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二世帯住宅を建てる前に知っておきたい4つの間取りと38のメリットとデメリット

二世帯住宅では、単世帯で家を建てる時とは、違った視点で家づくりを検討する必要があります。

また二世帯住宅では、単世帯とは異なった視点で間取りを検討していかなければなりません。

今回は、二世帯住宅を建てる前に知っておきたい4つの間取りの話、それに二世帯住宅のメリットとデメリットについてお話ししてきます。

さらに、二世帯住宅を建てて、同居した際に起きやすい3つのトラブルの話や、実際に暮らし始めなければわからない二世帯住宅の良い面と悪い面、二世帯住宅の現実についても詳しく書いていきます。

つまり、二世帯住宅を今検討している方も、これから検討する方にとっても、お互いにとってベストな選択となるように、二世帯住宅の良いところも悪い所も書き記していきます。

今回の記事では、二世帯住宅のメリットやデメリットの話だけではなく、二世帯住宅の間取りのポイントや注意点、さらに二世帯住宅を建てる上での話し合いのポイントなどについても、合わせてお話ししてきますので、二世帯住宅を検討されている方はぜひ、一度読んで頂いて、参考にして頂ければ幸いです。



二世帯住宅とは

二世帯住宅とは、1棟の建物に二世帯の家族が同居して暮らす住宅のことを言います。

二世帯住宅では、一つの建物に親の世帯と、子の世帯、「親」「子」「孫」の3世代が一つ屋根の下に暮らす形になりますが、玄関を別々にした建物や、部分的に設備を共用した建物など、それぞれの世帯の生活リズムを考慮して、様々な間取りを検討することができます。

二世帯住宅では、それぞれが別々の生活リズムや別の価値観や習慣を持つ世帯が暮らしていく形になるため、お互いに暮らしやすい「住み分け方」を知り、間取りに活かしていく事が、二世帯住宅を検討する際の大事なポイントとなります。

二世帯住宅の4つの間取り

二世帯住宅は、「共用」部分と「専用」部分の間取りの分け方によって、様々な形にできます。

二世帯住宅の間取りは、玄関や水周りを共用しプライベートな部屋だけを分けた「共用型(同居型)」の間取り、一部の設備を共用しながら親世帯と子世帯の生活を1階や2階などで住み分ける「部分共用型」の間取り、玄関が二箇所あり別の世帯として暮らす「完全分離型(連棟型)」の間取りの3つのタイプの間取りがあります。

【二世帯住宅の間取りは大別すると3つ】

1:共用型(同居型)
2:部分共用型
3:完全分離型(連棟型)

このうち、部分共用型の場合、「内」階段で世帯を分けるものと「外」階段で間取りを分けるタイプがあるため、さらに細かく分けた場合、二世帯住宅の間取りは下記の4つのタイプに大別されます。

【二世帯住宅の4種の間取り】

1:共用型(同居型)
2:「内」階段式の部分共用型
3:「外」階段式の部分共用型
4:完全分離型(連棟型)

どのプランでもメリットがあればデメリットがあるため、それらをよく理解した上で二世帯住宅にするのが本当に適切か、両世帯で十分に話し合い、二世帯が一つ屋根の下で暮らすことで生じる不満を少なくすることが、二世帯住宅の間取りを検討する上で大事なポイントとなります。

1:共用型の間取り(同居型の間取り)

玄関をはじめ、キッチンや浴室などの水周りを一箇所で共用するタイプの二世帯住宅が共用型(同居型)の間取りです。

共用型の二世帯住宅で一般的な間取りは、段差のない1階に共用のLDKや親世帯の間取りを設け、段差のある二階に子世帯のプライベートスペースを設ける間取りです。

共用型の間取り(同居型の間取り)では、生活の拠点となるLDKを共用するため、親世帯と子世帯の交流が盛んになり、二世帯住宅の醍醐味である大家族ならではの、豊かな生活を楽しむことができます。

ただし、共用型の間取りでは、キッチンを含む水周りの設備が一階に集中しているため注意が必要となります。

例えば、娘夫婦との同居の場合はトラブルは少なくて済みますが、息子夫婦との同居の場合、一家に二人の主婦が同居する形になるので、キッチン周りのトラブルが起きやすい間取りになります。

キッチン周りのトラブルを防ぐためには、あらかじめキッチンの広さを広く取る方法や、子の世帯にも自由に使う事ができるサブキッチンをつくるなどの対策を施す方法があります。

また、共用型の二世帯住宅では、プライバシーの問題など、お互いの生活に配慮したゾーニングをするなど間取りに工夫をする必要があります。

特に夜間は、水周りの音が響きやすい傾向にあり、子世帯が暮らす2階にも水周り設備を設置する場合は、1階の親世帯の寝室とは離して設けるなど、間取りには細心の注意をする必要があります。

つまり、親世帯と子世帯では生活のリズムも変わってくるため、お互いの生活に配慮したゾーニングを如何に検討するかが、共用型の二世帯住宅を建てる最大のポイントとなります。

その他、食費や光熱費などの分担を、あらかじめはっきりさせておくことも共用型の二世帯住宅では大事なポイントの一つとなります。

二世帯住宅の間取りの中でも、最も建築費用、光熱費、食費などの生活費がかからず、最もお金がかからないタイプの二世帯住宅が「共用型(同居型)」の間取りとなります。

2:部分共用型の間取り

部分共用型の間取りとは、玄関を2つ設け、上下の空間で親世帯と子世帯で住み分け、家の設備を部分的に共用する間取りです。

もちろん、玄関を1つにし、内階段で上下の空間に部分的に分けて、設備を共用するタイプの二世帯住宅もあります。

部分共用型の二世帯住宅の間取りは、親世帯と子世帯で生活リズムが異なっていたり、それぞれの世帯が完全に独立することなく程よい距離感を保ちながらも、適度にお互いのプライバシーを守りたい場合などに最適な間取りです。

