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絶対に失敗しない家づくりを計画する10のコツ

家づくりは複雑ですが、正確な情報をもとに進めていけばそこまで苦労することはありません。

家づくりを失敗しないためには、まずは様々な情報を集めて、家づくりのイロハを学ぶことが大事ですが、一方で情報源を絞ることも非常に大事です。

失敗しない家づくりを計画するためには、まずは情報収集、次に要望整理、最後にプランニングといった流れで進めていくことが大前提として必要になりますが、同時にポイントごとに整理して進めていくことが大事です。

今回は幸せな暮らしを手に入れるための失敗しない家づくりを計画する10のコツについてお話ししますので、ぜひ家づくりの参考にしていただければと思います。




Contents

1:注文住宅とは何かを知る

まず、注文住宅で家づくりを進めて行く上で「注文住宅とは何か」を知る必要があります。

そもそもの話になってしまうのですが、どうやら注文住宅での家づくりを勘違いをされている方もいらっしゃるため、改めて注文住宅とは何かを理解しておく必要があります。

注文住宅は、依頼主が好みに合わせて注文をつける形で家づくりを進めることから「自由設計」と言われていますが、一言で「自由設計の注文住宅」といっても、その中身は「デザインコンセプト型の注文住宅」と「完全オーダーメイドの注文住宅」の2種類に分類されます。

誰に依頼するのかで、この2種類の注文住宅の方向性が変わり、依頼する相手により家づくりの進め方はもちろん、家づくりで出来ること、家づくりにかかる時間、家づくりの方向性は全く違うものとなります。

では、この2つの注文住宅の具体的な違いはどのような点にあるのでしょうか。

「デザインコンセプト型の注文住宅」と「完全オーダーメイド型の注文住宅」の詳しい違いは下記の通りです。

※2種類の自由設計の注文住宅は方向性は違いますが、どちらが優れているというわけではありません。

1−1:「デザインコンセプト型」の注文住宅は、デザインコンセプトがあらかじめ決められている注文住宅

デザインコンセプト型の注文住宅とは、あらかじめ「デザイン」または「コンセプト」が決められているタイプの注文住宅のことです。

例えば、ハウスメーカーが提供する「北欧風」「輸入住宅」「和風住宅」などがこれにあたります。

建築家や設計事務所に注文住宅の家づくりを依頼する注意点と2つのポイント」でもお伝えしましたが、デザインコンセプト型の住宅の場合、どちらかというと「家選び」の志向が強く、あらかじめ用意された建材や間取りを含めたコンセプトを、「各家のテーマに当てはめる形」で家づくりを進めていきます。

つまり「用意されたデザインコンセプト」の中で建材や設備機器などを選び、それぞれの家族にあった形に仕上げて行くタイプの住宅となります。

あらかじめ組み込まれていない建材や住宅設備機器を使用したい場合も、オプションという形で家に導入することができますが、コンセプトに含まれていないものは価格が高価になります。

デザインコンセプト型の注文住宅では、家づくりのプランを立てる段階から、ある程度骨組みとなるプランが出来上がっているため、完全オーダーメイド型の注文住宅よりも、手間がかからず、家が完成するまでの期間も短くなります。

1−2:「完全オーダーメイド型」の注文住宅は、オーダーメイドでゼロからつくりあげる注文住宅

対して完全オーダーメイド型の注文住宅では、デザインやコンセプトが真っ白な状態で家づくりが進められていきます。

設計士に「実現したい家の要望」を伝え、設計士と話し合いながらそれぞれの家族に合わせて「完全にオリジナルのプラン」を作り上げていきます。

デザインコンセプト型の注文住宅を「家選び」と表現するのなら、完全オーダーメイド型の注文住宅は文字通り建築家または設計士とともにつくりあげる「家づくり」と表現するのが適当でしょう。

オーダーメイドで家づくりが進められるので、過去の暮らしや生活スタイルをヒントにしてより暮らしやすく、より生活スタイルを実現するための家づくりの計画が進められていきます。

法律の許す限り、間取りを含め、窓の大きさ、建材、住宅設備機器に至るまで自由に設計することができますが、実際に完成するまで使い勝手がわからず、使用感などは確かめることはできません。

また、全くのゼロの状態から家づくりを進めるため、デザインコンセプト型の注文住宅よりも手間がかかり、家が完成するまでの期間も長くプランの段階から最低でも1年は見ておく必要があります。

デザインコンセプト型と完全自由設計の注文住宅の大きな違い

もっとわかりやすくイメージとしてお伝えします。

デザインコンセプト型の注文住宅の場合は、住宅会社が用意したデザインやコンセプトから、自分たちの暮らしを想起し、デザインやコンセプトに自分たちの暮らしを当てはめて家づくりが進められていきます。

そのため、ある程度、受動的な形で進められていくことになります。

一方で完全オーダーメイド型の注文住宅は、自分たちの暮らしに合わせて家のデザインやコンセプトを想起し、建築家(建築士)や設計士と話し合いながら家づくりが進められていきます。

こだわりを持ち、能動的に進めていかないと家づくりを行うことができません。

つまり、そもそものスタート地点の発想が違うものとなります。

2:家づくりの情報を集める

注文住宅で家づくりを行うためにはポイントごとに正確な情報を集める必要があります。

情報収集は家づくりの要(かなめ)であり、もっとも大事な部分です。

注文住宅での家づくりは特に、どのルートから情報を収集するのかによって結果建てられる家は大きく変わってきます。

情報収集の目的

情報収集の目的は、知識はもちろん家づくりの基本的な方向性を定めて行くことにあります。

ですから、情報はまずは可能な限り幅広く多く集めて行かなければなりません。

一方で情報を絞ることも大事ですが、まずは情報を幅広く集めていき、それから情報を絞って行くほうがいいと思います。

はじめから情報を絞って進めていくのは、情報の質に偏りがうまれてしまうため、あまり好ましくありません。

ただし、そうは言っても情報収集には同時に注意も必要で、家づくりを失敗しないためにも情報収集の前に事前に知っておき、注意をしながら進めて行く必要があります。

家づくりを失敗する3大要因

家づくりを失敗する3大要因は

1:住宅業界に関しての知識不足
2:建築に対しての基礎知識の不足
3:家のコンセプトが不明確

と言われています。

ですから、正確な情報をできるだけ効率よく集める必要があります。

家づくりを思い立った段階での、情報収集の手段としては「インターネット」、書店に並ぶ「住宅関連の書籍(雑誌や住宅情報誌を含む)」、「住宅展示場への来場」、「カタログの取り寄せ」などが代表的な手段となりますが、まずは幅広く情報を収取すると良いと思います。

