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新築の注文住宅で失敗しない無垢フローリングの選び方と16の特徴

新築の注文住宅で家づくりを進める際、決めなくてはならないことはたくさんありますが、その中のひとつに床材(フローリング)の問題があります。

フローリングは内装の印象を決める上で非常に大事な建材のひとつで、フローリング次第で部屋の印象が大きく変わります。

なぜフローリング次第で部屋の印象がよくなったり、悪くなったりするのかと言えば、住宅にとって床の面積は広く、壁の次にフローリングは目につきやすい場所だからです。

床よりも部屋の印象を左右する壁ですが、壁は面積が広い一方で、色を調整することが非常に難しく、一般的には、壁には白色などの薄く主張しすぎず、飽きのこない色を持ってくることが多いため、床(フローリング)の方に自然と視線が集まります。

そのため、どのようなフローリング(床材)にするかによって、部屋の印象全体が大きく変わっていきます。

では、床にどんなフローリング(床材)を使用すればいいのかですが、見た目はもちろん「住み心地」という総合的な快適さを考えるのならば、本物の天然木を惜しげなく使っている無垢フローリングが一番だと思います。

無垢材を使った無垢フローリングは、見た目の印象だけではなく、肌触りや質感、風合いなどが一般的なフローリングと比べて全く違います(新築の注文住宅で家づくりをする方以外は、あまり普段気にとめることのない床材ですが・・・)。

それを裏付けるかのように、建築雑誌やカタログなどの事例をパラパラと捲ってみると、何となく心が惹かれるセンスの高い家や、あたたかい雰囲気の家、快適そうな家やおしゃれな家などは、必ずといっていいほど床に無垢フローリングを使っています。

こうした多くの事例からもわかるように、床材を無垢フローリングに変えるだけで、単純に室内の風格があがり住み心地の良い空間がうまれます。逆を言えば、安いフローリング(床材)を使用すると賃貸アパートとあまり変わらない安っぽい家になります。

床材は、いつも人の肌に触れているものですから、冷たい感じがする材質のフローリングよりも、触れていて暖かく包み込むように、気持ちがよくなるものを使いたいと考えるのは、ごく自然な発想だと思いますが、無垢フローリングにはそれがあります。

今回の記事では、そんな注文住宅で是非採用してほしい、無垢フローリングについて書いていきます。

※無垢フローリングにはデメリットも多いので、その点についても詳しく触れていきます。無垢フローリングは、自然素材であるということを理解し、それを前提に採用しなければ後で後悔することになります。




フローリングとは

無垢フローリングを理解するにあたって、まず広く「フローリングとは何か」についてみていきます。

結論から言ってしまえば、フローリングとは、一般的には「木質系材料を使用した床材のこと」を指します。しかし、広くは床材のことを「フローリング」と言ったりもします。

新築の注文住宅で比較される木の素材の2種類のフローリング(床材)

また、JAS規格(日本農林規格)では、フローリングは2種類に分類されており、単一木材から切り出した一枚の天然木単板である無垢フローリングを「単層フローリング」とし、化粧板や特殊シートなどを、複数枚の層にし接着剤ではり合わせたフローリングを「複合(複層)フローリング」と定義づけています。

今お話したように、一般住宅におけるフローリングには「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2種類がありますが、一枚板の「無垢フローリング」よりも、複数枚の板をはり付けた集積材による「複合フローリング」の方が普及していることもあって、一般的にはフローリングと言えば、「無垢フローリング」のことではなく、「複合フローリング」のことを指します。

続いて「無垢フローリング」と「複合フローリング」では、具体的に何が違うのかについて話していきます。

無垢フローリングとは

写真上:無垢フローリング 写真下:複合フローリング

無垢フローリングとは、単一木材(一本の原木)から切り出しフローリングとして製材した床材のことです。複合フローリングと違い、木本来の質感や優しい風合い、木そのものの香りやぬくもり、木特有の調湿性などをそのまま味わうことが出来るのが大きな利点です。

また、無垢フローリングは一枚の木を加工されて出来ている為、小口(切れ目)には年輪が見えます。

無垢フローリングとは、つまりは、一本の木から切り出し製材したフローリングのことです。

無垢材とは
無垢材とは、木を重ねたり継ぎ足したりせずに、そのままの状態で加工した木材のことを言います。無垢材は、そのままの状態で製材している為、時間と共に自然に変化していく性質を持っており、キズや色などの変化が楽しめる木材です。ただし、自然素材ならではの質感や魅力がある一方、収縮や変形を起こしやすい性質を持っているのでしっかりと理解して使うことが必要になります。

複合フローリングとは

複合フローリングとは、薄くスライスした複数枚の木の板を、接着材ではりつけフローリングとして製材した床材のことです。複合フローリングの多くは集成材や合板などの基材の表面に、化粧板と呼ばれる薄い板や、木目を印刷した合成樹脂シートをはり付け加工します。

無垢フローリングと違い、品質のばらつきが少なく変形、伸縮が少ないなど一定の品質がたもたれているほか、安価で大量に生産できるため価格が安いのが大きな利点です。

複合フローリングは、複数枚の木を集めて出来ている為、小口(切れ目)には複数枚の板が見えます。

複合フローリングとは、つまり、集成材のことで、複数枚の木を寄せ集めて製材したフローリングのことです。

無垢材を使った「無垢フローリング」の特徴

無垢フローリングの一番の特徴は、天然木そのものの木目や色合い、木そのもの本来の質感やテイストなどを楽しむことが出来る点にあります。

また、無垢材を使った無垢フローリングの大きな特徴は、時間の経過と共に少しずつ色合いが変化していくため、使用しているうちに深みが出て来ることもあげられます(俗にいうエイジングです)。

ただ劣化するのではなく、素材としての味が増していく点は、自然素材の無垢フローリングならではの特徴です。

例えば、複合フローリングの場合は、施工時が一番美しいですが、無垢フローリングは使っているうちに、革製品のようにゆっくりとエイジングされていき、使う人の色に染められ、味わい深い風合いになっていきます。