内部で自由に行き来できる空間を設けながら、住宅設備の一部を共用する形になるので、共用部分が増えるほど、それぞれの世帯の生活空間を建築するのにかかるコストを抑えることができるなど、部分共用型の間取りのメリットを活かすことができます。

・2−1:「内」階段型の部分共用型の間取り

「内」階段型の部分共用型の間取りでは、1階に2つの玄関をつくり、親子それぞれの世帯で別々に家の中に入れるような間取りとなります。

親世帯と子世帯の玄関は別々となりますが、家の中でそれぞれの世帯の生活空間へ自由に行き来できる間取りになっており、水周りの設備など家の設備を共用できるようになっています。

・2−2:「外」階段型の部分共用型の間取り

「外」階段型の部分共用型の間取りでは、1階と2階に玄関をつくり、2階の玄関には外階段で上がれるように工夫された間取りとなります。

親世帯と子世帯の玄関は別々となりますが、「内」階段型の部分共用型の間取りと同じように、家の中で、それぞれの世帯の生活空間へ自由に行き来できるようになっており、水周りの設備が共用できるようになっています。

・「内」階段型と「外」階段型の違い

内階段型と外階段型の間取りの大きな違いは独立性の違いです。

「内」階段型の部分共用型の間取りよりも「外」階段型の部分共用型の間取りの方が、それぞれの世帯で独立性が高い間取りとなります。

・部分共用型の間取りの特徴と注意点

部分共用型の間取りでは、家の中で親世帯と子世帯で自由に行き来できる内階段や扉が設けられ繋がっており、トイレや浴室などの住宅設備を共用できるように間取りが工夫されています。

上下の空間で親世帯と子世帯で分けられている間取りのため、1階と2階の両方にキッチンや浴室、トイレなどの水周りの設備を設置するプランを検討することもできます。

例えば、親世帯が暮らす一階に、メインで使う共用のキッチンを設けて、普段はキッチンを共用で使い、子世帯が暮らす2階にもミニキッチンを配置することで、お互いの世帯が自由に気兼ねなくキッチンを使いやすくするプランもあります。

ただしその場合、設備が増える分だけ費用が2倍になるので建築費用は高くなります。

また一般的に親世帯が1階、子世帯が2階に住み分けることが多く、生活リズムが違う2階の生活音には、一定の配慮をしたゾーニングが必要となってきます。

3:完全分離型(連棟型)の間取り

二世帯住宅の完全分離型の間取りとは、親世帯と子世帯、それぞれの世帯が屋根が続いたひとつの棟で暮らしながらも、それぞれの世帯で完全に独立し、全く別の世帯のように暮らす間取りです。

つまり、玄関も別であれば、家の中の設備も全て別となるタイプの二世帯住宅が完全分離型の間取りとなります。

完全分離型の間取りは、二世帯住宅の中でも最も独立性が高く、完全に別れているタイプの家となります。

設備が別々のため建築コストが最も高く、家を1棟建てるのに他の二世帯住宅のタイプよりも広い敷地が必要となります。

完全分離型の間取りを選んだ場合、建築コストはほぼ2軒分かかりますので二世帯住宅にする経済的なメリットは期待することができません。

完全分離型の間取りでは、部分共用型の上下階で生活を住み分けている間取りと違い、建物の左右に建物を連ねる事で、親世帯と子世帯の間取りを分ける形になるので、それぞれの住宅で1階と2階をつくることができる他、別々の庭をつくることもできます。

部分共用型の間取りと違い、生活リズムの違いなどで生じる、上下間の生活音を気にする必要は無くなりますが、左右隣り合わせの部屋の使い方を十分に検討する必要があります。

例えば、隣り合わせの部屋が、親世帯は寝室、子世帯はリビングだった場合、生活リズムの違いによりうまれる生活音で、お互いに居心地の悪い空間になってしまう可能性があります。

どうしてもそのような間取りになってしまう場合は、遮音性の壁にする、または背中合わせの収納を作るなどの間取りの工夫が必要となってきます。

二世帯住宅のメリット

二世帯住宅を建てるメリットは大きく言うと3つに分類できます。

1:経済面でのメリット
2:生活面でのメリット
3:精神面でのメリット

それぞれのメリットについて下記から詳しくお伝えしていきます。

様々なご意見を伺う中で二世帯住宅のメリットをまとめると、第一に「お金の面」続いて「何かあった時のそれぞれの世帯でのサポート体制が整う」ことが最大のメリットになります。

二世帯住宅にする「経済面」でのメリット

1:家を建てる時の費用を分担できる

二世帯住宅にすることで世帯ごとにかかる建築費用を削減することができます。

二世帯住宅の間取りの取り方など、それぞれのケースによって建築費用に差は出てきますが、キッチンや浴室など共用する場合、それぞれの世帯で一棟ずつ建てるよりも、設備にかかる費用を半分の金額で建てることもできます。

二世帯住宅では、親世帯にとっては少ない資金で家を建てることができたり、子世帯にとっても、新たに土地を購入する必要がないなどの経済的なメリットを受けることができます。

また子世帯だけでは経済的に新築の家を建てる余裕がなくても、二世帯住宅にすることで家を建てられるなどの経済的なメリットもあります。

※ただし二世帯住宅の間取りの取り方によっては費用が丸々2軒分かかることもあります。
二世帯住宅の住宅ローンについては「親子リレー返済の注意点と、夫婦で団信に入る時に検討したい2つの金融機関」や「よくありがちな新築一戸建て注文住宅の家づくりを失敗する6つの原因と注意すべき159のこと」の「よくありがちな注文住宅での家づくりを失敗する原因2:ずさんな資金計画を立ててしまう」も参考にしてください。