ただし、家づくりの情報収集では、いくつか注意しなければいけない点があります。

住宅関連の書籍は主に3種類

住宅関連の書籍は主に3種類あります。

・1:経営者が書いた本
・2:比較本
・3:タイアップ本

それぞれの内容についてもう少し詳しくお話ししますが、どの書籍にも共通して言えることは、書かれている内容を鵜呑みにしすぎないことが書籍から情報を収集する上で大切な視点となります。

・1:経営者が書いた本

中小のハウスメーカーや工務店の経営者が書いた本は、ほとんどの場合、自社の営業ツールとして出版されています。

そのため、この類の書籍の多くのページには、自社の手がける住宅が如何に優れているのかなどの内容が多く、自社の商品の宣伝本の意味合いが強くあります。

書籍によっては、他社を批判し、自社の契約につなげているような内容の本も見受けられます。

・2:比較本

比較本とは、主に有名なハウスメーカー数社を比較して、それぞれの住宅の違いや特徴が比較形式でまとめられている書籍のことを指します。

比較本の内容は、ハウスメーカーの広報に直接アンケート調査を実施し、分析して比較されているものとなります。

ただし、家は違いや特徴だけでは優劣をつけることはできず、工事を手がける業者によっても左右されますから、間取りや性能に注視しており、建てる作業の工事の部分が抜けているなど、大事な点が抜けていることが比較本の気になるところです。

家づくりはどんなに素晴らしい性能の家だろうと、しっかりと工事をしてこそ建てられますが、その点について抜けている本が多いので実態とかけ離れていることもあるので注意してください。

・3:タイアップ本

タイアップ本は言ってしまえば、ハウスメーカーの手がける住宅の宣伝本です。

その内容を見てみると、家づくり初心者のために、特集としてわかりやすく家づくりの流れや、住宅ローンの組み方、間取りの考え方を提供し、後にそれぞれのハウスメーカーの商品がカラー写真で紹介されているものとなります。

タイアップ本はハウスメーカーからの掲載料をもとに成り立っている広告本なので、実態が見えてきづらく、ハウスメーカーにとって都合の悪いことについては避けられている傾向があります。

カタログの種類は4種類

また、カタログの種類は4種類あります。

・1:総合カタログ
・2:実例カタログ
・3:商品カタログ
・4:技術カタログ

それぞれのカタログの内容や、カタログでわかることは「注文住宅のカタログを請求して新築の家を建てる16のコツ」や「無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ」を参考にして頂くとして、ここでは注意点についてお話ししていきます。

カタログで使用されている言葉に惑わされないことが大事

複数社からカタログを取り寄せてみるとわかりますが、例えば同じ工法を使用しており、結果的にほとんど違いがなくても、言葉や建材をちょっとだけ変えて独自の工法であると宣言しているものをよく見かけます。

例えば「スーパー◯◯」「ハイパー◯◯」などのように使われているものには、ほとんど意味がないと思ってもらって構いません。

「スーパー」がつこうが、「ハイパー」がつこうが、差別化と称し、他社との違いをわかりやすく表現しているだけです。

また「メンテナンスフリー」という言葉にも気をつけてください。

特に「我が社の住宅は、外壁のメンテナンスが必要ない」というような形で掲載されていることが、よく見られますが、メンテナンスフリーの家は、ほとんどあり得ません。

名誉のためにいうと、確かに外壁自体はメンテナンスがフリーであることもあります。

ただ外壁自体のメンテナンスがフリーだとしても、外壁以外の防水シール、外壁に使われている金属類などは、必ず定期的なメンテナンスが必要になります。

防水シールはおよそ10年程度で張り替えが必要となりますし、金属部分は錆びなどの劣化が見られた時点で修繕する必要があります。

住宅展示場ではカタログは簡単にはもらえない

住宅展示場に行けば、カタログはもらうことができます。

ただし最近では、住宅展示場では住所を書かない限り住宅カタログをもらうことが、より難しくなっています。

カタログの製作コストは立派なカタログの場合、一冊で数千円かかりますから最近の住宅事情により簡単にはもらうことができません。

また、モデルハウスでは担当者がついて回ることになりますが、住所を書いた時点で、モデルハウスを担当した営業マンがそのままあなたの担当者となる点にも注意してください。

つまりあなたがその会社に決めた場合、家が完成するまで案内した方が担当として家づくりを進めていきます。

不幸にも頼りなく知識も十分ではなく、力のない営業マンだった場合、デザインやコンセプトが気に入っていても家づくりが困難になる可能性があります。

担当者を変えてもらうことは、原則的にできず、担当者によってアタリ、ハズレがある点にも十分注意したいところです。

情報収集の段階で住宅展示場への来場をお勧めしない理由

また、私はこの情報収集の段階で住宅展示場への来場はお勧めしていません。

多くの場合、実際に建てられる家とのギャップがあまりにも大きすぎるからです。

つまり、はじめに住宅展示場のモデルハウスで家を体感してしまうと、最新の住宅設備による快適性や、機能性に感動はするものの、いざ設計段階に入ると、実際にできることにギャップが生じ、家づくりを後悔してしまう恐れもあります。

基本的に、住宅展示場は広く大きく作られており、天井の高さも実際に建てられる家よりも高くつくられていることが多く、外装、内装、また住宅設備機器に至るまでグレードの高いものが使用されています。

住宅展示場に建てられているモデルハウスは、地域にもよりますが、価格でいうと建物だけでおよそ6000万円から8000万円前後が相場だと思います。

実際はその、2分の1程度の金額で建てる事になりますからギャップが生じるのは当然のことです。

ですから、住宅展示場は体験型の住宅広告の一種だと考え割り切ってみてもらえればいいと思います。

どんなに魅力的な外観、内装、間取りであろうと、住宅展示場のモデルハウスそのまま建てられるわけではありません。

住宅展示場はある程度家づくりについての知識がついてからにする

住宅展示場のモデルハウスがどんなに魅力的だからと言って、選んでしまうと、実際に建てられる家とのギャップが大きくなったり、建てられた家とのイメージに差が生まれるため満足度は低くなってしまうと思います。

