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家づくりで役立つ風水で家の中の環境をよくする間取りの26のポイント

風水の考えを家づくりの間取りづくりに活かすことは極めて有効的です。

なぜなら風水の目的の一つは環境を改善することだからです。

本来の風水では様々な条件のもと計算を行い、生活環境の改善を促しますが、その計算式は複雑で素人が手を出せるものではありません。

計算式を間違えると、正確な判定ができず、風水自体が意味のないものになってしまうばかりか、非常に居心地の悪い空間になってしまう恐れがあります。

現在では本筋から離れてしまった風水がたくさん存在しますが、ここでは本来の風水の知恵を取り入れた、今すぐに誰でも取り入れられる家づくり、間取りづくりの方法についてお話しして行きます。

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風水は昔からの快適な暮らしをつくるための知恵です。

風水は統計学のようなもので、間取りに風水の考えを取り入れることで、自然と生活していて心地よい快適な動線が生まれます。

世の中にはいろんな風水がありますが、きちんとした風水は、まやかしやスピリチュアルのようなものではありません。論理体系に基づいた理論であり、きちんとした学問です。

実際、風水の考えを取り入れた間取りを見てみると、暮らしやすい間取りだと感じることが多いのが現実としてあります。

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Contents

風水の2つの目的(風水でできること)

風水の目的は2つです。

風水の2つの目的とは「注文住宅の土地探しで役立てたい「風水」で買ってはいけない11の土地」でも、お話しした通り・・・

1:人間関係を良くする
2:金運を良くする

つまり、人とお金の運をつくることが本来の風水の目的です。

中国伝統風水では、そのうち人間関係をよくすることを最も重要視しています。一言で人間関係と言ってもここでいう人間関係には様々なものが内包されており、例えば夫婦関係、親子関係をはじめ「健康運」までも含まれています。

つまり、もともとあった本来の風水の考え方では、五行(ごぎょう)に基づくレメディ(改善法)により「気」を調整することで家族全員が健康で、結果的に運が集まり、金運が良くなるとされています。

この辺りのは、話は前回の「注文住宅の土地探しで役立てたい「風水」で買ってはいけない11の土地」に書いておきましたので、本来の風水を理解するための参考にしてください。

風水とは・・・風水は「気」の流れを調整することで、人や環境に対して「気」がよくなるよう働きかけていく考え方です。
五行とは・・・五行とは「木・火・土・金・水」のことを指し、それぞれに密接に関係しています。中国古来から伝わる自然摂理では、あらゆる現象は五行から成り立っているとされています。
レメディとは・・・レメディとは「気」の流れを調整するためのアイテムのことです。レメディは五行の考えに基づいたアイテムとされています。

風水と家相の違い

前回も風水と家相についてはお話ししましたが、ここではもう少し詳しくお伝えします。

まず大きな違いでいえば、中国伝統風水は4,000年に及ぶ統計のもと成り立っています。つまり中国伝統風水は統計学です。

それだけでなく風水は方位学、地相学、地理学、天文学が複雑に入り混じった統計学で欧米諸国やアジアで主に活用されている学問です。

それに対して、家相は100年と意外と歴史は浅く、日本独自の農家の考えから生まれたものだとされています。つまり家相は日本でしか使われていません。

また風水では、よっぽど悪い土地に建てない限りレメディと呼ばれる改善法を施すことで、悪い「気」を逃がすことができるとされていますが、家相では引っ越すことでしか解決策はないとされています。