2:世帯あたりの生活費の負担を軽減できる

二世帯住宅では、生活費や光熱費が単世帯に比べると節約しやすい傾向にあります。

例えば食材をまとめ買いをしたり、賞味期限が切れる前に食材を使い切る事ができたり、食べ残しが減るなど、両世帯で助け合うことで単一世帯に比べると生活費の負担を軽減でき、節約しやすくなる傾向があります。

ただし、それぞれの家庭のケースにより、生活費が増えることも想定されるため、二世帯住宅の全てのケースで生活費が削減できるわけではありません。

例えば完全分離型の二世帯住宅の場合は、それぞれの世帯で食費や光熱費を負担する形になるため、二世帯住宅にしても、それほど生活費に変化がないどころか、逆に上がってしまうこともあります。

3:税制の面で有利になることが多い

家を建てるには様々な税金がかかってきますが、二世帯住宅には税金の優遇措置があります。

例えば被相続人が亡くなった際、家を相続した方が、同居していた親族で、続けて住むことを条件に土地の評価額を8割減額する「小規模宅地等の特例」等の制度があります。

家づくりでかかる税金については「家づくりで知ってトクする6種類の税金の話と住宅ローン控除の話」も合わせて参考にしてください。

二世帯住宅にする「生活面」でのメリット

1:親と子の世帯で助け合える

二世帯住宅では、日常的に親と子の世帯で助け合うことができます。

例えば子世帯にとっては育児を助けてもらう事ができたり、親世帯からすれば複雑な機器の設定だったり加齢期のサポートまで期待する事ができます。

また、外出のついでに買ってきて欲しいものなどを頼むこともでき、生活が楽になるメリットがあります。

2:家事を協力し合うことができる

二世帯住宅では、しっかりとしたルールを決めることで家事を協力し合うことができます。

例えば曜日ごとに家事を分担し担当を決めれば、お互いの生活を助け合うことができます。

また、完全分離型の二世帯住宅であっても、家を開ける際に雨戸の開け閉めや洗濯物の取り込みをお願いすることができます。

3:孫の世話を頼める

たまには夫婦でどこかに出かけたいときなど、孫の世話を親世帯に気軽に頼むことができます。

4:安心して旅行や帰省ができる

例えば親世帯は、子世帯に家を任せて、安心して長期で旅行に行くことができます。

また子世帯にとっても、長期で帰省をすることができたりと防犯面で気を使わずに済みます。

5:わからないことを手伝ってもらえる

親世帯からすれば、パソコンの設定などわからないことがあれば子世帯に助けてもらうことができます。

子世帯の場合は、裁縫など、苦手な家事を手伝ってもらったり教えてもらったり互いの知恵や知識を共有することができます。

6:病気にかかっても安心できる

二世帯住宅では、片方の世帯の誰かが病気にかかっても、家族のサポートを受けられるので安心でき、病気の時に心強いというメリットもあります。

二世帯住宅にする「精神面」でのメリット

1:家族の気配が感じられるので安心できる

特に二世帯住宅に住む親世帯で多い意見が、家族が近くにいるという安心感です。

孫がそばにいることで家が明るくなり、いつまでも元気でいられたり、家族の気配が感じられるため安心感があると言う方は非常に多いです。

2:一緒に暮らす安心感がある

二世帯住宅で暮らすことで、家が完全に留守になる時間が少なくなり防犯面でも安心感が得られます。

また宅配便の受け取りを任せることもできますし、夕立など急に雨が降ってきたときなどに、洗濯物を取り込むことを、お願いできるので生活にゆとりと安心感がうまれます。

さらに体調を崩したときなどは、病院に連れて行ってもらうなど、お互いの世帯で助け合うこともできます。

3:親世帯の持つ文化が孫に伝わりやすい

二世帯住宅では、親世帯と交流を持つ機会が増えるため、親世帯の知恵や文化が孫に伝わりやすくなります。

様々な価値観や様々な考え方があることを、物心ついた小さい子供のうちから学べる機会を持てるため、子供の成長に良い影響を与えることができます。

親世帯からしても、孫と交流を持てるのは嬉しく感じることが多いですし、孫の成長をはじめ、家が明るくなるので親世帯の生活の向上にもつながります。

4:突発的な出来事に対応できる

共働きの場合、仕事で遅くなってしまうときなどに、子供の面倒を親世帯に頼ることができたりと、何事にも対応できる安心感を得ることもできます。

5:生活に張り合いがでる

別々の世帯が暮らすことにより、程よい緊張感が生まれ、生活に張り合いがでることもあります。

単世帯だけでの生活よりも、生活にリズムが生まれ、彩りのある生活を築くことができます。

二世帯住宅のデメリット

二世帯住宅を建てるデメリットは、二世帯住宅を建てるメリットと同じように大別すると3つあります。

1:経済面でのデメリット
2:生活面でのデメリット
3:精神面でのデメリット

それぞれのデメリットについて下記に記していきます。

※デメリットに感じるかどうかは、親子の関係性によって違ってきますので、それぞれのケースにより異なります。それを踏まえた上で、一つの意見として読んでいただくことをお勧めします。ただ様々なご意見を伺っている中でまとめると、二世帯住宅の住みやすさを分ける一番のポイントは親世帯のご両親が子世帯に対して気を使える方がどうかで変わってくると思います。