また基本的な知識もない状態で、モデルハウスにいっても上辺だけしか見ることが出来ず、家づくりの本質が見えてきません。

ある程度、必要最低限の知識を得てから足を運ぶことが、やはり重要となります。

住宅展示場巡りは、事前に情報収集をし、ある程度家の方向性が定まってからでも遅くはありません。

せっかく注文住宅という形で家づくりを進めるのですから、参考にできる点はどんどん取り入れて世界に一つだけの理想の家を手に入れてください。

カタログを参考にしたい場合はどうしたらいいのか

では情報収集の段階でカタログを手元に取り寄せ、参考にするにはどうしたらいいのでしょうか。

私は一番の方法は、カタログ一括請求サイトから一気に請求することだと考えています。

例えばライフルホームズの提供するカタログ請求サービスでしたらインターネットで、いつでも簡単に取り寄せることができます。

家の好みはもちろん、こだわりたい部分や、予算などからも探すことが出来ますし、住宅会社別にカタログを取り寄せることもできます。

また、ライフルホームズは業界一のカタログ数を取り扱っていますので、どなたにも合う住宅を見つけることができると思います。

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ローコスト住宅を選択する上での注意点

またはじめからローコスト住宅を検討している方は、事前に知っておく注意点が多くなります。

全てのローコスト住宅に当てはまる訳ではありませんが、一般的なローコスト住宅の注意点については「ローコスト住宅が安い4つの理由とローコスト住宅で注意すべき12のデメリット」にまとめられていますので、検討前に一読しておくことをお勧めします。

なぜローコストで住宅を建てることができるのかや、結果的にローコスト住宅が、ローコストにならない理由などについても知ることが出来ますので、参考にしていただける点は多いと思います。

※情報収集については「家づくりで失敗しないための新築一戸建て注文住宅の情報を収集する6つの方法」も合わせて参考にしていただくと良いでしょう。

ちなみにローコスト版のカタログは、こちらから取り寄せることが出来ますので参考にしてください。

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3:実現したいことを考える

ある程度情報集を行い、建てたい家の方向性が見えてきたら、次は家づくりで実現したいことをまとめていきます。

この段階では、カタログはもちろん、書籍、インターネットなどで集めた情報を立てたい家の方向性に合わせて精査し、整理していきます。

ここでは情報整理のコツについて話していきます。

家族で話し合う

家づくりは、家族の叶えたい暮らしを実現する場所ですから、家族で十分に話し合うことが大事です。

過去の暮らしの不満点から書き出して行くのもいいでしょうし、どのような家にしたいのかを明確にして行くことが、家づくりの第一歩です。

カタログを広げてみる

実現したいことを考えるときに、どうしても言語化が難しい時があります。

そんなときは写真が豊富な実例カタログや書籍を参考にすると、イメージが湧きやすくなります。

また言葉で表現すると様々なイメージが連想されますが、カタログや書籍の写真を参考にすることで、自分の思い描いているイメージをはっきりと相手に伝えることが出来ます。

例えば「広くて使いやすいキッチン」や「子供が遊べる中庭が欲しい」といった要望も、言葉では何通りにも解釈できますが、カタログなどに掲載されている、思い描いているイメージに近い写真を1つ使うだけではっきりとイメージが共有できるようになります。

ブレインダンプをする

ブレインダンプとは、テーマを決めて、それに関して頭に浮かんだことを一気に吐き出して行くビジネスシーンで良く使われる方法です。

ブレインダンプをするときに大事なのは、どんなに滑稽に思える意見でも、決して否定的な意見を出さないことです。

まずは家族にとっての理想の形を探すことが大事な視点となりますから、家づくりに求めている要望を好きにブレインダンプして行くと思わぬ収穫を得ることができることがあります。

10年後、20年後の暮らしを見据える

また家づくりを進める上で注意したい点は10年後、20年後などを見据えたプランを立てることです。

将来的にどのようなことを考えているのかで、家づくりの方向性は大きく変わってきます。

例えば、工法には在来工法(木造軸組工法)や、ツーバイフォー工法、プレハブ系軽量鉄骨工法など様々な工法がありますが、将来的に増改築やリフォームを考えている場合、どの工法を採用するのかによって実現できないこともあります。

つまり工法選び一つで、将来的にも実現できることや実現が難しいことが決まってきます。

家づくりは今現在のことだけではなく長期的な視点で考えてプランニングすることが必要です。

今はまだ子供が小さいから、よしとされることでも、子供が大きくなったとき、また子供が家を出ていった時などの、将来的なことを考えてプランニングしないと後で後悔してしまう可能性が高くなってしまうので注意してください。

工法については「ハウスメーカーが注文住宅で採用している6つの工法のメリットとデメリット」にまとめられていますので参考にしてください。

その他の具体的な要望整理の方法については「注文住宅のカタログを請求して新築の家を建てる16のコツ」の「基本的な要望の整理の方法」を参考にしていただくと良いと思います。

4:優先順位をつける

当たり前ですが、家づくりで実現したいことを全て叶えられるわけではありません。

予算の関係もありますし、法令をはじめとした法律的な問題もあります。

ですから、あらかじめ優先順位をつけておくことは非常に大事です。

家づくりを順番通りに進めたとすると、ここの段階では設計士と話し合っていないため、判断は難しいと思いますが、必ず実現したいこと、実現できたらいいなと思うこと、必ずしも必要でないことなどに分けておくといいと思います。

また、どんなに実現不可能だと思えるアイデアでも、それを判断するのはあなたではなく、設計士なので、アイデアは必ず残しておくようにしてください。

あなたの検討しているプランが実際に実現できるかどうかは、家を建てる土地、住宅会社、設計士によって大きく変わってきますので慎重に進めるようにしてください。

一度見積もりを取って予算を把握する方法も

この段階まできたら、一度見積もりをとって見るのもいいでしょう。

ある程度プランが具体的になってきていると思いますし、あなたが建てたい家にどれくらいの予算が必要になるのか把握するためにも見積もりをとって、大まかなプランを作成してもらって見るのも一つの方法としてありだと思います。

例えば、インターネットを利用した一括見積もりで見積もりを依頼すると無料で見積もりができるほか、間取りや、資金計画の面まで知ることができるので一度利用して見るといいでしょう。

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一括見積もり依頼サービスを利用すれば、複数の住宅会社に対して無料で簡単、わずか3分ほどで一括して注文住宅の見積もり依頼ができます。

その他、無料での間取り作成をはじめ家づくりのプランについても相談に乗ってもらうこともできますので家づくりを検討し始めたら一度利用して見るといいでしょう。

全国に対応しているので安心して利用してください。

詳細はタウンライフ家づくりのページで確認いただけます。

住宅会社によって提示されるプランは違うので、こうしたサービスを利用することで、住宅会社の提案力の違いについても知ることができます。

ここでの予算感をもとに再度プランを立て直すなどすれば、現実的な家の形が見えてくると思います。

5:具体化してまとめる

また、この段階まできたら、要望ノートなどに要望をまとめて、要望ノートをつくることも家づくりでは大切な過程です。

要望ノートは設計士との打ち合わせの際はもちろん、どんな家づくりをしたいのかがまとめられているノートになります。

要望ノートの目的と役割

要望ノート 出典:家づくり学校

要望ノートを作る目的は主に2つです、

1つ目は、「設計士とイメージを共有するため」です。

家づくりを進める上で、設計士と建てたいイメージを共有する必要がありますから、説明の際に役に立ちます。

2つ目は、「家族間で建てたい家のイメージを明確にし共有するため」です。

家族間で意見がバラバラの場合、具体的な形として落とし込む必要がありますが、要望ノートをつくることで「見える形」で共有できるようになります。

また、家づくりをして行く過程で、叶えたい要望などが随時変わってくるかと思いますが、要望ノートを見返すことで本来の立ち位置(建てたい家の形)に戻ることができます。

要望ノートの3つのまとめ方

要望ノートのまとめ方については下記の記事を参考にしてください。

・1:住宅イメージから要望をまとめる方法

今までの暮らしを振り返り、住宅のイメージから要望をまとめる方法については「家づくりで注文住宅を建てる時に会社を選ぶ5つのステップ」を参考にまとめていただくと、良いと思います。