さらに、自然素材ならではの快適な肌触りも忘れてはいけません。暖かく、そして優しく包み込むような肌触りは、いつまでも触っていたくなるほどです。

加えて、無垢フローリングには、天然木特有の調湿効果により、部屋をいつでも快適に保つ調湿性もあるので気持ちよく快適に過ごすことが出来ます。

ただし、天然木であるがゆえの欠点も多くあり、気温の変化や湿度の変化により伸縮が起こったり、反りや割れなどが生じる恐れがあります。

もちろん木材を理解している住宅会社なら、施工前にしっかりと時間をかけて木材を乾燥させるので、そう言った不安は最小限に抑えられていますが、リスクはゼロではありません。

また無垢フローリングは値段も高くつきます。

さらに、天然木であるため、全く同じ木は2つとして存在せず品質も一定ではありません。

もっといえば、無垢フローニングには定期的なメンテナンスが必要だったり、窓際の日のあたる部分だけ紫外線でフローリングの色が退色してしまったりします。

自然に近づくほど水気を吸ってしまいますから、食事時の食べこぼしや、コーヒーや醤油などを床に落下させることでのシミに対しても、非常に神経質になってしまう傾向があります(ペットのおしっこにも気をつけなくてはなりません)。

傷がつきやすいのも大きな欠点で、樹種にもよりますが、ちょっとした落下物でも凹みが生じてしまいます。

無垢フローリングは、一般的に、夏場は特に膨張して反りが生じてしまったり寒い冬場は乾燥して隙間が生じる他、多くの場合、床暖房が使えなかったりと何かと不便な場面が目立ちます。

ただし、それらを自然素材ならではの特徴だと受け入れて、素材と向き合えば、無垢フローリングは使えば使うほど古く美しくなっていくなど、自然素材ならではの味わいがあり、他のものでは代えることの出来ない醍醐味を味わうことが出来ます。

さらに詳しくは後でお話しますが、ひと言で無垢フローリングと言っても、その種類はたくさんあり特徴ごとに細かい違いがあるので特徴をきちんと理解して選ぶことが大事になります。

※詳しくは下記の「無垢フローリングのメリット・デメリット」、または「無垢フローリングの樹種による違い」や「無垢フローリングの選び方」の項などをご覧下さい。

集成材を使った「複合フローリング」の特徴

複合フローリングは、薄い板を接着剤などで貼り合わせて、一般的には厚さを12ミリから15ミリ程度の板に加工し、その表面に天然木を薄く削いだ化粧板をのせたものや、木目を印刷した合成樹脂シートを貼り合わせたものを言います。

違う板を何枚も貼り合わせているので、湿度や温度の変化による反りや伸び縮みなどの影響が少なく、施工もし易いのが特徴です。

複合フローリングには、さらに細かく分けると突き板フローリング、挽き板フローリング、シートフローリングに分けられます。

1:突き板フローリングとは

突き板とは、天然木である木材を0.2ミリから0.5ミリ程度に薄く削ぎ、それを基材に貼り合わせた表面化粧板のことを言い、それを張り付けたものを突き板フローリングと言います。

突き板フローリングのイメージとしては、合板などの基材に、天然木をカンナでかけた時に出るペラペラの木材を化粧板として張り付けているイメージです。

突き板は木の風合いを感じられますが非常に薄く、また接着剤などで張り付けることにより、風合いが失われてしまうので、本来の木の質感や感触は感じられません。また、見た目を天然木に近づける為に、表面塗装をすることもあります。

突き板として使われる化粧板によっても風合いや機能性が大きく異なるほか、施工時が一番綺麗な板であり、無垢材と違って使い込むほどに味わいが出るものではありません。

突き板フローリングは、化粧板自体が非常に薄い素材である為、ちょっとしたキズでもその下の集成材が見えたり風合いを大きく損なってしまいます。

ただし基材が集成材や合板であるため、反りや収縮などの変形は少なく、均一なものを安価で大量に生産することが可能です。

2:挽き板フローリングとは

挽き板とは、天然木である木材を1ミリから3ミリ程度に薄く削ぎ、それを基材に貼り合わせた表面化粧板のことを言い、それを張り付けたものを挽き板フローリングと言います。

挽き板フローリングは、突き板フローリングの表面化粧板を厚くしたものであると思ってもらって構いません。つまり突き板フローリングとの違いは表面化粧板の厚さです。

挽き板フローリングは、突き板フローリングよりも化粧板が厚いため、より木の風合いを感じられ、反りや収縮などの問題が少なく、表面にキズが入ったとしても下の合板が見えることが少ないのが特徴です。

挽き板フローリングには、透明なウレタン塗装やオイル仕上げをしていることもあり、キズや汚れを極力目立たないようにしていることもあります。

また、突き板フローリングよりも挽き板フローリングの方が高価になります。

※ウレタン塗装やUV塗装のメリットとデメリット
ただし、ウレタン塗装やUV塗装がされているフローリングにキズがつくと白いキズになります。これは塗膜にキズがつくため起こり、キズを綺麗になくすには数万円ほどかけて業者に依頼しなければなりません。ウレタン塗装やUV塗装には水や汚れをはじいたり、床を保護するには優れた効力を発揮する一方そう言ったデメリットもあることも理解しなければなりません。

3:シートフローリングとは

シートフローリングとは、表面に天然木を使わずにプリントしたシートを貼り合わせてつくられたフローリングのことを言います。

表面の木目が天然のものではなく、プリントしているところがシートフローリングの大きな特徴で、印刷によって、様々な木の色合いや木目を表現することが出来ますが、ホンモノの天然木の風合いを完全に再現する事は出来ません。

シートフローリングには、天然木の風合いがない一方で、強化シートを使用しているため品質が一定かつ、長期間綺麗な状態をたもつことができるなどの特徴があり、劣化しにくく、普段の生活で気になる汚れなどもつきにくいため利便性が良いです。