二世帯住宅にする「経済面」でのデメリット

1:建築総費用が高額になることがある

二世帯住宅の間取りによっては費用が高額になることもあります。

特に完全独立型の間取り(連棟型の間取り)では、住宅の設備はもちろん、床面積、基礎、屋根にかかる費用も大きくなります。

家は面積の広さ(壁・屋根・床など)によって高くなるので、壁や床などが広くなるほど建築費用がかさんでいきます。

【家の価格の決まり方】

・家の価格=スケルトン状態の家+間仕切りの数+その他(設備、造作など)

完全独立型の間取りでは、設備にかかる費用が2倍になるので、単純に2軒分の土地と2軒分の建築費用が、かかることとなり、本体工事費だけでも費用が2倍近くに跳ね上がります。

二世帯住宅だからといって、家を建てるための費用が安くなると思いがちですが、ケースによっては高額となることもありますので、全てのケースで家を安く建てられるとは言いがたいところがあります。

二世帯住宅で家を建てる場合、親子リレー返済という住宅ローンの返済枠が設けられています。利用に当たっては様々な条件や注意点がありますが「親子リレー返済の注意点と、夫婦で団信に入る時に検討したい2つの金融機関」に要点をまとめておきましたので住宅ローンを組む場合は参考にしてください。

2:光熱費も高くなることがある

設備を共有していると、毎月の光熱費を共有することになり、ケースによっては、光熱費が高くなってしまうこともあります。

3:二世帯住宅は売るのが難しい

二世帯住宅は売却をするのが非常に難しくなります。

二世帯住宅ではあらかじめ賃貸として貸し出すことを想定してつくらないと、親世帯がなくなった後、必要のない設備が残る空き家になってしまう可能性があります。

共用型や部分共用型の場合は、親がなくなった後、どのようにして処分をして良いのかわからず、手つかずのまま空き家になってしまっているという話も聞きます。

4:兄弟(姉妹)がいる場合は相続でもめることがある

費用を分担して建てているため、兄弟(姉妹)がいる場合は、親が亡くなった後に相続の問題でもめることがあるので、家を建てる前にはっきりとさせておくことが必要です。

相続の問題はストレスになるケースが多く、親が亡くなった後に、自分たちだけのお金で建てた方がよかったと感じるケースも多いようです。

二世帯住宅にする「生活面」でのデメリット

1:プライバシーの確保が難しい

特に、両世帯が共有するスペースが多い共用型(同居型)の二世帯住宅に言えますが、家族一人一人のプライバシーを確保することが難しくなります。

話し合いでルールを決めたり、打ち合わせの段階で、お互いの生活が気にならないゾーニングをし、間取りを工夫するなどの必要が出てきます。

2:生活リズムの違いがストレスになる

働き盛りの子世帯と、定年を迎えた(または、定年が近い)親世帯では生活のリズムが合わずにストレスになる場合もあります。

子世帯からすれば、朝早い時間帯に掃除機をかける音がしたり、親世帯からすれば、夜寝静まった頃に洗濯機をはじめ、様々な物音が聞こえてきたりと、生活リズムの違いにより、お互いにストレスを感じやすくなります。

また、家事を分担できると思っていたのに、蓋を開けてみれば、片方の世帯にだけ家事が負担になってしまったという話もあります。

親が高齢になれば家事を行うことが難しくなるので、子世帯の負担もどんどん大きくなって行く傾向にあります。

3:キッチンでのトラブルが生まれやすい

キッチンの問題は、主婦にとって非常に大きなストレスとなります。

例えばキッチンのレイアウト次第では、どちらかの世帯がキッチンを使っているときは、気を使って使うことができないなどの問題が頻繁に起こります。

子世帯の方でも自由に使えるキッチンをはじめ、水周りの設備を使用できるようにしておけば問題はなくなりますが、設備が2つになれば、コストも2倍になるため注意が必要となります。

キッチンのレイアウトについては「注文住宅のキッチンで抑えておきたい6種類のキッチンとレイアウトのコツ」を参考にしていただき、キッチンの間取りについては「注文住宅のキッチンで心地のいい間取りにするための7つのコツ」を参考にしてください。

4:食事などの生活リズムを合わせる必要がある

二世帯住宅では別々の世帯が暮らす形になるため、ある程度はお互いに生活リズムを合わせる必要があります。

そのため、夜遅くまで起きてて、お昼頃に起きる生活などをすることは難しく、ある程度どちらかの世帯の生活リズムに合わせる必要性が出てきます。

5:親戚が集まる家になる

親世帯と暮らす場合、お盆や正月に親戚が集まる家になります。

単世帯であれば必要のない、お盆やお正月の準備で振り回されることもちろん、家の近くに親戚や兄弟が住んでいる場合は、休みの日にふらっと家にくることも考えられます。

自分のペースで進められず、人に振り回されてしまうような、二世帯住宅ならではの、そうした些細なことがストレスにつながることもあるので、十分に検討しておく必要があります。