ステップごとにやるべきことを細かく書いていますので、はじめて家づくりをされる方や、はじめて要望をまとめられる方でもスムーズにまとめて頂くことができると思います。

・2:叶えたい間取りや家の形から要望をまとめる方法

また、叶えたい間取りや家の形などから要望をまとめていきたい方は「新築の注文住宅の間取りで失敗しないマイホームの間取りプラン作成のコツ」を参考にしていただくと、いいと思います。

スペース(居住室)を用途(機能)ごとに分類して、配置して行くことを「ゾーニング」と言いますが、ゾーニングの基本から、使い勝手の良い間取りにするコツに至るまで、丁寧に解説しまとめさせていただいています。

・3:カタログを使って要望をまとめる方法

さらにカタログを利用して要望をまとめていきたい場合は、下記の2つの記事を参考にしてください。

カタログでどんなことがわかるのかをはじめ、カタログを利用して情報収集するコツについては「注文住宅のカタログを請求して新築の家を建てる16のコツ」に詳しくまとめさせていただいています。

カタログを利用して家づくりを進めるポイントについても、細かく書かせていただいているので、家づくりの最後まで役に立つカタログの活用法を知って頂くことができると思います。

また、カタログを使ってコストを抑えた家づくりや、こだわった住宅を建てたいと考えている場合は「無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ」を読み進めていただければ賢く家づくりを進めていただけるかと思います。

カタログはこちらから取り寄せていただくことができます。

ライフルホームズでは、条件に合わせたカタログ請求にも対応しています

ライフルホームズのカタログ請求では、テーマ、予算、住宅会社を選んでカタログを請求することができます。

また、それ以外でも「住宅の構造や住宅形態」「住宅の性能」「省エネ生に優れているか否か」「住宅デザイン」「住宅に使われている素材」「家づくりの工法」など様々な条件で細かく絞り込むことができます。

カタログ数も業界一の数を取り揃えていますので、どなたでもお気に入りの住宅カタログを見つけていただけると思います。

カタログの取り寄せは無料でできますので、家づくりを検討しはじめたら利用してみるといいでしょう。

注文住宅での家づくりを検討されている方にとって利用必須のサービスです>>>HOME’Sで住宅カタログを徹底比較<無料>

写真と文章で整理するのがコツ

要望整理をする上でのコツは、写真のイメージと文章の両方を使って整理することです。

また要望を述べたら、必ず、「なぜそうしたいのか」の理由を書き添えておくとなお良いでしょう。

設計士も間取りなどの家づくりのプランを考える上で、なぜそうしたいのかがわかると、提案がしやすくなります。

なぜなら、必ずしもその要望が、家づくりで実現したいことを叶えるために必要だとは限らないからです。

つまりプロから見て、別のプランを採用した方が要望を叶えやすいということもあります。

設計士からすれば、代替案なども提案しやすくなるのでより良い提案を受けられる可能性が高くなります。

6:住宅展示場に行く

住宅展示場に行くことは家づくりを進める上で必須ではありませんが、家づくりのイメージを膨らませるために、住宅展示場のモデルハウスを体験するのも一つの方法としてあります。

どうしても煮詰まってきたり、なかなか前へ進まないというような時は、気分転換に住宅展示場のモデルハウスに足を運んでみるのも家づくりの一つの方法です。

気に入った間取りがあれば設計士に相談してプランに反映させればいいでしょうし、この段階ではまだ住宅会社と契約を交わしていないはずですから、気に入った住宅会社と話を進めることもできます。

住宅展示場のモデルハウスを見る上での7つの注意点

ただし住宅展示場のモデルハウスをまわる際には、いくつか注意しなければならない点があります。

・1:全体的に広く大きくつくられている

モデルハウスでは総じて、面積が広く大きく取られています。

住宅展示場のモデルハウスは、大きく広くつくられているため、実際に建てられる家よりもかなり広いということを念頭に置いてまわる必要があります。

またモデルハウスでは「魅せる」ことで契約をしてもらうことが大前提としてあるので、現実的ではないプランも多々見受けられるので注意してください。

・2:非日常的な空間となっている

また、大前提としてモデルハウスは、魅力的に見せるために「非日常的な空間」を意識してつくられています。

普通の生活ではあまり使わないような部屋や設備、空間、間取り設計などに、充分にお金をかけてつくることで、モデルハウスがより魅力的に見えるように工夫されています。

・3:ポイントごとの間取りが、ゆとりある設計にされている

住宅展示場のモデルハウスでは、全体的にゆとりのある設計にされています。

例えば階段の蹴り上げの高さは180ミリメートル前後で設定されており、一般的に建てられる住宅よりも20〜30ミリメートル低く設計することでゆとりを感じさせるように工夫されています。

蹴り上げの高さを低くすることで、勾配が緩くなるのでゆとりのある階段になります。

階段の幅も900ミリメートル以上で設定されることが多く、一般的に建てられる住宅の780ミリメートルよりもゆとりのある設計になっています。

※モデルハウス仕様のような、ゆるい階段にしたい場合はオプションになっていることがほとんどです。

・4:天井の高さが高く開放的につくられている

一般的な住宅の場合、天井の高さは2400ミリメートル前後(2400ミリメートルか2450ミリメートル程度)が一般的です。

一方でモデルハウスの場合、2600ミリメートルから2700ミリメートルが標準的な高さとして設計されており、広く開放的な空間を感じやすく設計されています。

5:リビングやキッチン、洗面室や浴室をはじめ諸室が広い

モデルハウスではリビングが一つの目玉としてつくられています。

より開放感を感じさせるようにと、吹き抜けを採用した間取りにしていることがほとんどです。

また、先ほど話したように、それぞれの部屋の高さもゆとりのある高さに設定されていることも多いので注意してください。

・6:玄関が広くて明るい

住宅展示場のモデルハウスは総じて玄関が広く開放的で、明るい空間であることがほとんどです。

これはもちろん「非日常的な空間」を魅せるための演出ですが、外部からの採光はもちろん、玄関周りの照明の数を、実際に建てられる家より多く設置していることがほとんどです。

