を渡り海賊船に潜入してみることとしましょう。海賊船にたどりつくためにはまず梯子をのぼらなくてはなりません。
梯子をのぼるとこんな素敵な光景があらわれます。部屋の中を高いところからのぞくとまた違った風景にみえるものです。
そしてこちらが吊り橋部分。しっかりと溶接してあるので大人でも安心して渡ることができます。
綱もメッシュ状に貼ってあり見事としかいいようがありません。本来なら外にあるものが部屋の中に持ち込まれ、忠実に再現されています。
そしてこちらが海賊船の中。あくまで海賊船ですから左側には舵もきちんとついております。見張り台も設置されてあり、ロープをつたってのぼることができるようです。
ただ、見張り台に昇ることはみた感じそう容易くはなさそうです。
舵のうしろにまわってみると先ほどの吊り橋がちらり。さらにすごいのはここから実は舵の後ろにも秘密があります。
そう、階下へと通じる抜け穴となっているのです。6歳の子供にとって安全なのかと言ったらそれは少しだけ疑問ですが、いずれにせよロープをつたい階下におりることができるようになっています。
階下から海賊船をのぞんだ図です。実はこの綱をわたっていくとクローゼットに続いていたのです。
それにしてもこういった綱、小学生の頃によく遊んだものです。
こちらは海賊船のスケッチ図。
素晴らしいとしかいいようがありません。だってここに書いたデザインが見事に再現されているのですから・・・。
最後にこの海賊船の寝室のデザインを手がけたSteve Kuhl氏をパシャリ。
こういった遊び心溢れる斬新なアイデアを思いつけるのは、子供心を忘れていないからに違いありません。
ちなみに、この寝室の海賊船は２週間で設計をし約４週間でつくりあげたようです。
デザイン：Kuhl Design + Build
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▼参考：（外部サイト）
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