6:来客を招きにくくなる

例えば、頻繁に友人を家に招待しパーティーをしたい場合などに二世帯住宅は向きません。

友人を家に招く時は、どちらかの世帯の了承を得る必要があったりと行動が制限されます。

7:郵便物が見られる

あまりお互いの世帯に知られたくない郵便物も、二世帯住宅では隠すことが難しくなります。

8:買ったものを隠せない

衣類など高級なブランド品を買った場合、世帯間で隠すことができません。

人によっては買い物の自由が奪われると感じる方もおり、ストレスを感じてしまうこともあります。

9:自分の家だと感じづらい

二世帯住宅は、家を二世帯で共有する形になります。

自分の世帯だけの所有物ではないため、自分の一存では決められないことなどが出てきたり、家に関して自由がなくなり、また自分の家だと感じづらい傾向があります。

リフォームなどで間取り変更を進める際も、それぞれの世帯で話し合う必要があったりと、家に関する自由がなくなります。

10:時間の経過とともに住み心地が悪くなる可能性がある

住みはじめのうちは、お互いの生活のいい面ばかりが見えますから、住み心地よく快適に過ごすことができます。

ただし、住みはじめは心地よく感じていても、次第に考え方が変わったりすることでお互いの世帯で軋轢が生まれてしまうこともあります。

11:インテリアの好みが別れることがある

共用型(同居型)や部分共用型の二世帯住宅の場合は、間取りや外観のデザインをはじめ、インテリアの好みを統一するのが難しくなります。

どちらかの好みに合わせる必要があるので、自分の思い通りにいかないことが多くなります。

12:お互いに気を使い出かける頻度が減る可能性がある

別々の世帯が一緒に暮らすことにより、少なからず気を使うことになるので、気持ち的に自由に出かけることが難しくなります。

二世帯住宅を建てた方の中には、週末に出かける回数が減ってしまったなどという方もいます。

外出先でも食事の支度をする時間が迫っているなど、家のことが気になることもあります。

単世帯なら帰りの時間が遅くても気にはなりませんが、二世帯住宅では、帰りの時間をいつも気にかけながら外出しなければならなくなることも多くなります。

二世帯住宅にする「精神面」でのデメリット

1:生活を干渉される

二世帯住宅では親世帯と子世帯の距離が近い場所で生活するため、生活を干渉されやすくなります。

例えば、親世帯に黙って旅行に行くなど、隠すことはできません。

また直接的にに干渉はされていなくても、精神的に気になってしまったり、ストレスを感じてしまうケースもあります。

特に親世帯と気が合わない場合は、精神的に病んでしまうケースもあります。

2:音が気になる

一つ屋根の下で生活をすると、必ず生活音が出てきます。

また間取りによっては話し声が気になることもあります。

普段は気にならない音でも、生活リズムの違いによる音の問題は、知らず知らずのうちに蓄積されて行き、次第に大きなストレスとなってしまうこともあります。

音が気になることで、夫婦生活も悪くなってしまう可能性があるので慎重に間取りを検討する必要があります。

寝室の間取りのアイデアについては「注文住宅の家づくりで夫婦生活を豊かにするための寝室づくりの8つのアイデア」を参考にしてください。

3:いつも監視されているような気分がする

親世帯と子世帯の距離が違い分、行動が制限され、人によっては、いつも監視されているようなストレスを抱え込んでしまうことがあります。

4:世帯間の価値観の違いによりトラブルが起きやすい

親世帯と子世帯では、価値観や、ライフスタイルに違いがあります。

特に息子世帯の家に嫁いだ場合、育ってきた環境が大きく異なるため、掃除や洗濯の方法をはじめ、料理の手順、つくりかた、味付けの仕方、盛り付けの仕方など、様々な面で異なるためトラブルが生じやすくなります。

5:夫婦関係が悪化する可能性がある

夫婦のどちらかが共同生活に対してストレスを溜めこみ、夫婦関係が悪化してしまう可能性もあります。

6:子育ての考え方や、やり方の違いでもめる可能性がある

また、親世帯と子世帯で同居すると、それぞれの世帯の生活の様子が少なからず気になるようになります。

それぞれの世帯での考え方の違いから口を挟みたくなるようなことも出てきます。

世代間における価値観の違いなどのギャップをはじめ、子育てに対する考えた方の違い、やり方の違いなどでもめる可能性があります。

例えば孫が可愛く、食べ物からおもちゃに至るまで、あげたくないものを親世帯の考えで勝手にあげてしまったりとトラブルが起きやすくなります。

また昔と今では母乳やミルクの違いをはじめとした考え方の違いが非常に変わってきています。

さらに、ママに怒られているのにも関わらず、子供が祖母に甘えていつの間にかママが敵になっているなどのことも普通に起こります。

自分の子育てとは違う方針で、子育てをする形になるので子供の世話を頼むことがかえってストレスになることもあるので、「子育てに関して絶対に口出しはしない」などしっかりとルールを決めておくなど注意が必要となります。

7:一人でリラックスする場所や時間を設けることができない。

特に同居型や部分共用型の二世帯住宅では、1人で自由に羽を伸ばしてリラックスする時間を設けることは難しくなります。

ようやく一人になれたと思ったら来客がきたり、子供が帰ってきたりと、一人の時間を確保するのが難しくなる傾向があります。

8:プライベートな時間がなくなる

「7:一人でリラックスする場所や時間を設けることができない」に似たような点は多いですが、二世帯住宅では、お互いの生活に気を使うことになるのでプライベートな時間を設けることが難しくなります。

二世帯住宅の間取りプランのポイントと注意点

二世帯住宅の間取りを検討する際は、一つの世帯が暮らす一戸建て住宅とは異なった視点で、間取りを検討していく必要があります。

ここでは特に二世帯住宅の間取りを考える上で注意したい点とポイントについて話していきます。

1:どんな建物にしたいのか両世帯で話し合う

二世帯住宅を検討する上で、どんな建物にしたいのか両世帯で十分に話し合うことが大事です。

二世帯住宅を建てる前に、両世帯で率直な意見を交わし合う場を設け、十分に話し合う時間を設けないと、家が建ち住みはじめてから時間が経つごとに不満が出ることがあります。

どんな家を建てたいのか、間取りはどうするのか、家族会議を設ける場合は、できるだけ公平に意見を出し合うことが、二世帯住宅を検討する上で非常におおきなポイントとなります。