さらに、メンテンナンス性にすぐれたり機能性の高いシートフローリングがあるなど、ひとことでシートフローリングと言っても、様々な種類があります。

ただしシートフローリングの表面のシートは薄いため、引っ搔き傷などが生じた部分より剥がれたり、著しく劣化することもあるので注意が必要です。

無垢材の特徴

つづいて無垢材の特徴について少しだけ追加していきます。

無垢材は子育ての環境に良い

人によると思いますが、私個人的には、無垢材は子育ての環境に、非常に適しているフローリングだと思います。もちろん無垢材ならではの欠点、つまりコストが高い上にキズや汚れがつきやすいという特徴を鑑みた上でも、それ以上に無垢フローリングにする価値があるのではないかと考えています。

複合フローリングが偽物だとは言いませんが、子供の頃から無垢材という天然木ならではの質感に触れて育つことは非常に大事だと思います。

家づくりや住宅業界に限りませんが、昨今の簡易的で、みせかけのハリボテのような偽物の品が溢れる世の中で、本来のもの、言い換えれば「ホンモノ」に触れて育つことは、子供の目を養うという観点からみても非常に大事だと思います。

そして何よりも、ホンモノの良さを、体で感じながら育つというのは、長期的に見れば、子供にとっても親にとっても何よりも代え難い財産になると思います。

無垢フローリングは、ともすれば、欠点ばかりに目がいきがちですが、やはり天然木ならではの優しい風合いや質感、それに人間の体にいいものという観点からすれば、それ以上の価値があるのではないかと思います。

自然素材に対する誤解(素材を良く知ることが大事)

現在は、それらしくみせる建材が横行しています。例えば「自然素材を使用しているので安心です」などの謳い文句ですすめてくる業者がいますが、必ず具体的にどういう意味で自然素材と言っているのか確認するようにして下さい。

無垢材を使った自然素材の家

自然素材と言っておきながら、フローリングの表面に数mm程度の薄い板を張り付けただけの合板を自然素材を使用していると謳っていることもありますし、もともとは自然素材だからといって、その機能を失った、素材を自然素材と称していることもあります。

それらはたしかに元を辿れば自然素材かもしれませんが、元々は自然素材であっても、体に悪い添加物たっぷりの食事を自然素材と称して提供されているようなものです。

加えて、それらは確かに、一部には自然素材を使っていたり、解釈の仕方次第で自然素材ではありますが、自然素材の本来の性質や本質を失ってしまっている以上は自然素材とは呼べないと思います。(少し難しい話になりますが、昨今は経済が優先されるため、そのようなまがい物が増えてきています。経済優先ではなく、人にとって優しい世の中であってほしいものです)

ですから、そうした形だけの自然素材は、私がここで話している自然素材の無垢フローリングとは似て非なるものだと認識してください。つまり偽物です。

無垢フローリングのメリット

続いて、無垢フローリングのメリットについてみていきます。

無垢フローリングのメリット1:肌触りが良い

無垢フローリングの一番のメリットは、やはり肌触りと質感でしょう。無垢材は、触っていて直感的に気持ちがいいので、床材として無垢フローリングで使用すると物凄く快適になります。

もちろん見た目も柔らかく、みているだけで優しい気持ちになれるという複合的なメリットもあります。

傷や汚れはつきやすく、目立ちやすくなりますがオークやウォールナットなどの広葉樹よりも、ヒノキやスギなどの針葉樹を使った方が、より天然木ならではの柔らかく優しい肌触りを感じて頂くことが出来ると思います。

※しかし、どのような特徴の樹種を使うのかは完全に好みの問題です。

無垢フローリングのメリット2:熱伝導率が低く暖かい(断熱性)

無垢フローリングは、熱伝導率が低く、熱が伝わりにくい素材です。そのため、一年中快適に過ごすことが出来ます。

もちろん木の種類や、素材によってその暖かさや質感は大きく違いますが、無垢材は鉄などのように触っていて熱を奪われることがほとんどないので、暖かく感じることが出来ます。

無垢材を、単純にコンクリートと熱伝導率を比べると10分の1程度しかありません。無垢材はそれだけ熱が伝わりにくい素材であることがわかります。

※詳しくは広葉樹と針葉樹の違いの項でお話しますが、オーク材などの広葉樹よりも、スギ材やヒノキ材などの針葉樹の方が柔らかい素材の為、より暖かさを感じることが出来ます。

無垢フローリングのメリット3:調湿性がある

無垢材には木本来の性質である、吸放出性があります。つまり湿気が多い時には水分を吸い、部屋が乾燥してくると吐き出して室内を快適に保ってくれる作用があります。

高温多湿な日本の住宅環境を考えてみても、天然木を使用した無垢フローリングは日本の住宅環境に適した素材だと言えると思います。

※ただし同じ無垢材でも、安いフローリングは粗悪品であることが多く、床の反りや割れ、床なりなどがあるため、あまりにも安い無垢フローリングは使用しない方が良いと思います。

無垢フローリングのメリット4:経年変化を楽しめる

レッドパインの経年変化:画像下5年後

無垢フローリングは、キズや汚れはもちろん、革製品のように時間が経つほど味わいのある風合いになっていきます。劣化ではなく経年変化を楽しむことが出来るのは、自然素材の無垢材ならではです。

集成材による複合フローリングは、床を張ったときが一番美しく、時間が経つほどに傷や汚れがついたり劣化していくだけに見えますが、無垢フローリングは人が使うことで艶が出たり、色が変わったりするなど、少しずつ味わい深く変化していきます。

木の種類によって、経年変化の仕方は違いますが、例えばチーク材は徐々に飴色に美しく変化していきます。無垢フローリングは、木の風合いはもちろん、人間が年を重ねるほどに、深みが増していくように、一緒に年をとることによる経年変化を楽しむことが出来ます。

無垢フローリングはキズや汚れがつきやすい一方で、集成材などをつかった複合フローリングなどの新建材にはみられない自然素材ならではの変化の仕方をするので、それを楽しむ余裕が必要になります。

※注意点として、経年変化のサンプルをみせられても、同じような風合いに変化するわけではありません。それは自然素材ならではで、使用環境によって経年変化の仕方に違いが生まれます。

無垢フローリングのメリット5:天然木ならではの自然の香りがする

木それぞれには香りがありますが、無垢フローリングは天然木ならではの香りを楽しむことが出来ます。

例えば代表的な木の香りと言えば、ヒノキの香りでしょうが、人工的な香料ではなく、そうした自然素材ならではの本来の香りを味わえる点も、無垢フローリングを選択するメリットのひとつだと思います。

