影によって時計を表現するというアイデアを実現したデザイナーがします。
この「影時計」のアイデアは、時間が経つに連れて移動したり形を変える、木々や建物の影にインスパイアされて思いついたとのこと。
この「影時計」はエンジニアのChiyu ChenとデザイナーのHanhsi Chenのコラボレーションから生まれた作品です。
影時計は一般的なハロゲンバルブを取り付けている壁があればどこにでも好きな壁に設置することができるとのこと。
また、影時計には「時針」「分針」「秒針」がついており、その長さや大きさを好みの大きさに変更することも出来るようです。
壁時計はシンプルかつ機能的で合理性を目指した時計で、制作過程に置いて出来る限りわずかな素材と構成で組み立てられ、細部にいたるまで慎重に設計されたとのこと。
電池は上部フロント部分のふたをあけるだけで交換できます。電池が亡くなってしまっても本体を取り外すことなく、ふたを開ければ交換できるという機能性にもすぐれたデザインとなっています。
ハロゲンランプは標準的な G6.35口金を利用しており、影時計のムーブメント(動力方式)も一般的なクォーツ(電圧をかけることで水晶を振動させる仕組み)となっているとのこと。
壁に設置された影時計をみると右の写真のように3つの影が針となって四方八方に照らし出します。
影の長さなどは自分好みに調整できるのが嬉しいですね。
正面と側面、どちらからみても時間を正確に読み取ることが出来ます。また中央に光が強く、まわりに行くに従い、淡くなっていく光の色のグラデーションも楽しむことができます。
左上の写真から右下の写真まで、ハロゲンランプの設置方法や蓋のかぶせ方、また電池の入れ方などです。
このランプ、暗い部屋にあるとかなりおしゃれです。またこういった特徴的な時計をお店などで使用したら、お客さんの目に留まり印象に残るに違いありません。
デザイナー:Hanhsi Chen
▼参考:(外部サイト)
Shadow Clock by Hanhsi Chen and Chiyu Chen » Yanko Design
Shadow Clock tells time in a poetic manner | Designbuzz : Design ideas and concepts