2:親世帯と子世帯それぞれに配慮した間取りにする

しっかりとゾーニングをし、親世帯と子世帯の生活に配慮した間取りにすることは、二世帯住宅のプランを立てる上で非常に大きなポイントです。

例えば寝室が上下同じ場所にある場合や、親世帯の寝室の上に子世帯の水周りがある間取りにしてしまうと、お互いの生活を気にし過ぎてしまい、それが積み重なることで次第にストレスが溜まってしまいます。

特に、音の問題には、十分に配慮した間取りにすることが必要となってきます。

例えば、寝室と水周りの設備が近いことによる騒音は、睡眠の邪魔をしてしまうこともあるので避ける必要があります。

キッチンの洗い物で陶器が擦れる音、トイレを流す音、シャワーの音、テレビの音など昼間の生活では気にならないような音が、あたりが静かな夜では非常に気になることもあります。

例え防音材を入れたとしても音は振動として伝わる性質があるため、完全に防ぎ切ることができず、二世帯住宅では多少なりとも音が響いてしまうので音の問題を配慮したゾーニングが大切になります。

二世帯住宅をメインにして書いた記事ではありませんが、参考になる点も多いと思いますので下記にリンクをはっておきます。

【水周りを快適にする間取りのポイント】

浴室を快適にするポイントについては「注文住宅やリフォームで快適な浴室を作る時の注意点と9つのポイント」を、浴槽の種類や特徴、選び方については「注文住宅やリフォームで知らないと損する浴槽に使われる8つの素材の特徴」参考にしてください。

洗面所や脱衣所を作る際のポイントについては「注文住宅で洗面所と脱衣所を作る9つのポイントと5つの収納アイデア」で詳しく解説させていただいています。

また間取り・ゾーニングについては「新築の注文住宅の間取りで失敗しないマイホームの間取りプラン作成のコツ」を参考にしていただくと快適な家づくりの参考にしていただくことができると思います。

3:トラブルを避けるためにルールを決める

二世帯住宅の場合、共用するスペースが多いほどトラブルがうまれがちになります。

かといって、お互いに独立した空間を持ち過ぎてしまうと、二世帯住宅にするメリットがあまりなくなり、別々の場所に家を建てた方が、お互いにとって気持ちのいい暮らしができるということもあり得ます。

・共用する家具や家電についてのルール決め

二世帯住宅では設備はもちろん家具や家電も共有する形になります。

リビングのテレビはもちろん、キッチンの冷蔵庫、洗濯機、ソファー、下駄箱、クローゼットなど独立がでない限り、基本的に共有する形になります。

冷蔵庫が一つしかない場合は、親と子で共用する形になりますが、片方の世帯のものでいっぱいになったり、好きなものを買い置きして溜め込んで置くことができなかったりと、非常に使い心地の悪い冷蔵庫になってしまうこともあります。

世帯によってはお互いが気持ちよく住み分けをするために、世帯で別々の冷蔵庫や別々の洗濯機を使った方が良いということも出てくると思います。

・共用する設備についてのルール決め

玄関が一つであれば下駄箱を共有する形になり、靴が溢れることも考えられるので玄関の広さを含めて十分に検討する必要もあります。

また玄関に置く靴の問題もあり、世帯によっては、靴の出しっぱなしはよくないと考える世帯がいたり、利便性を考えて靴が履きやすいように常に二足程度は出して起きたいと考える世帯もあります。

・洗濯物の問題など生活面においてのルール決め

さらに洗濯物など、親の世帯でも見られたくないもののルール決めも大事です。特にデリケートは衣類の扱いには十分に配慮する必要があり、事前にしっかりとしたルールをつくっておくことが必要となります。

そのあたりの擦り合わせを、二世帯住宅を建てる前に「本音を見せて」おこなっておかないと、建てた後に後悔したりトラブルになるケースが多くなりますので注意してください。

※余談ですが、大事なことなので一言書き添えておきます。たとえ、しっかりとしたルールを設けていたとしても、ルールは破られることもあります。世帯間でのルールは破られることもあることを前提にルールをつくることもあとあとの生活を考えた場合大事なこととなります。

4:光熱費を分離するのかを十分に検討する

間取りが決まると安心してしまいがちですが、さらに大事なポイントが光熱費(電気・水道・ガス・電話など)を分離するのか、それとも一緒にするのかどうかです。

ゾーニングを考えた間取りを作っても、二世帯住宅では設備が共有されている状態だと、毎月の光熱費を共有する形になります。

もちろん、設備を共有する部分での光熱費は共有する必要がありますが、共有しない設備の請求が一緒の場合、お互いに光熱費に気を使って過ごすことになります。

光熱費を分離する場合は、メーターを分ける形になるのでメーター設置に費用がかかり、さらに毎月の基本料金も、別に支払う必要があるなど金銭的な面ではデメリットが生じます。

この辺りをどうするのかについては、家が完成した後に、光熱費を分離することは難しいので設計段階で十分に検討しておく必要があります。

※完全分離型の二世帯住宅の場合、光熱費の問題はさらに深刻になります。完全分離型の二世帯住宅を選んだ場合は、光熱費は分離する方がお互いが生活する上で気を使わなくて済むため精神的に楽かと思います。

二世帯住宅の間取りでよくある3大トラブル

二世帯住宅では、生活を別にしてきた2つの世帯が、同じ場所で生活を営むことになります。

二世帯住宅を建てる際は、よくある3つのトラブルについて事前に把握し、間取りに工夫を加えるなどしっかりとした対策を施しておく必要があります。

二世帯住宅では、基本的に大なり小なりお互いの生活にストレスが発生するので、ストレスを最小限にとどめるためにも、事前に対策をしておかなければなりません。

また、二世帯住宅を建てる前提として、同居するにあたってのストレスは相当なものだということを覚悟しておく必要があります。

1:生活空間の共有に対するストレス

やはり別々の世帯が生活空間を共有することによって起こるトラブルが、最も代表的なトラブルとなります。

二世帯住宅を建てる際には、共用する部分と、そうでない部分を事前に把握しておき、必要であればもう一つ予備の設備をつくっておくなどの対策を施しておく必要があります。

例えば水周り設備のキッチンが代表的なケースとなります。

キッチンを使いたい時に自由に使うことができない、またはキッチン周りのものをしまいたい場所に思うようにしまえないなど、二世帯でキッチンを共有する場合はストレスが生まれがちなので注意が必要です。