ちなみに、無垢フローリングを使っている家は玄関の扉を開けただけでニオイの違いがわかるほどです。

※注意点
稀に、マツやヒノキなどの木の臭いによりアレルギー反応が見られる場合がります。ただしこれらのアレルギー反応は、自然素材に限りません。ニオイに過敏に反応する症状の方は、コンクリートのニオイにも反応すると言われています。こうした症状が心配な方は事前に使用する素材について確認しておくことが必要になります。

無垢フローリングのメリット6:無垢フローリングは体にいい

無垢フローリングは、新建材の複合フローリングと違い、木材を張り合わせる必要がないので、接着剤を使用していません。

接着剤は一般的にシックハウス症候群を誘発する揮発性有機化合物(VOC)を含んでいますが、無垢フローリングにはそれがありません。(シックハウス症候群は、シックスクール症候群・シックビル症候群ともよばれます)

特に、小さなお子様にアトピーやぜんそく、アレルギーなどの症状がある方や、それらの症状に配慮する場合は、無垢フローリングを使用した床を採用されます。

もちろん、中には無垢材でも床として張り付ける際に、接着剤を使うケースもあります。ですから、もしも接着剤を使用することを避けたい場合は事前に確認が必要になります。

※ただし、あまりにも過敏になりすぎないことも大事です。
補足:VOCとは
VOCとは常温常圧で空気中に容易に揮発する有機化合物の総称でVolatile Organic Compoundsの略語であり、つまりは「揮発しやすい有機化合物」のことです。VOCは印刷インクや接着剤などに多く使われていますが、揮発(乾燥)しやすく、油になじみやすい(溶剤として利用しやすい)などの特徴があります。VOCには、主なもので約200種類があり、工業用洗浄をはじめ印刷、接着等さまざまな用途で使われています。VOCは頭痛をはじめ、めまいやイライラ、ぜんそくなどの症状を引き起こすと言われています。

無垢フローリングのメリット7:心理的な快適性がある

やはり自然素材に囲まれて生活していると、不思議な快適性がうまれます。そこには数値では示すことの出来ない、暮らしやすさがあります。

なんだか暖かい気がする、柔らかい感じがする、理由もなく落ち着くなどの心理的な快適性を感じることが出来ます。

無垢フローリングのデメリット

つづいて無垢フローリングにするデメリットについても書いていきます。

無垢フローリングのデメリット1:傷やシミがつきやすい

無垢フローリングは一般的に質感を活かす為に表面にコーティングを施していないので、キズやシミがつきやすい素材です。

もちろん塗料やオイルを塗ることによってキズやシミをある程度防止することは出来ますが、それでも完全に防止することは出来ません(ただし、塗料やオイルを塗ると、木そのものの風合いや、質感を損ないます)。

スギ材(スギフローリング)やヒノキ材(ヒノキフローリング)などの、柔らかい針葉樹の木を床材として使用した場合はもちろん、オーク材(オークフローリング)やウォールナット材(ウォールナットフローリング)などの比較的硬いと思われる広葉樹の木を使用した無垢フローリングでも、どうしても傷がつきやすいというデメリットをぬぐい去ることは出来ません。

小さなお子様がいるご家庭では、特に床にモノが落ちることが多いと思いますので、床に衝撃を与えるほど、床は無作為に傷付いていきます。

そのため、いつまでも綺麗で美しい床でありたいと言うかたには向いておらず、キズもひとつの味として楽しめる方でないと、無垢フローリングは使用しない方が良いでしょう。

無垢フローリングを使用するのならば、キズや汚れもひとつの味わいであるという余裕がないといけません。

無垢フローリングのデメリット2:汚れがつきやすい

フローリングは汚れがつきやすいです。例えば食事時に床に色素がある食べ物を落としてしまうとそれだけで汚れが付着します。

それだけではなく、水などをこぼした場合でも、長期間ほうっておくと、そこの部分だけが水シミとなって残ってしまうなど取扱いには注意が必要な素材です。

ただし、ちょっとした汚れの場合、無垢フローリングの表面に染み込んでいるだけなので、紙ヤスリなどで削れば目立たなくなる場合があります。

塗料を塗るなどして、汚れに強くすることもできますが、汚れにくくする塗料であるほど無垢材ならではの風合いや質感を失ってしまいますので、汚れも味のひとつとして楽しめる余裕がないと無垢フローリングを採用しない方がいいかもしれません。

無垢フローリングのデメリット3:コストがかかるうえに手間や時間がかかる

無垢フローリングは複合フローリングよりも工事に手間がかかります。そのため初期費用はもちろん、メンテナンスの際のコストも割高になります。

どれくらい高くなるのかについては、樹種にもよりますので一概には言えませんが、ほとんどの場合は複合フローリングを採用するよりも、高くつくことは確かです。

無垢フローリングのデメリット4:窓際の床は特に日焼けする(経年による変色が起こる)

無垢フローリングに限る話ではありませんが、無垢フローリングは窓際の日焼けが目立ちます。つまり窓際の部分だけ、無垢フローリングの色が、退色していきます。

無垢フローリングを使用する場所によっては、経年変化とは違い、劣化のような症状を起こしながら退色をすることもあるので注意が必要です。

無垢フローリングのデメリット5:天然製品のため、材質(品質)にバラツキがある

無垢フローリングは自然素材であるため、工業製品のように品質が一定ではありません。もちろん一定の品質を保ってはいますが、工業製品と比べると品質にバラツキがあります。

無垢フローリングのデメリット6:温度の変化で反りや曲がり、割れ、ねじれなどが生じる可能性がある

品質とも関連すると思いますが、無垢フローリングは複合フローリングよりも温度や湿度の変化で反りや割れが生じやすい素材です。

ですが、一概に材質が悪いからというわけではなく、工事の仕方にもよります。自然素材の無垢フローリングは、工業製品のように品質が安定していないのでマニュアル化できるものではなく、木材の性質を熟知した職人に任せないと、後々不具合が生じる可能性が高くなります。