風水と家相の具体的な違い

風水と家相を具体的な違いで表すと下記のようになります。

1:発祥地
風水:中国
家相:日本

2:鬼門・裏鬼門
風水:なし
家相:あり

3:間取りの方位吉凶
風水:なし
家相:あり

4:羅盤(ローパン)
風水:使用
家相:使用しない

5:方位基準
風水:磁北(磁気コンパスが指す北の方角)
家相:真北

6:鑑定方位
風水:二十四方位
家相:八方位

7:建物の竣工年
風水:考慮する
家相:考慮しない

8:現在の年
風水:考慮する
家相:考慮しない

9:現地の環境
風水:考慮する
家相:考慮しない

10:住人の誕生年
風水:八掛
家相:考慮しない

11:エネルギー計算
風水:あり
家相:なし

12:家のエネルギー
風水:個々に違う
家相:全て共通

13:レメディ
風水:五行
家相:なし

14:ラッキーカラー
風水:なし
家相:あり

15:護符・お守り
風水:使用しない
家相:使用する

16:龍の置物
風水:使用しない
家相:使用する

17:鏡・八掛鏡
風水:使用しない
家相:時と場合による

18:張り欠け
風水:重要視しない
家相:重要視する

19:歴史:
風水:4000年
家相:100年

20:活用地
風水:欧米アジア諸国
家相:日本

風水による家の方位吉凶の出し方

中国伝統風水では、占いや家相とは違い、計算をすることで家の方位吉凶を算出します。

中国伝統風水ではこの計算のことを「家のエネルギー計算」とよんでいます。節分が起点の竣工年を家の誕生日とし、羅盤(ローパン)を使い家の前後を求め座向を判断するなどして、家のエネルギーを求めていきます。

この時に使う要素は下記の4つです。

1:家の竣工年

家の竣工年とは、家が完成した年のことです。つまり家の誕生日のことです。

風水では家が建てられた年が分からなければ詳細な分析をすることができません。

ただし、中国伝統風水の考えでは、年の起点を立春(2月3日の節分)に合わせていますので、例えば2018年2月1日に家が完成した場合、2017年として計算します。2月4日以降に建てられた建物から2018年が誕生年として計算されます。

2:家の座向(ざこう)

家の座向とは、家の後ろ前のことです。座向は風水鑑定でとても重要な概念になり、この判断を間違えてしまうと、正確な鑑定をすることができません。

家の座向は、単純に「玄関が前」というように決められているわけではなく「陰陽」の概念で判断します。家の座向を判断するのはプロでも難しいとされています。例えば基準となるものは次の通りですが周囲の環境などにより左右されるため、全てがこれに当てはまるわけではありません。

陽:明るい、広い、居間などのパブリックな空間
陰:暗い、狭い、寝室などのプライベートな空間

例えば様々なケースがあるため、一概にいうことはできませんが、一般的な集合住宅の場合は暗い方角に玄関があり、明るい場所にベランダがあるため、この時の「座」の位置はベランダになります。

中国伝統風水では、玄関は「気」の出入り口とされており、必ずしも「座」にあたるわけではありません。そのため玄関の位置で家の座向を判断することはありません。

3:現在の年

中国伝統風水では、エネルギーは毎年変化すると考えられています。

そのため中国伝統風水の風水鑑定では、現在の年も一つの重要な鑑定要素となります。

4:住む人の生年月日

中国伝統風水では、その家に住む人の生年月日も考慮します。

住む人の生年月日を鑑定することで、それぞれの部屋が、どの属性を持った人に影響を与えるのかを判断します。

また、風水では部屋の悪いエネルギーが与える影響は人により違い、年によって悪い気がたまる場所は変化するとされています。

特に施主の生年月日は重要で、新築の家のドアの位置を決める時は、施主の生年月日で決めていきます。ドアの位置を間違えると「消費」がかさむと考えられています。

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八掛(はっか)について

ここでは詳細な説明を省きますが、八掛(はっか)も家のエネルギー分析をする上で大事な要素とされています。

八掛とは陰と陽の「こう」の組み合わせによる8種類の形のことで、三本の実線(陽)と破線(陰)で表現されます。八卦には「カン・クン・ツェン・スン・チアン・ドゥイ・ガン・リー」の本命掛から構成され、陰陽を含め「象徴」「家族」「人物」「色」「身体」「方位」に見られるような属性があります。

八掛は五行(木・火・土・金・水)の要素と一緒にエネルギー判定の判断要素とされています。

ちなみに人に対しては本命掛(ほんめいか)と言いますが、家に対しては宅掛(たくか)と言います。それぞれ同じように八掛ありますが、本命掛は計算式でわかるのにたいして、宅掛は羅盤(ローパン)で吉凶方位を分析します。