また家の掃除はどちらがするのか、洗濯物は一緒に洗うのか、買い物や食費の問題、食事を一緒にするのかなど、普段気にしないような細かい部分にまでストレスを感じてしまうことが多く、事前にしっかりとしたルールを決めておくなど話し合いの場を設ける必要があります。

2:生活の違いによるストレス

親と子の世帯で生活時間は違います。

就寝時間や起床時間の違い、浴室を使用する時間などの生活の違いによるストレスは蓄積され次第に精神的に大きな負担となりのしかかって来ることがあります。

二世帯住宅では、生活を監視されているようで、好きな時に旅行に行けない、買い物に行きたいのに自由な時間に出かけられない、自分の家なのに思うように生活ができないなど、深刻なストレスをためがちになるので注意が必要です。

生活の違いによるストレスは下記から来るものが代表的です。

・「音」によるトラブル

生活の違いによる「音」のストレスは、想像以上に深刻なものです。

例えば親世帯が寝静まった時に、子世帯が仕事から帰ってきて、足音をはじめ水周りの設備などを使用する音が家中に響き渡ってしまい、親世帯が安心して眠ることができないなどのケースが考えられます。

また音を立てないようにと子世帯も気を使い過ぎてしまい、お互いに息苦しい生活をしてしまう場合もあるので注意が必要です。

これを防ぐためには間取りに工夫を加え、しっかりとしたゾーニングを行い、さらに防音材を入れるなど、あらかじめ防音対策を施す必要があります。

ただし先ほどの「二世帯住宅の間取りプランのポイントと注意点」でもお話ししましたが、音は振動で伝わる性質を持っているため、完全に防ぎ切ることはできませんので注意してください。

・「生活リズム」のトラブル

生活の違いによる「生活リズム」のストレスも大きなものです。

例えば、親世帯は夜早くに寝て、朝も早くに起きるなどのケースが考えられます。

親と子の世帯で、生活のリズムが違い、お互いの生活に気を使ったり、音が漏れたりすると親と子の両方の世帯で、ストレスが溜まりがちになってしまいます。

特に水周り設備の音は朝方と夜遅くの時間帯に使用すると、家中に響き渡るのでそれを考慮した間取りを検討する必要があります。

何が気になるのかは、それぞれの家族や個人によって異なって来ると思いますので、生活リズムの違いを前提にした間取りを考えることが二世帯住宅を建てる上では大事になってきます。

・「習慣」によるトラブル

生活習慣の違いによるストレスもあります。

例えば、浴室の問題を例に挙げると、夜お風呂に入る方もいれば、朝にお風呂に入る習慣の方もいます。

それぞれの世帯による生活習慣の違いは、時に軋轢を生むこともあるので十分に注意を払う必要があります。

3:介護に対するストレス

今は問題なくてもいずれは介護が必要になります。

そのため、二世帯住宅ではバリアフリーの設計はもちろんのこと、介護のことを考えた設計にする必要があります。

介護の問題で気をつけなくてならないのはトイレの問題です。

親世帯の寝室は特に、トイレに近い位置に間取りを考える必要があったり、トイレのことを考えて設計をする必要が出てきます。

また、家族がそばに住むとなると、思った以上に気になるもので、それが精神的なストレスとして次第に蓄積されていってしまう恐れもあります。

二世帯住宅の場合、場合によっては、子世帯の家族の時間を犠牲にして、一日中介護になってしまう恐れもあります。

特に共用型(部分共用型を含む)の間取りだと、お互いに気を使い過ぎてしまうこともあるので注意を払う必要があります。

二世帯住宅を検討するときの話し合いのポイント

二世帯住宅は別々の世帯が暮らすことになります。

建ててから後悔しないためにも、本当に二世帯住宅で良いのかを十分に検討する必要があります。

トラブルの少ない二世帯住宅にするための、話し合いのポイントとしては、それぞれの家族の要望をはじめ、各個人の要望をできるだけ平等にリサーチすることが大前提として必要になります。

