どうも、ネコの糞をコーヒーにして飲みたいといったら変人扱いされた編集長のHIROです。
ネコの糞からコーヒーをつくるというと、知らない人は必ずといっていいほどひいてしまいます。しかし、ジャコウネコの糞からとれる、未消化のコーヒー豆は知る人ぞ知る世界最高級のコーヒー豆です。
ジャコウネコは熟したコーヒーの実の中でも完全に熟した、特に美味しい実しか口にせず、ジャコウネコの腸内の消化酵素の働きや腸内での発酵によって、コーヒーにその独特の香味が加わるため、ジャコウネコの糞からとれるコーヒー豆は、なんとも言えない味を醸し出すのです。
なぜジャコウネコがコーヒー豆を食べてしまうのかというと、コーヒー豆を主食にしているわけではなく、美味しいフルーツと間違って口にしてしまうからにすぎません。
決しておいしいコーヒー豆が餌となるのではなく、お腹がすいて一緒に食べてしまい、未消化の部分が主食の果実と腸内で消化され美味しい糞、つまりコピルアックとなるのです。
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世界最高級のコーヒー豆、コピ・ルアックはどのようにして出来上がるのか?
ジャコウネコの糞となった時に果肉の部分は消化されてしまいますが、種子にあたるコーヒー豆の部分は消化されずにそのまま排泄され、それがコピ・ルアックの原料となります。
ジャコウネコは美味しいフルーツの実を好んで食べるため、消化の過程で、一緒に食べたフルーツの香りがコーヒー豆にうつりフルーティーな匂いのコピ・ルアックが出来上がります。
排泄されたジャコウネコの糞は、現地の農民の手によって、糞の中からコーヒー豆を取り出し、きれいに洗浄し、よく乾燥させた後、高温で焙煎されます。
こうして、コピルアックが完成します。
世界最高級のコーヒー豆、コピ・ルアックを購入する前に押さえるべきこと。
ただ気をつけたいのが、コピ・ルアックのほとんどの製法は、ジャコウネコをニワトリをゲージの中に閉じ込めて大量に卵を産ませるようなやり方で採取されているということです。
つまり、ゲージの中に、ジャコウネコを閉じ込め、その中に大量に生産した農薬つきのフルーツやコーヒー豆を入れて餌付けをする製法です。
こうして採取されることの問題点はまず第一に、ジャコウネコは野生に戻ることができなくなること、そして第二に閉じ込められたストレスのせいで精神的に病んでしまい美味しいコピ・ルアックを生成するのにかかせないジャコウネコ本来の嗅覚がにぶってしまうこと。それによって美味しいフルーツやコーヒー豆を見分けられなくなってしまうことです。
大量に食べさせて、大量に糞をさせて、簡単に回収、という流れでは美味しいコピルアックは出来ません。市場に出回っているコピルアックは、こういった製法で採取されていることもあるため、信頼のおけるお店で買うことが重要です。
ジャコウネコの糞で出来る、コピ・ルアックが高価な理由は、その希少価値によります。そもそもジャコウネコは数自体が少なく、上述したように、おいしいフルーツの実と間違ってジャコウネコが偶然口にして出来る豆であるという点、そして、天然のジャコウネコの糞は土の色と同じなため、見分けるのが非常に難しいということです。
世界最高級の豆、コピ・ルアックの中でもさらに希少な本物のコピルアックを手にいれるために気をつけたい2つのこと。
1、ジャコウネコが放し飼いされていること
これは農薬を一切使っていない、自然農法かということです。また自然にはえている美味しい果実がいっぱいの矢までの清算であるかということも大事なポイントです。ジャコウネコが農薬を使った実を食べていると、その農薬の部分がジャコウネコのお腹の中に蓄積されてしまい、本当に美味しいコピ・ルアックが出来上がりません。
2、ジャコウネコがストレスフリーであることが考えれていること。
放し飼いで自然のままの状態で糞が採取されているかということ。よくある囲いの中で育てられたジャコウネコではなく、野生のジャコウネコが食べたコーヒー豆であるかということも、大事な点です。そもそも、大量生産に特化した、製法では本当に美味しいジャコウネコの糞、コピルアックは採取できません。
最低でも以上の2点を押さえた上で、世界最高級豆である、ジャコウネコの糞、コピ・ルアックをお買い求めください。以上の点を押さえることで、希少といわれている、コピ・ルアックの中でも、さらに希少なコピ・ルアックを手にいれることが出来ます。