・人=8種類の本命掛=計算でわかるもの
・家=8種類の宅掛 =ローパンで計算するもの

本命掛と宅掛について

また、人も家も東西命に分けられます。つまり、八卦により属性分けがされ、方位的に東に強いのか西に強いのかが判断されます。

東命:カン・スン・ツェン・リー
西命:クン・ゲン・ドゥイ・チアン

人の場合、人間関係に当てはめると、同じ東西グループ同士はうまく行きますが、違うグループ同士だと関係を保つことが難しいとされています。

家の場合も東命、西命があり、家の場合は座向が判断基準となり、それぞれのグループで相性のいい家に住むのが大切とされています。

ちなみに座向の「座」は家の後ろ側を指し「向」はその逆側を示します。

家の「座」の方位で家の宅掛が決まり、家の座が西の場合、西命の方にとって好ましい家となり、反対に家の座が東の場合は、東命の方にとって好ましい家になります。

風水では個人のエネルギーよりも家のエネルギーの方が強いとされており、家のエネルギーにしっかりと合わせることが大切となります。

風水の4種類の住宅パターン

風水では、家の状態は4つの住宅パターンがあるとされています。

中国伝統風水では、家の状態は、建物が建った年(竣工年)と座向(家の後ろと前)で判断します。

1:ワンシャンワンスイ

ワンシャンワンスイは風水では最も、人とお金の運がある家とされています。夫婦仲はもちろん、親子の仲、家族の仲がよく、健康にも恵まれる家とされています。

2:ダブルシッティング

ダブルシッティングは、風水では、人の運はあるけれどお金の運がない家とされています。家族全員が健康で過ごすことができますが、金運が良くないため、金銭的に余裕のある生活はできない家とされています。

3:ダブルフェイシング

ダブルフェイシングは、風水では、お金の運はあるけど人の運がない家とされています。お金に困らず余裕のある暮らしができるものの、そこに住む人が病気がちであったり、家族がバラバラだったりする家とされています。