多くの場合、症状は竣工時(完成時)にはわからず、数年後など、時間の経過と共にあらわれるので注意が必要です。

無垢フローリングのデメリット7:隙間が生じるので気密性に少し問題がある

複合フローリングと違い、無垢材は天然木であるため、乾燥収縮による隙間がどうしても発生してしまいます。

ただし、木材の種類や、床をはる業者により違いが生まれますので、一概に気密性に問題があるとは言えません。

無垢フローリングのデメリット8:基本的に水拭きできない

無垢フローリングは水に弱く基本的には、水拭きが推奨されていません。そのため水拭きをされたい方には向いていません。

広葉樹や針葉樹など樹種による無垢材(無垢フローリング)の違い

ひと言で無垢材と言っても、木の種類によって特徴はもちろん、木の質感や風合いなどは大きく変わってきます。

また、無垢フローリングで床材として、使用される無垢材には葉の形によって、大まかに「広葉樹」と「針葉樹」に分かれています。

この二つの違いをざっくりいえば、広葉樹が硬い床なのに対して、針葉樹は柔らかい床だと言うことが言えますが、もっと具体的に言えば、木材としての性質も違い、この広葉樹と針葉樹の違いを知らずに床材を決めることは出来ません。

そこで、ここではまず広葉樹と針葉樹の違いについてみていくこととします。

広葉樹と針葉樹の違い

広葉樹にはオークをはじめ、チーク、ウォールナット、サクラ、タモなどがあります。

広葉樹の木材としての特徴は重くて硬いため、耐久性に優れているほか、色やツヤが美しく高級感があることがあげられます。

製材する前の広葉樹は、針葉樹と比べて葉っぱが広く大きいのが特徴で、葉っぱに多くの光をあてるために、縦ではなく横に大きくなっていく特徴があり、木材として使えるようになるまでに150年から200年程度の時間を要します。

そのため、広葉樹の木材は、生産量が少なく希少価値が高いので価格が高い傾向にあります。

針葉樹にはスギをはじめ、キリ、ヒノキ、パインなどがあります。

針葉樹の木材としての特徴は軽くて柔らかい為、木の暖かみを直接肌で感じることが出来るほか、ほのかに残る木の香りで気持ちをやわらげてくれる特徴があります。

製材する前の針葉樹は、名前の通り葉っぱが針のように刺々しており、成長が早く幹が上へ上へと高くまっすぐに伸びていくので、針葉樹が木材としてつかるようになるまでの期間は40年から60年と、広葉樹に比べると短くすみます。

そのため、針葉樹の木材は、生産量が多く、価格も安い傾向にあります。

なぜ針葉樹の方が触れた時に暖かみを感じ取れるのか?(無垢フローリングを選ぶ上での注意点)

広葉樹の床材(フローリング)

針葉樹と広葉樹のどちらが、床材(フローリング)として適しているのかは一概に言えません。結論から言えば、好みの問題だと思います。また小さなお子様がいる、いないなどの生活環境の問題もあるでしょう。

広葉樹と針葉樹のわかりやすい違いを言えば、単純に肌触りが大きく異なります。

広葉樹は硬く、重く、内部構造が複雑で密であるため、どちらかというと、どっしりとした肌触りになります(良い、悪いかは別として冷たい感じとも表現されます)。

針葉樹の床材(フローリング)

一方で針葉樹は、柔らかく、軽く、内部構造が単純であるため、優しく、あたたかく、柔らかい肌触りがします。ただし、針葉樹は、柔らかい肌触りが特徴ですが、キズや凹みなどに弱い特徴があります(良い、悪いかは別として暖かい感じとも表現されます)。

なぜこのような違いが生まれるのかというと、単純に木材の密度の違いであると言われています。

もう少し具体的に言うと、木材に含まれる空気の量が大きな原因であるとされています。

左:針葉樹(細胞構造が単純)右:広葉樹(細胞構造が複雑)

針葉樹は広葉樹と違い、成長が早いことから、構造が単純で、水や栄養分の通り道である細胞間に隙間が生まれます。

それが木材として製材される段階で、乾燥により細胞間の隙間が、空気の層となります。そう言った理由から、広葉樹よりも針葉樹の方が、細胞間に空気を多く含んでいるため、柔らかく、冬でも冷たくならずに表面が暖かく感じると言われています。

一方で広葉樹は構造自体が非常に複雑で、細胞間も非常に密であることから、針葉樹よりも木の細胞同士がびっしりと詰まっています。

この場合、製材の時に乾燥させたとしても、もともと隙間がないことから軽くならず、硬く、中身がぎっしりと詰まった重い木材が出来上がります。

つまり空気の層を針葉樹よりも、あまり含んでいないため硬く、空気の層で断熱されないので、冬場などの寒い時期には余計に表面が冷たく感じます。

まとめると、広葉樹は細胞同士が詰まっているため、硬く耐久性のある木材であるのに対し、針葉樹は空気の層が多いため柔らかく肌触りの良い木材が生まれます。

針葉樹は、柔らかいため、立ち仕事をしていても、疲れづらいですが、その分ちょっとこしたことでも、すぐに傷がつきやすいので、ペットや小さなお子様がいらっしゃるご家庭では注意しなければなりません。

ひと言で無垢フローリングと言っても多種多様ですので、無垢フローリングを選ぶときは、様々な条件を考慮した上で、選ばなくてはいけません。

※無垢フローリングの床材における含水率について

ここでいう含水率とは木材に含まれる水分量のことです。床材として使用する木材の含水率はだいたい12%くらいまで乾燥させておく必要があります。なぜなら、日本の平均的な環境下(温度20度、湿度65%)では、含水率が12%くらいが一番木材を安定させるからです。つまり、木材を乾燥させてしっかりと安定させておかないと反りや曲がりが張った後に発生するのです(一般的な構造材の含水率は15%から20%程度です)。ただし含水率が低ければ低いほど良いわけではなく、例えば含水率が5%などの低い状態で、湿気の多い場所に、床材として張り付けると、反りが生じるなど不具合が起こりやすくなります。

