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ひとつの針で時刻をあらわす不思議な時計「DISLOCATION CLOCK 」

DISLOCATION CLOCK




ひとつの針しか見当たらない一風変わった時計があります。一見すると普通の時計にみえるのですが、少し観察してみると、実は時計の針がひとつしかないということに気がつく、面白い時計です。

この時計をはじめてみて、からくりに気がつくことができた人は、思わずその斬新さに言葉を失ってしまうに違いありません。

DISLOCATION CLOCK

この時計をみて、今何時をさしているか、正確に答えられるでしょうか。針がひとつしかない、おしゃれなデザイナーズ時計です。

もちろん時計ですからしっかりと時を刻みますし、正確な時間をさしています。

DISLOCATION CLOCK2

アップしてみると、その針の先端が何やら折り曲がっていることがわかります。上の写真と見比べると、少し角度も違うようです。

どうやら先端の針の角度に秘密がありそうですね。

DISLOCATION CLOCK3

今度は先端の針が直角になっています。勘のいいあなたならもうお気づきですね。実はこの針、先端の短い部分が「時針」になっており、壁に直接繋がれた、長い針が「分針」となっています。

上の写真では、「6時50分」頃をさしているということになります。

DISLOCATION CLOCK4

では今度は何時だかわかるでしょうか。

・・・

そうです。「8時50分」ですね。はじめの頃は時刻を確認するのに時間を要してしまったり、考えてしまったりするかもしれませんが、慣れてしまえば一般的な時計と同じように瞬時かつ正確に時間を読み取ることが出来るようになります。

DISLOCATION CLOCK5

この時計を発明したのは、ロンドンをベースに活躍する台湾人デザイナーのHanhsi Chenさん。「時針」と「短針」をひとつにしてしまうというアイデアは今までありそうでなかった画期的なアイデアだと思います。

写真は針の裏側です。歯車をもちいることにより、それぞれが連動しあい、正確に時刻を指し示す仕組みとなっています。

DISLOCATION CLOCK6

こちらはDislocation Clockのラフスケッチです。2つの線が折り重なる中心部を右にずらしただけということを意味しています。

時計の針が何時をさしているのかわかりずらく複雑な感じがしますが、この図を見てからDislocation Clockの時刻をみると確かに中心部がずれているだけの単純な発想だということが理解できます。

これは、ただ単に、中央がずれていることにより見た目にだまされているだけであって、読み取る時は通常の時計と同じように、二つの針が重なっている部分を中心に読み取れば時刻を正確に読み取ることが出来るということです。

からくりはそこに、「ただ中心部をずらす」ところにあったんですね。

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左が「9時5分」右が「9時20分」ということですね。見た目にだまされず普段通りに時刻を読み取れば、簡単に時刻を言い当てることができます。

なんとも不思議な作品ですね。

Dislocation Clockの動画はこちらからご覧頂けます。

発想が非常に面白い作品です。いかに私たちが普段常識にとらわれて、みえるものがみえなくなってしまっていることに気がつかされます。

デザイナー公式ホームページ:Hanhsi Chen | Design Objects

参考

Dislocation Clock

Royal College of Art | Han-Hsi Chen