4:リバース

リバースは、風水では、人、金運ともに悪く、人とお金の運を補う必要がある家とされています。病気になったり、仕事がうまくいかず家族関係も悪くなる家とされています。

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風水上重要視する間取りの優先順位

間取りに風水を取り入れたい場合は下記の1から3の順に優先的に考えていく必要があります。

間取りの優先順位1:玄関

風水を重視した間取りでは玄関は一番いい場所に設置してください。

風水上いい「気」を取り入れるためです。

風水では、玄関は間取りの中でも特に明るいところがよく、明るく広くすることが好ましいとされています。

※その他の玄関の場所の注意点については、この記事で具体的にお話ししていきますのでこのまま読み進めてください。

間取りの優先順位2:主寝室

玄関の次に、重要視したいのは主寝室です。風水では、主寝室は大事な稼ぎ頭を守る場所とされています。

主寝室で気をつけるべきポイントは、天井の高さです。主寝室は天井が高すぎるとよくないとされています。

寝室の天井が高すぎたり勾配天井になっている場合は布をはると心地よい空間になるとされています。

※その他の寝室の注意点については、この記事の後半で具体的にはお話しさせていただきます。

間取りの優先順位3:台所または暖炉などの火の位置

続いて台所や暖炉などの火の位置には注意してください。

風水上、台所や暖炉は財産を守る場所とされています。

特に気をつけたいのは北西に台所がある家です。風水では北西に台所がある家は良くないとされています。

風水では、もし北西に台所がある場合はレメディで、悪い気を逃がしてあげる必要があるとされています。

風水上よくない間取り8つの例

続いて、風水上好ましくない間取りについてお話しします。

ここにあげた項目以外にも気をつける点はありますが、風水を考慮した間取りにするにあたって、特に気をつけるべき点は下記の8点です。

風水上よくない間取り1:玄関の前に階段がある間取り

玄関を入って目の前の真正面に階段がある間取りは、家の中の気が階段を通って玄関から出て行ってしまうと考えられているため、風水上好ましくありません。

ただし、玄関の真正面ではなく少し横のずれた位置にあれば問題ないとされています。

風水上よくない間取り2:玄関からトイレが見える間取り

玄関からトイレが見える間取りも風水上良くない間取りとされています。

風水上よくない間取り3:角が玄関を指している間取り

部屋の角が玄関を指している間取りは風水上「殺(さつ)」とされており、好ましくない間取りとされています。

風水上よくない間取り4:玄関を出た時に外にある角のものが玄関を指している家

「角が玄関を指している間取り」では家の中の角を指していましたが、玄関を開けた時に正面に見える壁が玄関を指していても好ましくありません。

その場合は植物を置くなどし直接角が当たらないようにすることが大事とされています。

風水上よくない間取り5:玄関の直線上に外に通じるドアがある家

玄関を開けた直線上に、外に通じる窓やドアがある間取りは、家に溜まった気が流れやすく、良い気が室内にとどまりにくいとされており風水上好ましくないとされています。

風水上よくない間取り6:角や梁が多くある家

角や梁が多くある家は風水上好ましくない間取りの家とされています。

理由としては、角があることにより「気」の流れが変わってしまうためとされています。

風水上よくない間取り7:玄関に煙突がある家

玄関に煙突がある間取りの家も、風水上好ましくないとされています。

風水上よくない間取り8:寝室に尖ったものがある家

風水では角など尖ったものを嫌います。

特に寝室は体を休める場所ですから、風水的に角があるものを置くのは好ましくなく、角の多い間取りの寝室は好ましくありません。

風水を取り入れる時に特に注意したい6つの間取りのポイント

風水では目で見える形から判断する「らんとう」と、目に見えないエネルギーを計算する「理気」を組み合わせて風水鑑定を行います。

さらには、先に挙げた吉凶方位の出し方などを用いたり、実際に現場に足を運ぶことで、目で見て確認したり、耳で音を聞いたり、周囲の匂いなど現場環境の細かい部分をしっかりと把握して判定を行います。