無垢フローリングの選び方

ひと言で無垢フローリングと言っても、多種多様な無垢フローリングがあり、どの無垢フローリングが自分の家族の生活環境に適しているのかわからない方も多いと思います。

そこで、ここでは無垢フローリングを採用するにあたって、どのように無垢材を選べばいいのか、無垢フローリングの選び方を記していきます。ただし、ここにあげた選び方が全てではありませんので、あくまでも選ぶ際の目安として参考にされてください。

無垢フローリングの選び方のポイント1:厚みや長さ、幅から決める

新築の注文住宅で使用する無垢フローリングの厚さは、一般的に15ミリ程度が標準です。もちろん、スギやパインなどの柔らかく強度が弱い無垢材などの種類や場合によっては、床として使用するためには30ミリ程度必要な無垢材もあります。

※厚さ15ミリはあくまで新築の注文住宅の場合で、マンションなどのリフォームの場合は標準仕様のフローリングがもともと12ミリだということもあるので注意が必要です。

また、フローリングには厚み以外に、幅や長さなどの種類も様々とあります。同じ種類の無垢材でも幅が違うだけで雰囲気が変わったりするので、デザイン性などの好みに応じて最適な無垢材を選ぶ必要があります。

どのような雰囲気にしたいのかについては完全な好みです。

ちなみに、一概には言えませんが、一般的に無垢フローリングはひとつの板が幅広で、長さが長いほど部屋が広く高級感が増していく傾向にあります。

逆に幅が細く、長さが短いものを多用すると、床がうるさく感じられ、部屋が狭く見える傾向にあります。

価格で比較すると、より幅が広いもの、より長さがあるもの、より厚みがあるものがそれに準じて価格が高くなります。

無垢フローリングの選び方のポイント2:硬さや温もり(暖かさ)などの質感や用途で選ぶ

無垢材は天然木なので品質が一定ではありません。細かく見ていくと、無垢フローリングは同じ樹種であっても個体差が生まれます。

また針葉樹と広葉樹では無垢材の質感をはじめ、硬さが大きく異なります。先ほども話しましたが、柔らかい樹種は空気層をふんだんに含んでいるため、暖かく柔らかいですが、欠点として傷がつきやすいなどのデメリットがあります。

たいして広葉樹は、重厚感があり、硬く、キズがつきにくく丈夫である特徴を備えている一方で、欠点としてひやっと冷たい感じがします。

さらにいうと、広葉樹などの硬い樹種は耐久性にすぐれている反面、針葉樹などの柔らかい樹種の方が足で踏んだ際の触り心地がよく、疲れにくいなどのメリットもあります。

硬い樹種は冬場は床が冷たくなる一方で、ヒノキやパイン、スギなどの柔らかい樹種は、寒い時期でも表面が暖かく感じます。

ペットのいる家庭は、爪などによりキズがつきやすいでしょうから、オークやウォールナットなどの硬い樹種を選んだ方が良いかもしれません。

無垢フローリングの樹種を選ぶ際は、用途や好みによって、キズを気にするのか、多少の傷はついたとしても、木の温もりや暖かさを大事にしたいのか、足触りが暖かい方がいいのか、それとも冷たい方がいいのかなど、総合して判断し、選ぶと良いと思います。

※柔らかい無垢材は、椅子やキャスター付きの家具、車いすなどでもキズがつきやすくなります。

無垢フローリングの選び方のポイント3:風合いや色味などの木目や木の樹種で選ぶ

無垢材を使用する無垢フローリングは、樹種によって木目の出方が大きく異なります。さらにいうと、節があるのかないのかなど同じ樹種でも等級次第で、フローリングに使用した時の床の表情は大きく異なります。

一般的に言ってフローリングに、節が多すぎるものを選んでしまうと、少しうるさく感じてしまうでしょうし、節が少ないものを選ぶと落ち着いた雰囲気に仕上がります。

無垢材は、カットの方向や角度によっても表情が違いますし、表面の加工の仕方によっても雰囲気が大きく変わります。

この辺りはどれが良いとか悪いではなく、完全に好みの問題になります。

また無垢フローリングは、加工された環境や状態、床として張り付けてからの環境(日当り、温度、気温、人が足を踏む頻度、手入れの仕方など)によって経年による変化が大きく変わってきます(同じ樹種でも一概に同じように変化するとはいえません)。

さらに自然素材は、ゆっくりと変化していくのが特徴なので、施工時の状態がいつまでも続くわけではありませんので、風合いを重視されている方は、特に注意が必要です。

木目の種類

天然木の木目には板目(いため)と柾目(まさめ)がありますが、板目と柾目の違いは何かというと、製材の仕方が違います。

年輪に対して水平方向にカットするものを板目といい、年輪に対して垂直方向にカットするものを柾目といいます。

ただし、節の出具合や、芯の割れ具合、芯の場所の位置など、目の入り方によって挽き方(切り方)をかえることもあります。

・板目(いため)とは

板目とは、木目が平行に入らずに山形や不規則な形をして、曲線や波形をしているものを言い、年輪に対して水平方向にカットすることで現れる木目です。

板目は木目が表情豊かで面白く、一本の木のなかからでも同じ木目の板を取ることができません。

※製材の関係で、幅が広いものについては板目からしか取ることが出来ません。

・柾目(まさめ)とは

柾目とは、木目がほぼ平行で均等に入っている形をしており、非常に落ち着いた雰囲気をした木目です。板目に比べ、木目が均等で平行に並んでいるため、反りや割れに強いという特徴があります。