玄関の広さも、大家族が住めるような広く開放的な玄関にされていることが多いので、実際に建てられる家との差に注意してください。

ゆとりを持って、広く設計されているのは、多くの来場者を案内できるようにという意味合いもあります。

・7:グレードの高い住宅設備機器が使われている

さらにモデルハウスでは住宅設備機器も、オプションで追加するようなグレードの高いものを設置しています。

必ずどこまでが標準仕様かどうかを聞いてください。

また中には標準仕様が限りなく少なく、ほとんどオプションで追加しないと希望する家が建てられないこともあるので、標準仕様ではどんなものが選べるのかもきちんと聞いてください。

モデルハウスでは標準仕様を必ずチェックする

住宅展示場のモデルハウスをめぐる時は、どこからどこまでが標準仕様なのか、また、標準仕様はどのタイプのものがあり、どのような住宅なのかを必ず確認してください。

標準仕様のタイプを写真で見せるだけで済ませられる事もありますが、できる限り必ず実物をチェックするようにしてください。

写真だけでは質感や照り具合、素材感などが伝わりづらく、正確に把握することはできません。

実物をチェックしないと、イメージとギャップがうまれます。

実物をチェックする時は、一部ではなく、壁など形になった状態のものでしたらなおいいです。一部だけの素材の確認だと、実際に形になった状態の印象にギャップがうまれることがあります。

さらに、一般的に建てられる間取り、広さはもちろん、住宅設備機器、天井の高さや幅など、細かくチェックしてください。

つまり、「見せ物の住宅」ではなく「実際に建てられる住宅」は、どのようなものになるのかを必ずチェックしてください。

そして、住宅展示場に建てられているモデルハウスは建物だけで6000万円から8000万円ほどする住宅なのだということを念頭に置いて回るようにしてください。

住宅展示場では来場される多くのお客様をさばくために広めに設計されています。

同時に数組ものお客様がモデルハウスをまわる事もありますからくれぐれも非日常的な空間であるということは意識した上で見てまわるようにしてください。

※つまり建物だけで、それだけの予算の都合がつけられるのであれば一見の価値はあるかと思います。

細かいと思われるかもしれませんが、家づくりでは神経質になるくらいがちょうどいいです。

細かいことを気にせずに家づくりを進めてしまうと、イメージとのギャップがうまれたり、家づくりを失敗する確率が高くなります。

これは実際に設計士と話し合い家づくりを進めるときにも同様のことが言えます。

うるさい客だと思われるくらいが、ちょうどいいと思ってもらって構いません。

住宅見学会や体験できる施設は実際に利用してみる

少しでも気に入った住宅があったなら、住宅見学会や体験できる宿泊施設を用意している場合は積極的に利用してみると良いでしょう。

実際に家を建てられた方に直接話を伺うと、思わぬ発見があるものですし、実際に利用してみると細かなところに気がつくはずです。

もし、具体的な話を進めたいのであれば進めればいいでしょうし、体験をすることで実際の設計にも活かすことができます。

体験を通して得たものは、メリットやデメリットでは判断できない部分も含まれるので貴重な経験として設計に活かすことができます。

ある程度要望を固めてからモデルハウスを見るのがベター

家づくりを検討しはじめたら住宅展示場に足を運ぶ人もいますが、私はその方法を勧めていません。

もし住宅展示場に足を運ぶのだとしても、ある程度事前知識を得てからの方が良いとお話ししています。

大まかな理由は、上記の「住宅展示場のモデルハウスを見る上での7つの注意点」を読んでいただければ理解していただけるかと思います。

ここからはもう少し具体的に、住宅展示場に足を運ぶにしても、はじめの段階ではなく、ある程度家づくりを進めた、この段階になってから展示場に行くのがいいのかその理由をお話しします。

・1:時間の無駄

まず、事前知識も何もない状態で、住宅展示場のモデルハウスに行っても、時間の無駄となる可能性が高いです。

よくわからないままいってしまうと表面的なことで判断してしまったり、営業マンのいうことをそのまま鵜呑みにしてしまったりしてしまいます。

正確な情報だったらいいのですが、実際はそうとは言えず、余計な知識を得てしまうことでその知識が、家づくりに少なからず影響を及ぼすこともあります。

営業マンは基本的に自社商品のいい面しか話しませんから、ある程度、事前に知識を入れるなどをし自分の判断軸を持っていないと的確な質問などができず、時間の無駄となる可能性が高くなります。

・2:通常よりも広く設計されているため完成後のギャップが生じやすい

すでにお話ししたように、住宅展示場のモデルハウスは広くゆとりを持ったサイズで設計されています。

早い段階で住宅展示場のモデルハウスに足を運んでしまうと、そこで見たものが家づくりの基準になってしまうため、総じて完成後とのギャップがうまれやすい傾向にあり、どんなにいい家でも、結果的に満足度が下がってしまう可能性があります。

既にお話ししたように住宅展示場のモデルハウスは、一棟につきかなりの予算を使っています。

住宅展示場の場所にもよりますが、一棟につきおよそ6000万円から8000万円くらいの予算をかけて建てています。

モデルハウスはもちろん、外観や間取りだけではなく設備機器もグレードの高いものが使われており全てにおいて豪華なつくりとなっています。

・3:自分たち家族の建てたい家じゃなくなる可能性がある

事前知識もない状態で足を運んでしまうと、おそらくほとんどの方は担当する営業マンのいうことを鵜呑みにしてしまいます。

はじめて家づくりをされる方は特に、住宅に関しては、わからないことだらけでしょうから、頼りになる専門家のように見え結果営業マンにお任せになってしまう事もあります。

営業マンがNOといえばNOと言ったように、営業マンのいうことを信じ切ってしまい、結果的に建てられた家が、営業マンの建てたい家になってしまう可能性もあります。

注意してください。

家づくりは広告イメージや営業マンの人柄で絶対に決めてはいけない

実際に住宅会社を決める理由を見てみると、1位が住宅広告のイメージ、2位が営業マンの人柄と2つの理由がほとんどを占めています。

ハウスメーカーの場合は、確かに営業マンが最後まで担当しますが、多くの場合途中で、設計担当やインテリア担当に引き継ぎが行われ、最後まで人柄のよい営業担当者が商談に参加してくれるわけではありませんので注意してください。

住宅展示場は家を建てるエリアに近い場所の方がいい

住宅展示場は全国にあり、その土地に適したプランで建てられています。

また家を建てる予定地と異なったエリアの営業マンが担当になった場合は、実際の担当者は違うものに引き継ぎがされますが、引き継ぎがうまくいかないことがあったり、トラブルがうまれやすいようです。