風水上、家の間取りで特に注意したいのは下記の6点です。

風水で気をつけたい間取りのポイント1:玄関正面の階段は避ける

家の間取りを決める上で正面真正面の階段は避けるようにしてください。

風水では、玄関の真正面に階段があると、階段を通った気が玄関から外に出て行ってしまうと言われています。

また、玄関の正面に階段がある家は、気がとどまらないことから、お金が貯まらない家とされています。

玄関前に階段がある場合の対策としては、家具やついたてなどを置き、気の流れを変えることで、玄関から良い気が出て行ってしまうのを防ぐことができるとされています。

また玄関に階段があったとしても、階段の位置が玄関から少し横の位置にある場合は問題ありません。

位置的には玄関の真正面に階段があったとしても、壁の向こう側にあるなど、直接玄関に面していなければ問題ないとされています。

風水で気をつけたい間取りのポイント2:玄関から見える角は避ける

風水では角などの尖った形を好みません。

特に玄関を開けた時に角が見える間取りは風水上好ましくありません。こういった角が出入り口に向かっている、好ましくない状態を風水では「殺(さつ)」と呼びます。

これは玄関から家の外に出るときに向かいの家などの角が玄関に向いている場合も同様です。

理由としては、気の流れはもちろんですが、角が向いていると、圧迫感があり、人間の心理的に不快に感じるからです。

対策としては角の部分が隠れるように植物などを置くことです。

ただし角があったとしても、角が丸くなっているなど、柔らかい印象になっていれば風水上問題はないとされています。

※寝室や勉強部屋でも同じことが言えます。

風水で気をつけた間取りのポイント3:玄関の直線上の裏玄関や大きな窓を避ける

風水では気が外に流れやすい間取りは良くない間取りとされています。

玄関は気の出入り口にあたり、玄関の真正面に大きなドアや、窓がある場合、玄関から入った良い気が外に出ていってしまうとされており、風水的にあまり好ましくありません。

玄関の真正面にある階段と同じように、気が流れやすく、お金がたまらない家とされています。

良い気が外に流れていってしまうことを防ぐには、家具やついたてなどをおいたり、意図的に壁を作ってあげる方法が効果的であるとされています。

風水で気をつけたい間取りのポイント4:玄関から寝室やキッチン、トイレが見えないようにする

風水的には玄関を開けた時に、寝室やキッチン、トイレなどが見えるのは良くない間取りとされています。

特に玄関真正面に寝室のドアが配置されている間取りの場合は注意が必要です。

なぜこうした場所がよくないとされているのかの理由としては、寝室やキッチントイレなどは「陰陽」でいう「陰」にあたる空間のためです。

できることならそのような位置に配置することを避けた方が懸命ですが、もしどうしても間取りの制約上できない場合は、寝室の場合は真正面に玄関が来ないようにドアをずらすことが大事です。