その上で、話し合いの結果を間取りをはじめとしたプランにきちんと落とし込み、プランに反映させることが大切です。

1:話し合いの時間をきちんと設ける

二世帯住宅を建てるにあたって、十分にお互いの腹を割って話す時間を必ず設けてください。

仕事で忙しいからなどと、きちんとした時間を設けることができないと、意見が反映されず、建ててから後悔することが多くなります。

2:話し合いの記録をつける

後からトラブルにならないためにも、毎回きちんと話し合いの記録を残しておくことが大切です。

ボイスレコーダーでの録音でもいいですが、きちんとノートに議事録としてつけておくと、あとあと確認する際に便利となりますのでオススメします。

3:それぞれの世帯で代表者を立てる

自由な意見を通わせるのはとてもいいことですが、それぞれが言いたいことばかり言い合っていると話がなかなか前に進みません。

それぞれの世帯で代表者を立てて、代表者同士が仕切って意見を出し合うとスムーズに話し合いが進むことが多いように思います。

4:金銭面のことは、はっきりさせておく

金銭面のことも、話し合いの場できちんとクリアにしておくことが必要です。

どちらの世帯がどれくらいの金額を出すのか、しっかりと話し合いの場で決めておかなければなりません。

また、生活してからトラブルにならないためにも、生活費や光熱費などの負担の割合も合わせてきちんとさせておく必要があります。

5:住みはじめてからの細かいルールをきちんと決めておく

例えば洗濯物は一緒に洗うのか、それとも別々に洗うのか、食器などの片付けや料理はどうするのかなど、生活する上での細かいルールをきちんと決めておく必要があります。

ルール決めをしていないと、ふわふわとした状態になり、お互いの世帯で気を使いすぎる家になってしまいます。

特に水周り設備などを共有する場合は、お互いにとって居心地の悪い空間になってしまう恐れがあります。

例えば、子世帯の夫婦が帰ってから食器を洗おうと食器を洗わずに出かけて行き、親世帯の夫婦がそれに気づき、親切心で洗ってあげたとします。

この場合、親切心にも関わらず、以降、その出来事を気にして必ず洗ってからでないと外出できないなどのストレスを感じてしまうこともあります。

そうしたことにならないためにも、二世帯住宅を建てる前にはっきりと細かいルールを決めておくことが大事です。

※二世帯住宅では事前の話し合いの場でははっきりとさせることができず、住みはじめてからわかることもあるので、住みはじめてからも定期的に話し合いの場を設ける必要があります。

6:二世帯住宅のカタログを請求してみる

実際に二世帯住宅に特化したカタログを取り寄せて、お互いにどのような家にしたいのかを話し合うことも大切です。

住宅関連の書籍などでも構いませんが、住宅会社に請求するカタログを参考にすることで実際にどんな暮らしになるのかをイメージしやすくなります。

カタログ自体は無料で請求することができるので、二世帯住宅を検討しはじめたら、一度カタログを請求しておくと話し合いがスムーズになります。

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また、家づくりを失敗しないために「絶対に失敗しない家づくりを計画する10のコツ」も参考にしていただくとより良い家づくりができると思います。

7:意見がまとまってから依頼先候補に依頼をする

話し合いを十分にし、必ず意見がまとまってから、依頼先候補にプランの依頼をかけるようにしてください。

単世帯の住宅よりも、二世帯住宅の方が高単価のため、住宅会社は二世帯住宅を進める傾向があり、相談という形で依頼をかけてしまうと、二世帯住宅を勧められる傾向があります。

住宅会社の口車に乗せられ、そのまま話を進めてしまうと、本当に二世帯住宅で良いのかが見えてこない場合があるからです。

また、意見がまとまっていない段階でプランの依頼に踏み切ると、なかなか思い通りのプランにすることができず、両世帯の間で軋轢が生まれる可能性があります。

プランをまとめるときは、単世帯で家づくりを行うときのように要望ノートを作ると良いでしょう。

要望ノートの作り方などについては「注文住宅のカタログを請求して新築の家を建てる16のコツ」を参考にしてください。

また依頼をかける場合は、まずは複数の住宅会社に一括して依頼できるサービスを使うと良いと思います。

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この時、失敗しない家づくりを進める方法については「絶対に失敗しない家づくりを計画する10のコツ」を、家づくりを進める流れについては「新築一戸建て注文住宅で家づくりをする理想的な流れと成功する間取りのつくり方」を参考にして進めて行くと良いでしょう。

8:打ち合わせは必ず両世帯で参加する

二世帯住宅のプランを立てるときは、必ず両世帯で参加するようにしてください。

もし時間が合わない場合は、意見の食い違いを防ぐ意味でも、お互いの世帯から必ず一人は同席するようにしてください。

9:登記のこともきちんと話し合っておく

二世帯住宅の登記は3種類あります。

単独登記:二世帯住宅を一戸の住宅とみなして、親か子の世帯どちらかの単独所有とする方法
共有登記:二世帯住宅を一戸の住宅とみなして、親と子が共有名義で登記する方法
区分登記:二世帯住宅を二戸の住宅として、それぞれが登記する方法

登記の仕方によっては税制の面で有利なるケースもあるので、親が亡くなった後どうするのかなども踏まえて十分に話し合っておくことが必要です。

10:わからない場合はプロに相談する

二世帯住宅でわからないことや疑問に思うことが話し合いの場で必ず出てくると思います。

お互いが話し合って解決できることもあれば解決できないこともあるかと思いますが、プロに相談してみるのも一つの方法です。

実際に、住宅会社にプランの依頼をかけてみて、打ち合わせをしながら、クリアにしていく方法もありますが、住宅会社を決める前にプロに相談する方法もあります。

例えば下記のサービスでは、無料で電話での家づくりの相談に乗ってくれる上に、条件にあった住宅会社を紹介してもらうことができます。

顔合わせをして、相性が合わないようであれば、要望に応じて何度でも、他の住宅会社を提案してもらうことができるので、二世帯住宅で悩まれた場合は一度相談してみると良いと思います。

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まとめ:二世帯住宅のメリットとデメリット

二世帯住宅では、別々の価値観を持つ世帯が一緒に暮らすことになる為、事前に十分に話し合うことがプラン成功の大きなポイントの一つです。

さらに、お互いの世帯が気持ちよく暮らすために十分に間取りを検討する必要があります。

単世帯での家づくりも大変ですが、二世帯住宅となるとさらにその苦労は大きなものとなり、暮らし始めてからも生活リズムの違いなどで悩まされることも多くなる傾向があります。

それらを防ぐ意味でも、事前にお互いの生活には干渉しないなどのルールをしっかりと決めておく必要があったり、親世帯が介護が必要になった際のことや、亡くなってしまった時、相続でもめないように取り決めをしておくことなども必要となります。

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中には、間取りを提案してもらいながら二世帯住宅にするかどうかを判断したいという方もいるかと思います。

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