7:依頼先候補を絞る

家づくりの依頼先には工務店、ハウスメーカー、設計事務所の3つのタイプがあります。

どのタイプの住宅会社に依頼するのかによって、家づくりで実現出来ることが違ってきますので慎重に選ぶ必要があります。

※窓口こそ違うものの、設計が終わった後の工事施工はほとんどの場合、工務店に依頼することになります。

1:工務店に依頼する場合

工務店に依頼した場合、地域密着型の場合が多く、住宅を建てた後のアフターメンテナンスなどのサービスが充実しているところが多いです。

多くの工務店では対応も早く、フットワークが軽い上に入居後も気軽に相談できるのが、工務店の特徴です。

ただ意匠を凝らした設計にはむいていないことが多く、設計は別会社に投げている工務店もあります。

その影響もあり、一般的な傾向として、なかなか思い描いているイメージが伝わりづらく、思い描いているプランを実現しづらい傾向が多々見受けられます。

ただし、すべての工務店がそうではなく、中には要望をしっかりと汲み取り、限られた予算で素晴らしい住宅を建てる工務店もあります。

語弊を恐れずに言えば、工務店は当たり外れが多く、建てたい家を本当に建てることができるのか慎重に選んでいく必要があります。

ハウスメーカーや設計事務所よりも、家づくりにかかる費用は安く仕上げることはできますが、もう少しコストを抑えたいと考えた場合、予算の削減と仕上げのバランスが取れていないことが多く、予算を削った部分だけが、不自然に安っぽく仕上がってしまう事もあります。

2:ハウスメーカーに依頼する場合

ハウスメーカーに依頼した場合、効率を重視して建てられることが多く、比較的短期間で家づくりを進めることができます。

ほとんどの場合は、デザインやコンセプトがあらかじめ提案されているデザインコンセプト型の注文住宅となるため、あらかじめ用意された素材を組み合わせるだけで、家づくりを効率的に進めていくことができます。

大手ならではのネットワークやブランド力は根強く、カタログの内容も充実しているため、相性が良いハウスメーカーの、相性のいい担当者に出会えた場合は、いい家づくりができると思います。

また、最新の設備、最新の技術、最新の性能を兼ね備えた家をつくることが出来ます。

一方で、コストの面で不安になることが多くあります。

標準仕様の家では、なかなか思うような家にならないことが多く、本当に満足のいく家を建てようとした場合、ほとんどオプションでグレードを上げる必要があります。

要所要所でこだわりたいのなら、その部分にコストをかける事もできますが、一般的に資金力がない方には向いていないのが現実としてあります。

ハウスメーカーは大量生産、大量消費によって成り立っているビジネスモデルのため、設計の面での自由度はそこまで高くはありません。

決められた範囲内では対応することができますが、範囲外の場合は対応ができないか、またはオプションとして費用が上乗せされることがほとんどです。

こだわり抜いた家づくりをしたいという方には不向きかもしれません。

※ハウスメーカーは窓口の役割を果たしています。自社で設計部(設計課)を抱えている会社、外部に設計を投げている会社がありますが、工事施工はほとんどの場合、下請けの工務店に投げています。下請けの工務店の形も様々で自社の子会社であったり、地域により地元の工務店に依頼している場合もあります。そのため、建てる地域により工事の品質が大きく変わってくる事も事実としてあります。もちろんこれはハウスメーカーだけではなく、設計事務所でも同様のことが言えます。

3:設計事務所(建築家)に依頼する場合

設計事務所(建築家)に依頼した場合、意匠を凝らしたデザインや、こだわりを活かした家づくりを進めることができます。

基本的にはオーダーメイド型の注文住宅となり、予算をかけるところにはしっかりと予算をかけるなどメリハリのある家づくりをすることができます。

デザインコンセプト型に近い形で、ある程度設計の型が決められている設計事務所もありますが、比較的臨機応変に対応してくれるところも多く、狭小地や変形地などの土地に癖がある場所でも、対応できます。

設計事務所により方法は様々ですが、多くの場合はヒアリングをし、それを設計図面に落とし込んで行きます。

こだわりたい部分にはしっかりと予算をかけることができ、予算を削りたいときは VE(Value Engineering)する形で、性能や価値を下げずにコストを抑えることができます。。

ただ、デザインなどの意匠を凝らした家づくりを進められる一方で、構造計算には弱く、構造計算は外部に投げている設計事務所もあります。

つまりデザインや、意匠性には優れていますが建物の構造面は苦手な設計事務所もあり、設計事務所の質も様々なので一概に設計事務所ならどんな要望でも叶えられるとは言えません。

また設計士との相性の問題もあります。

その設計士が過去どのような住宅を設計しているのか、家づくりの個性を知った上で依頼をしないと、はじめから方向性を間違ってしまう事もあるので注意してください。

設計事務所や建築家に依頼する場合は、得意不得意とする設計がはっきりと分かれるので、しっかりとデザイン面をはじめとした個性を知った上で、依頼をかけるようにしてください。

依頼先の、その他の違いについては「家づくりで知っておきたい3つの依頼先それぞれのメリットとデメリット」も参考にして進めてください。

候補先を絞るために

ここまで進んだ時点で、依頼先の候補を絞ることができている方がいる一方で、依頼先の候補がなかなか見つからないという場合もあります。

また、どの依頼先も魅力的で、どの依頼先に家づくりをお願いしたいのかなかなか決まらないという事もあります。

いずれの場合でも、まずは同じ条件で一括して依頼をかけてみるといいと思います。

実際に依頼をかけてみないと、どのような住宅になるのかはわかりませんし、どのような設計をしてくれるのかはもちろん、どの程度の予算が必要なのかはわかりません。

先の「4:優先順位をつける」でもお話ししましたが、同じ条件で一括して住宅会社に依頼をかける場合は一括依頼サービスを利用するのがいいでしょう。

一括依頼サービスでは、住宅会社を複数社選び、同じ条件で一括して「間取り依頼」「見積もり依頼」「資金計画」などの提案を受けることができます。

同じ条件で依頼して「提案力」をはじめ、「相性」「要望の汲み取り方」「設計のクセ」「対応力」などを比較することができるので、本当に建てたい家を建てられる可能性が高くなります。

家づくりは、どの住宅会社に依頼するのかが重要なこととなりますが、より良い条件の会社や、より相性の良い住宅会社を探すためにこうしたサービスを積極的に利用していくといいと思います。

注文住宅で住宅会社を検討し始めたら、まずは複数社から家づくりの提案を受けて見てください

注文住宅で家づくりを検討し始めた方はもちろん、間取りで悩んでいる場合は、一度同じ条件で複数社から間取り提案をしてもらってください。

ご紹介させていただくサービスでは、

・条件にあった住宅会社から間取りを提案してもらえ
・あなたにあった家づくりの計画書を無料で提案してもらえ
・複数の住宅会社からあなただけの間取りを提案してもらえ
・全国どこでも、600社以上の注文住宅会社から選ぶことができる