また寝室との間に植物や花などを置くと良いとされています。

玄関を開けた時にキッチンが真正面にある間取りの場合は、やはり同じように隠すことが大事になります。

風水で気をつけたい間取りのポイント5:個室のドアを向かい合わせない

廊下を挟んだ個室のドアが真正面に並ぶ部屋の間取りは良くない間取りとされています。

この場合はドアの位置を真正面に向かい合わせるのではなく、お互いのドアをずらして設置することが大事です。

風水で気をつけたい間取りのポイント6:複雑な間取りや過度な段差を避ける

実は風水上は、スキップフロアなどの複雑で個性的な間取りの家は良くないとされています。

とくに、自分が家のどの位置にいるのかわからなくなるような家は好ましくありません。

間取りの中でも特にそうした複雑な間取りを避けたい場所は、リビングです。

風水では、気は低い場所に流れる性質を持っていると考えられているため、リビングに段差があると低い場所に人が集まり、動かなくなるとも言われています。

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風水で気をつけたい寝室の間取り7つの注意点

続いて寝室の間取りで風水上気をつけたいポイントについて触れて行きます。

風水では寝室はとても重要な場所と考えられており、健康はもちろん、運にまで影響を与えると考えられています。

風水上気をつけたい寝室の間取りのポイント1:寝室は四角い形が好ましい

まず寝室の形ですが、凹凸などの角が多い複雑な形の寝室は好ましくないと考えられています。寝室は正方形や長方形などの単純な形の部屋が好ましいとされています。

また、出っ張った柱や、クローゼットが大きく出っ張っている場合も角に含まれるため、そうしたものは避けた方がいいとされています。

風水上気をつけたい寝室の間取りのポイント2:寝室では大きな梁の下にベッドは置かない

大きな梁も角にあたります。

風水では、大きな梁の下にベッドなどの寝床があると、部屋を流れる気が梁にあたって下に流れるため直接気が当たってしまい良くないと考えられています。

ですから寝室に梁がある場合は梁の下を避けた方がいいでしょう。

もしも避けることができない場合は、大きい布などでベッドを覆い、梁を見えなくすると吉とされています。

風水上気をつけたい寝室の間取りのポイント3:寝室では出入口の延長線上にベッドを置かない

寝室では、出入り口の延長線上にベッドを置くのは風水上よくありません。

理由としては、出入り口から直接「気」が出入りし寝ている人に当たるためです。

間取り上どうしようもないときは壁などを作り直接見えないようにする工夫が必要になります。

風水上気をつけたい寝室の間取りのポイント4:寝室に勾配天井は避ける

屋根の傾斜などを見せるタイプの、勾配天井は人気の間取りの一つですが、風水では寝室では勾配天井は避けてください。

もしも勾配天井の部屋に寝室を置く場合は、同じように布などで勾配を隠す工夫が必要になります。

風水上気をつけたい寝室の間取りのポイント5:寝室に高い天井は避ける

寝室の天井がやたらと高い間取りは風水上好ましくありません。

寝室の天井が高い場合もやはり、布などで覆うことで適切な高さに保つことが必要となります。

風水上気をつけたい寝室の間取りのポイント6:寝室のベッドの足元に鏡を置かない

寝室のベッドの足元に鏡をおくのも風水上良くありません。

もしも寝室に鏡をおく場合は、鏡にカバーをかけ、目の見えない位置に置くことが必要です。

風水上気をつけたい寝室の間取りのポイント7:寝室のベッドは壁につける

寝室のベッドは必ず壁につけるようにしてください。

理由としては、気が壁の間の隙間を流れていってしまうためとされています。

ベッドと壁の間に隙間などの気の通り道があると、気が往来するため、熟睡できないとされています。

風水を取り入れる家の間取りの、その他5つの注意点

風水では、どのような家であっても必ず吉凶が混在すると言われています。

風水の目的は、気の流れで調和をとることで人とお金のバランスをとり、健康で快適に過ごしていける空間を作ることにあります。

風水を家の間取りに取り入れる際の、その他の注意点を記しておきますので、家の間取りに取り入れる際の参考にしてください。

風水を家の間取りに取り入れる際の注意点1:常に快適な環境にするため掃除をこまめにし整理整頓を行う

風水を家の間取りに取り入れる大前提としてきちんと掃除が行き届いていて、整理整頓がされていなければなりません。

家の中が使わないもので溢れてしまっていたり、掃除が行き届いておらず、ホコリが部屋の中に舞っている状態だと良い気で満たされないとされています。

風水を家の間取りに取り入れる際の注意点2:家の大きさやバランスを意識する

風水では必要以上に大きな部屋や、高い天井、長い廊下などは調和が取れないため良くないものとされています。

家は住む人に応じた適切な大きさがあり、家の大きさとそこに住む人の人数のバランスを取ることが非常に大事とされています。

風水の考えでは環境との調和、つまりバランスを取ることを重視するため、家に住む人と家の大きさのバランスが悪いと、家族が住んでいても、それぞれが孤立した関係になりやすい傾向があるととされています。

ですから、もしも大きな家に住む場合は、バランスを考えることが大事な考えとなります。そうした大きな家の場合は、気の流れがうまれるように、ペットなどの動物を飼うなど動きを取り入れると良いとされています。

風水を家の間取りに取り入れる際の注意点3:ドアの大きさと高さはバランスが取れたものにする

家の大きさはもちろんですが、玄関は気の出入り口に当たると考えられているため、玄関ドアの大きさも家のバランスを取ることが大事です。

玄関ドアの大きさをはじめ、ドアの高さがアンバランスだと、一般的にはあまり好ましくないとされています。

風水を家の間取りに取り入れる際の注意点4:住人の数に注意する

家の大きさのバランスと、住人の数のバランスも風水では非常に大事です。

狭すぎず広すぎず、適切な広さの間取りをはじめ全体的な家づくりをすることが風水上好ましいとされています。

風水を家の間取りに取り入れる際の注意点5:枕の位置に注意する

本命掛とは、生年月日により分けられた8つのグループのことを言いますが(カン・クン・ツェン・スン・チアン・ドゥイ・ガン・リー)、分けられたグループの中で「東命」なのか「西命」かにより、好ましい枕の方位があります。

本命掛が東命の場合は、東の方に枕を置き東向きに寝るのが良いとされ、西命の場合は、西の方角に枕を置き西向きに寝るのがいいとされています。

また、ご夫婦で違う場合は、弱い方に合わせて頂くと良いとされています。

ちなみに北枕は家相では悪いものとされていますが、風水では気の流れが足から入って頭に抜けていくため北枕はいいとされています。

まとめ:風水の考えを家の間取りに取り入れる

風水は世間一般の認識と違い、決して「まやかし」や「スピリチュアル」のようなものではありません。

本来の風水は、きちんとした論理体系に基づいた理論であり、きちんとした学問です。

注文住宅の土地探しで役立てたい「風水」で買ってはいけない11の土地」でもお話ししましたが、風水は統計学でもあり、環境学、方位学、地相学、地理学、天文学でもあります。

言わば、それら複数の考えが複雑に入り混じった学問であると言えます。

そこにはきちんとした計算式があり、理由があり、なぜそうなのかがはっきりとしています。その認識は、世間一般に知れ渡っている風水のふわふわとしたイメージとは大きくかけ離れています。