柾目は年輪に対して垂直方向にカットすることであらわれ、板目より柾目の方が貴重とされ、柾目を取るには高樹齢の大径木から取る必要があり価格も高くなります。

※詳しい説明は省きますが、板目(いため)より柾目(まさめ)の方が反りが起こりづらい素材となります。

木材の表面加工5種

「ちょうな」画像:株式会社マルホン

板材の表面の凹凸や、皮を剥ぐ道具である「ちょうな」や「ツキノミ」や「カンナ」などの道具を用いて凹凸をつける加工を「なぐり加工」と言います。

つまり、木材の表面に意匠をこらし、加工を施したものを「なぐり加工」といいます。

なぐり加工には、代表的なもので、以下の仕上げの種類があります。

※表面加工の名称は、加工をする職人や業者によって変わることがあります。

木材の表面加工1:ちょうなのハツリ

ちょうなのハツリとは、「ちょうな」で木の表面を、はつり取るなぐり加工を施したものです。

木材を地面に固定させて、木目に添ってなぐり取る加工なので、木目のない木材や縄目になった柾目は、なかなか加工を施すことが出来ません。

木材の表面加工2:ツキノミなぐり

ツキノミなぐりとは、突き鑿(つきのみ)という道具を使用して、突き取るなぐり加工をしたものを言います。ツキノミでは木材を横からつくので、筋がついた一直線の柄が表情としてあらわれ陰影がくっきりとあらわれます。

木材の表面加工3:ナイフカット

カットとは、木材のなぐり加工のひとつで、ナイフで削ったような、鋭角な削り跡を活かした模様を付けることで、幾何学的な模様になるように処理を施し、荒々しい雰囲気を持たせたものをいいます。

木材の表面加工4:スプーンカット

スプーンカットとは、木材の殴り加工のひとつで、スプーンで表面をすくい取ったように丸みを帯びた模様で、流れるようにリズムを持たせたものです。

木材の表面加工5:うづくり

うづくりとは、木材の加工方法の一種で、木の表面を丁寧にこすって年輪を立体的に浮き上がらせる仕上げ加工のことを言います。

木の年輪を浮き上がらせることで、自然な凹凸ができ、足の裏を優しく刺激させます。また可視光線を吸収することで眼精疲労を防いだり、足の裏の感触を楽しむことが出来る表面加工です。

無垢フローリングの選び方のポイント4:床暖房を入れるのか?

電気式の床暖房

無垢材を使った無垢フローリングは、基本的には床暖房に対応していません。しかし中には床暖房に対応している無垢フローリングもあります。

床暖房対応の無垢フローリングは加工の仕方や品質が違い、床暖房に対応させています。

例えばひとつの例を挙げると、床暖房用に無垢フローリングを使用する場合、幅が狭いほうが反りがでにくい傾向にあります。

ガス式の床暖房

床暖房に対応していない無垢フローリングを使用してしまった場合、乾燥した時期には、伸縮により床が空いてしまったり、どこかしら不具合が生じてしまう可能性が高くなります。

また、電気式の床暖房なのか、ガスの給湯器を使った温水式の床暖房なのかなど、床暖房のタイプによっても無垢フローリングで使えるかどうかに違いが生まれる場合があります(温水式の床暖房の場合は、急速に暖める時に高温の温水が流れるため、その熱により伸縮が起こる可能性があります)。

※ちなみに、床暖房対応のフローリングの中でも、硬い樹種を使用した方が不具合が起こりづらく安定しています。

無垢フローリングの選び方のポイント5:無垢フローリングにかけられる予算で選ぶ

ひとことで無垢フローリングと言っても、無垢フローリングの価格は本当に様々です。

一般的には、樹木の成長が遅い広葉樹の方が、価格は高くなり、樹木の成長の早い針葉樹の方が、価格は安くなりますが、木の等級によっても違いますし、節の状態や、元玉(もとだま)か二番玉(にばんたま)か三番玉(さんばんたま)かによっても価格は変わってきます。

また産地によっても違ったり、加工の難易度でも価格は変わりますし、希少性によっても変わってきます。

それほどまでに木の根づけは複雑で、素人には判断することが出来ません。

ですから無垢フローリングの種類を決めるときは、木目や風合い、色、質感、生活環境や用途などで判断し、最終的に価格で、総合的に判断することが大事です。

※元玉(もとだま)は一番根っこに近い部分の木材で、節が出にくい特徴があり、二番玉になると節が出やすくはなるものの木目がスッと通っており木目が美しく感じられます。元玉はだいたい地上から4メートルくらいまで、二番玉は4〜8メートルの間で採れ、部位によって大きく特徴が異なります。

無垢フローリングの選び方のポイント6:最終的にはフィーリング

無垢フローリングの種類は、細かく見ると非常に数が多いです。そのため最終的には、自分の気に入った無垢材を選ぶしか方法がありません。

着眼点としては、家づくりの方向性と照らし合わせ、家のテーマにあったフローリングを選ぶことが何よりも大事です。

新築の注文住宅の間取りの決め方については「新築の注文住宅の間取りで失敗しないマイホームの間取りプラン作成のコツ」や「家族が快適に暮らせる、心地いい間取りの家をつくる11のポイント」を、新築の注文住宅の家づくりの進め方については「新築の注文住宅で憧れのマイホームを建てる時の3つのステップ」を参照してください。

無垢材の一般的に知られる価格の決まり方

無垢材は、単純に厚みによって価格が大きく変わるわけではありません。無垢材は天然木であるがゆえに、様々な条件によって大きく価格が変わります。

JAS規格(日本農林規格)では統一規格があり、例えば、節の大きさが断面寸法の何%以内に収まっているのか、ネンリン幅は何ミリ以下なのかで等級が分かれているほか、価格の決まり方はかなり複雑で、素人にはわかりにくいことがほとんですが、無垢材の価格が変わるのはおおよそ以下の要因が考えられます。

無垢材の価格の決まり方1:見た目の違い(美的感覚と希少価値)

同じ種類の無垢材でも、見た目によって等級分けがされています。わかりやすい見た目の違いで言えば「節(ふし)」によって価格は大きく変わってきます。木材は、節の有無、節の状態、節の大小で等級が大きく変わります。

例えば、節がない「無節(むじ)」が一番高くなり、「上小節(じょうこぶし)」になると中間当たりの価格になり、「生節化粧用一等(いきぶしけしょうよういっとう)」などの筋だらけになると価格は安くなる傾向があるなど、無垢材の価格は変わっていきます。

つまり、節が少なかったり、節が小さくなるほど高価になります(見た目が美しくなるからです)。

節(ふし)は木の時の枝の跡で、生節(いきぶし)、死節(しにぶし)、抜節(ぬけぶし)の3種類あります。生節とは木と一体化している節のことで、死節(しにぶし)とは枯れたようになっており、隙間が出来た状態の節のことで、抜節とは穴があいた筋のことを言います。