つまり、注文住宅での家づくりをトータルでサポートしてくれるサービスとなっています。

また提案力の違いなど、提案力の差から住宅会社を選ぶこともできます。

詳細はタウンライフ家づくりのページで確認いただけます。

※こちらから申し込んでいただいた方には特別に「成功する家づくり7つの法則」をプレゼントしています。家づくりの考え方から各間取りのポイントに至るまで、家づくりで失敗しないための法則がまとめられている冊子になるので間取りづくりの参考にしてください。

8:打ち合わせをする(間取りの提案を受ける)

打ち合わせは何度も行われます。

打ち合わせごとに同じ箇所を修正する事もありますし、打ち合わせ内容の際に取り交わされる情報量も膨大なものになりますから、自分でも必ずメモは取るようにしてください。

全てを相手にゆだねてしまうと、どこをどう変更したのかがわからず、そのまま工事に移ってしまう場合があります。

もし不安であればICレコーダーやスマートフォンの録音機能を利用して記録に残しておくと良いと思います。

電話での会話も必ずメモをするようにして、内容を確認事項としてメールで送っておくのもいいでしょう。

家づくりでは「いい人」になってはいけない

家づくりは高い買い物ですから、相手がプロであろうと任せきりにせず、手綱は建主であるあなたが握ってください。

私が言うのもおかしな話かもしれませんが、細かい客、うるさい客だと思われるぐらいがちょうどいいと思います。

それくらい真剣に向き合えば、設計士もその期待に応えるように努力するでしょうから双方にとっていい関係を築けると思います。

家づくりは長期的な視点ですることが大事

注文住宅の家づくりは非常に複雑で、建てるエリア、日照条件、電信柱の位置、外部との関係などの土地の条件によっても間取りは変わってきます。

また家づくりは建てることが目的ではありません。

家を建てた後に快適に暮らしていくことが目的ですから、長期的な視点で家づくりを進めていかなければなりません。

例えば10年後、20年後に子供が大きくなり、家を出て行ってしまったとき、その部屋をどのようにするのかは一つの問題点としてあげることができます。

常に先を見据えた視点で丁寧に家づくりを進めてください。

家づくりは決して焦らない

また家づくりを焦っていいことは一つもありません。

担当者が何を言おうが、妥協はせずに芯を持って焦らずゆっくりと進めて行ってください。

家づくりは建て主にとっても、非常に手間と時間を要し、大変な作業ですから、途中、クールダウンする機会を設けるのもいいでしょう。

土地探しから始めなければならない場合、なかなか思う通りにいかない事も多々あるでしょうが、焦らずゆっくりと着実に進めていくことが大事です。

またハウスメーカーの場合、当月、または当期限りのキャンペーン価格を用意して契約を焦らせる場合がありますが、キャンペーンは、毎月のようにやっており、ほとんどの場合、結果的にはどのタイミングで契約しようが、金額に差はありませんので焦らずゆっくりと家づくりを進められることをお勧めします。

契約をしてしまうと、たとえ、仮契約であろうと後戻りできなくなりますので、くれぐれも慎重に進めるようにしてください。

間取りの特徴やメリットは必ず自分でも調べて把握する

それぞれの間取りにはいい面もあれば、必ず悪い面もあります。

イメージだけに頼ると、家を建てた後に思うような暮らしを実現することができません。

ONE PROJECTでも各間取りのメリットをはじめ、デメリットや特徴などをお伝えしているので参考にして家づくりを進めてください。

失敗しない家づくりの方法については「よくありがちな新築一戸建て注文住宅の家づくりを失敗する6つの原因と注意すべき159のこと」でお伝えさせていただいているので、時間があるときに是非一読ください。

かなりのボリュームがありますが、家づくりを失敗しないためにも一読しておくことをお勧めします。

カタログからアイデアを探すのも方法の一つ

無料でもらえる実例カタログには、間取りのコツやアイデアが掲載されています。

実際に建てられた家もたくさん掲載されていますので、建てたい家に似ている住宅を間取りづくりの参考にすると良いでしょう。

こだわって家づくりを進めるなら、まずはLIFULL HOME’Sでカタログ請求!

住宅カタログには様々な家づくりのアイデアがたくさん掲載されています。建てたい家に似ている住宅を見つけることで、間取りプランの参考にすることができます。

つまりカタログ請求は、家づくりを検討されている方にとって利用必須と言えるでしょう。

ライフルホームズのカタログ請求サービスでは「ガレージハウス(ビルトインガレージ)にしたい」「趣味を兼ねた家づくりがしたい」「平屋住宅にしたい」「屋上が欲しい」「中庭のある家に住みたい」など、家づくりのこだわりで住宅カタログを請求できます。

もちろん、予算・テーマ・住宅会社ごとに住宅カタログを請求することもできます。

カタログを請求することで、今ならもれなくはじめての家づくりノート」が特典としてついてきますので、家づくりで参考にしていただける店は多いかと思います。

特典の「はじめての家づくりノート」はこちらからカタログを請求することで受け取っていただけます>>>HOME’Sで住宅カタログを徹底比較<無料>

他の住宅会社からも提案を受けるのも一つの方法

また、現在進行中の住宅会社とのプランがなかなか思うようなものではなかった場合、他の住宅会社から提案を受けてみるというのも一つの賢い方法です。

結果的に、現在プランの作成を進めている住宅会社よりも、良い住宅会社に巡り会うことができるかもしれません。

住宅会社により得意としているプラン、不得意なプランがあるため、本当にいい家づくりを進めるためには一社に頼るのはあまりよろしくありません。

また、ある程度家づくりを経験してから利用するとまた違った視点で見れたり、新しい発見がある場合がありますので、利用できるサービスはとことん利用して進めていくのが賢い家づくりの方法だと私は思います。

家づくりは人生で最も高価な買い物となる場合が多いでしょうから自分勝手に進めるくらいがちょうどいいと思います。

また複数社でプラン作成、見積もりを取り、競合させる方法は、安く賢く家を建てるための基本でもあります。

▼タウンライフ家づくりで複数社に同時で一括見積もり依頼▼

タウンライフ家づくりなら、大手ハウスメーカーをはじめ、地元の小さな工務店から建築家や設計事務所に至るまで、一括して見積もり依頼をすることができます。

利用にあたっての料金はかからず、無料で利用することができます。また他のサービスと違い、依頼の仕方も手間がかからず簡単で、わずか3分ほどで同じ条件で複数社に一括して見積もり依頼ができます。なかなかいい家づくりのプランを提案してもらえないと感じたら、一度利用してみてください。様々な角度から提案を受けることで家づくりを成功させる確率は高くなります。詳細はタウンライフ家づくりのページで確認いただけます。