いわば、人類の長い歴史や知恵を統計学によって導き出した理論なので、本来の風水の考えを取り入れた家づくり、間取りづくりをされること非常に理にかなった考え方だと言えるでしょう。

★家づくりに風水の考えを取り入れれば快適な間取りをつくることができます★

本文でもお話ししましたが、きちんとした風水は、まやかしやスピリチュアルのようなものではなく、あらゆる「人間の生きる知恵」が集められた学問です。

家づくりに風水の考えを取り入れることで、その間取りにする理由や、が明確になり、いつまでも快適な住環境を手にすることができます。

これから家づくりをされる方は、風水の考えを取り入れて間取りを作成してみると、いつまでも快適に過ごすことができる可能性が高いので、選択肢の一つとして取り入れてみてください。

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予算内でいい家を安く建てるために知っておいて欲しいこと

予算内で、いい家を安く建てるために知っておいて欲しいことが、実は、3つあります。

ここでは、いい家を安く建てるために知っておきたい3つの記事をご紹介します。

1:予算内でいい家を建てるための7つの基本

注文住宅では、ほとんどの場合、当初の予算をオーバーします。

予算をオーバーする原因は様々ですが、打ち合わせを重ね、プランを進めてしまうと、一度プランを白紙に戻さないと引き返すことができなくなるなど、後戻りができなくなってしまうケースもあります。

もちろんプランを白紙に戻した際は、余計なコストがかかることは言うまでもありません

ですから、家を検討しはじめた、早い段階で依頼する側が、最低限の家を安く建てるための基本やコツを知っておき、しっかりとコストをコントロールをする必要があります。

また、何も知らずに依頼先の住宅会社と契約をかわしてしまうと、依頼先の住宅会社では希望している家が建てられないということが、家づくりのプランを進めてからはじめてわかり、納得しないままに家づくりを進めなくてはならないこともあるので、契約をする前にベースとして持っておきたい知識があります。

下記の記事では、家の価格の決まり方の話や、家のコストを決定づける要因やコストダウンの基本などについてお話ししていますので、参考にしていただき、予算内でいい家を安く建ててください。

>>>家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本

2:注文住宅を予算内におさめるために知っておきたい家の形の話

家には、お金がかかる家の形と、お金がかからない家の形があります。

また家の形次第で、間取りに制限がかかるなど、暮らしやすさが大きく左右されたり、長期間住むことで建物がダメージを受ける部分が違うためメンテナンスにかかる費用(維持費用)が変わってきたり、家の形によるメリットやデメリットが少なからずあります。

特に角の多い家は、注意が必要で、角が一箇所増えるにつれて、見積もり金額に10万円から20万円の金額差が生まれます。

下記の記事では、お金のかかる家とお金のかからない家の形の違いについてお伝えすると同時に、どのような家の形はコストが上がるかなどの例も載せておきますので、注文住宅で家づくりを検討しはじめたら、長い目で、家の形にも注意して家づくりを進めていくことをお勧めします。

家の形については下記の記事を参考にしてください。

>>>家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い

3:無料でもらえる住宅カタログを使って理想の家を建てる方法

注文住宅での、家づくりは情報を集めるところからスタートします。

そして、最終的に、いい家を建てられるかどうかの大きな分かれ目は、依頼先選びで決まると言っても過言ではありません。

実際、同じようなプランでも、依頼先によって見積もり金額に違いが生まれますし、予算の違いだけではなく、同じ要望でも依頼先次第で提案されるプランも違ったり、できることやできないことも違い、さらには工事の良し悪しも変わってきます。

だからこそ、失敗のない注文住宅を建てる上では、各社をしっかりと比較し、しっかりと検討してから依頼先を決める必要があります。

依頼先選びで、各社を比較検討をするためには、住宅カタログを利用すると便利ですが、各社のカタログを読み解く上で、押さえておきたいポイントなどがあります。

下記の記事では、無料で住宅カタログを取り寄せて、住宅カタログの見るべきポイントや、押さえたいポイント、住宅カタログを使いこなして賢く家を建てるポイントなどについて書いておりますのでぜひ、参考にして家づくりを進めていってください。

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以上、参考にして家づくりを進めてください。

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