9:見積もりをもらう

注文住宅の家づくりでは、依頼する住宅会社によって家を建てるための費用はもちろん、細かい設計が変わるため、いくつかの候補先に依頼をかけ、同時進行で進め相見積もりを取るということは基本です。

ですから、どのような場合でも、まずは複数社に見積もりを依頼すると良いと思います。

一括見積もりを依頼すれば複数者に同時に依頼することができるため、より低予算で、いい家を建てることができるようになります。

その理由は家の価格の決まり方にあるのですが、詳しいことについては「ハウスメーカーで最も家を安く建てるために値引きをする6つの方法」に書いておきましたので参考にしてください。

家づくりでコストダウンを図る方法

予算の関係でどうしてもコストダウンを図らなくてはならないときは「家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本」を参考にして家のコストダウンをはかってください。

もしも依頼先がハウスメーカーの場合は値引き交渉に応じてくれることがあります。

値引き交渉の基本は他社と競合させることですが、値引き交渉は、早いうちから進めておかないとなかなか難しい場合もあります。

ハウスメーカーで家づくりをはじめたら早い段階で「ハウスメーカーで最も家を安く建てるために値引きをする6つの方法」を読んでいただき、すみやかに値引き交渉の手段を進めていただくことをお勧めします。

値引き交渉に必要なことは「交渉材料を用意すること」「値引きのタイミングを図ること」以上の2点です。

さらに詳しくお話しすると値引きをするには6つの方法があります。

具体的な方法については記事を読んで参考にし、速やかに値引き交渉を進めることをお勧めします。

※ハウスメーカーは値引き前提でキャンペーン価格を適用していることがほとんどです。工務店は基本的に値引き交渉には応じてくれないことがほとんどですが、その理由等についても先の記事で書かせていただいております。また、設計事務所の場合は多くの場合先にお話ししたVE(バリューエンジニアリング)案で値引きに応じます。

10:依頼先を決定する

最終的に依頼先を決定し契約を結ぶことになりますが、依頼先を決定するときのコツ、または注意点としては、必ず契約の際に最低限必要となる資料が揃ってから結ぶようにしてください。

【契約の際に最低限必要となる5つの資料】

1:設計図書(平面図・立面図・配置図・仕様書(仕上表))
2:詳細な見積書(明細書含む)
3:工事請負契約書(請負金額・支払い条件・工事着工時期・建物完成引渡時期・保証内容)
4:工事請負契約約款
5:工事工程表
6:保証内容

※それぞれの詳しい内容については「よくありがちな新築一戸建て注文住宅の家づくりを失敗する6つの原因と注意すべき159のこと」の「よくありがちな注文住宅での家づくりを失敗する原因5:契約内容を確認しないまま契約してしまう」の項目を参考にしてください。

設計図と見積書の内容は必ず照らし合わせて、内容通り、間違いがないかきちんとチェックしてください。

意外に思われるかもしれませんが、設計の段階でのミスは様々なところで耳にします。

また、ローコストメーカーなどはプランも何も決まっていない段階で、契約を結びたがるところが多いようですが、私の個人的な意見を言わせてもらうとそうしたところと契約を結ぶのはリスクが高く、やめたほうがいいと思います。

なぜならその後金額的な面などで折り合いがつかず、トラブルの元となるからです。

また工事が始まっても人任せにせず、厳しく管理をするようにしてください。

必要であれば、専門家に依頼するのもいいでしょう。

絶対に失敗しない家づくりのコツのまとめ

今回の記事では失敗しない家づくりを計画する10のコツのついてお話ししました。

厳密にいうと、家づくりはどんなにいいプランを立てようが、工事で決まる部分も多いため、これで全てだとは言えません。

けれども、注文住宅での家づくりを進めるに当たって十分なコツについてこの記事でお伝えしたつもりです。

家づくりは素人にはわからないことだらけでしょうから、必要に応じて、第三者の専門機関に入ってもらうのも一つの手です。

専門機関に入ってもらった場合、もちろん費用はかかりますが、いい家を手に入れるためにの必要経費だと考えればいいでしょう。

最後に家づくりをはじめたら利用したほうがいい無料で利用できる便利なサービスについて、まとめて補足していきます。

家づくりの参考にカタログを請求したい場合

家づくりをはじめたら、まずは一度カタログ請求をして、様々な住宅の情報を集めてください。

今後家づくりを進めていくにあたって、間取りはもちろん、暮らし方など非常に参考になる点は多いと思います。

要望ノートを作るときや、打ち合わせの際にもイメージを共有するために利用することができるので、カタログを持っておいて損はありません。

注文住宅のカタログを請求できるサービスはいくつかありますが、ライフルホームズの一括カタログ請求では、細かい条件で絞ってカタログを取り寄せることができるので非常に便利だと思います。

まだどんな家を建てようか決まっていない方や、家づくりを計画中の方でも、様々な住宅に絞ってカタログを取り寄せることができるので、カタログを眺めながらイメージを少しずつ広げていってください。

★家づくりを失敗しないためにも、まずはLIFULL HOME’Sでカタログ徹底比較!★

注文住宅での家づくりを思い立ったら、お気に入りの住宅を見つけるためにも、まずは無料でカタログ請求してみてください>>>HOME’Sで住宅カタログを徹底比較<無料>

注文住宅の見積もりや間取りプランの依頼をしたい場合

さらに一歩進んで、家を計画しはじめたら、合わせて間取り提案依頼を受けてみてください。

このとき、間取りの依頼だけではなく、同時に見積もり依頼もできるサービスを利用すると便利です。

タウンライフの家づくりの依頼サービスでは、間取りの提案はもちろん、見積もり依頼、資金計画、土地探しに至るまで無料で利用していただくことができます。

サービス利用にあたっての追加費用等は一切発生しませんので安心して利用してください。

人によってはサービスを利用することで、数百万円安く家を建てることができた方もいらっしゃいます。

条件を整え、競合させることで値引き交渉にも応じてくれやすくなりますので結果的に賢く家を建てることができます。

★同じ性能の家をコストを抑えて安く、賢く建てる★

ほとんど同じ間取りや、同じ性能の家でも、どこに依頼するのかで結果的に数百万円安く家を建てられる事もあります。

また、一括見積もり依頼を利用する事で住宅の値引き交渉にも有利になります。

家づくりのアイデアを得る上で住宅カタログが必須なのと同じように、賢く家を建てるには一括見積もりサービスは必須のサービスです。

詳細はタウンライフ家づくりのページで確認いただけます。




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