※生節(いきぶし)にはひび割れが見られますが、木材の乾燥がすすむと縮小率が高いためひび割れが起こります。

さらに建築材料として使われる場所により、目につく部分である化粧面(直接見える面)が多く美しいほどそれに伴い価格は高くなります。

※木材の等級の付け方は非常に複雑で、木材の種類によっても変わりますので注意が必要ですが、基本的に無地で見た目が美しくなるほど価格は高くなります。また一般的に言って等級は高いものから「無節」「特選上小節」「上小節」「小節」に分かれています。さらに柱の場合は、露出面が綺麗な箇所が多いほど価格は高くなり4面全てが無節の場合は「四方無節」とよばれ一般的に最高ランクに属します。(それほどまでに複雑なので覚える必要はありません)

無垢材の価格の決まり方2:木材の種類

ウォールナットの無垢フローリング

無垢材は木材の種類によって、価格は大きく変わります。さらに無垢材は、一般的に言って、柔らかい針葉樹よりも硬い広葉樹の方が価格が高くなる傾向にあります。

例えばウォールナットなのか、それともスギなのかで大幅に値段は違います。

無垢材の価格の決まり方3:産地の違い

木材は産地により価格が変わります。わかりやすい例で言えば、「国産材」なのか、それとも「輸入材」なのかで大きく価格は異なります。

国産でも、どこで採れたものなのかによっても価格は違いますし、それは輸入材でも同じで、どの国の、なんという地方で取られたのかによって価格は大きく変わってきます(細かく言えば同じ樹種でも、どこで採れたのかによって木の性質が変わってきます)。

無垢材の種類別の硬さと価格の一覧表

次の表は、無垢材の硬さから木の種類などを表に落とし込み価格をまとめたものです(私が作成し、まとめたわけではないのですが・・・)。文字と共に基本的な色あいがわかるように色分けもされていますので非常に見やすい表になっています。

表を見てもわかるように、一般的に無垢材は硬くなるほど価格が高くなる傾向にありますが、それがよくわかる表になっていますので、無垢フローリングを選ぶ際に参考にされてください。ただし表に記載されている価格や硬さなどは、絶対条件ではありませんのであくまで目安として参考にしてください。

無垢材の価格一覧表:出典 横田満康建築研究所

何度も言うように硬い木は、木材として製材するまでの期間が150年から200年と長期にわたる為、価格が高くなる傾向にありますが、ご注意頂きたいのは、高価だからといって材質として優れているわけではないということです。

先ほども同じことを言いましたが、木材は、カットの方向や、木目の美しさ、節の多さ、希少性や風合いなど様々な条件を総合して値段がつけられています。単純に材質として優れているから高いというわけではない点をご留意ください。

また硬い木と柔らかい木には、それぞれのメリットとデメリットもありますので、どちらが優れているのかについては、同じように甲乙つけることは出来ません。

フローリングの色の特徴

フローリングの色で悩まれる方は多いですが、フローリングは色によって見た目だけではなく、掃除の頻度などの利便性も左右します。

ここではフローリングの色によってどんな違いがうまれるのか、わかりやすい白・黒・ナチュラルにわけてお話してこうと思います。

白系統のフローリングの特徴

白系統のフローリングを使うと、空間に色を足せるので、インテリアで色をつけることで様々な印象の部屋に変更することができます。イメージとしては真っ白いキャンパスに色を足していくような感覚です。

白系統のフローリングの一番の特徴は、白に近いほど光が反射しやすいので家の中が明るくなる点にあります。濃い色のフローリングを床材に使うと、部屋が引き締まって見えますが、白系統の色のフローリングの場合は部屋を広くみせる効果があります。

また床が白いと同系色であるため、埃が目立ちづらい一方で、デメリットとして床におちている髪の毛などの濃い色の汚れは目立つ傾向にあるので、少しでも掃除をさぼっていると汚らしく浮かび上がってきます。

さらに白系統の床は、濃い色の汚れが目立つので、椅子でこすったときの汚れやフローリングの繋ぎ目についた汚れも目立ちやすくなります。

床の白さが増すほど一本、一本の髪の毛は強調されるので、白系統の床を使う場合は、ある程度割り切って考えることが非常に大事になります。

髪の毛などの毛類は普段の生活で自然に体から抜け落ちていくものの為、防ぎようがなく、こまめに掃除をするしか方法はありません。

黒や濃いめのフローリングの特徴

黒などの濃いめの色のフローリングは、光を吸収するので、部屋全体の印象が引き締まって見え、非常にシックで落ち着いた雰囲気の空間にすることが可能です。

ただしフローリングをあまり濃くしすぎると部屋が暗くなってしまいます。

また、黒や濃いめのフローリングを使用することで、視覚が自然と下に集まるので、フローリングが目に飛び込んでくるような印象に仕上がります。濃いめの色のフローリングは、アジアンテイストの部屋や、和モダンの部屋とは非常に相性が良く、床材として使用することで部屋全体に統一性がうまれます。

ただ、黒や濃いめのフローリングは細かなキズが目立ちづらい一方で、デメリットとして埃が非常に目立ちやすくなります。しかし逆に髪の毛などの濃い色の汚れなどは、目立ちづらくなります。埃だけではなく明るい色の汚れも目立ちやすくなります。

さらに、白系統のフローリングとは対照的に、濃いめのフローリングでは、掃除をこまめにしないと埃が非常に目立ちやすくなります。また濃い色のフローリングは引き締まって見える一方で、部屋も少し小さく狭く見える傾向があります。

つまり明るい色のフローリングと暗い色のフローリングは正反対の特徴を持っています。

※私が住宅建築(家づくり)を担当していて、思うことは、男性の方は素材や質感、デザイン性などを重視する傾向があり、女性の方は掃除のしやすさ、生活動線などの利便性を重視する傾向があります。

自然な色合いのフローリングの場合

無垢材のフローリングの中では、一番多いのがこの自然な色合いのフローリングです。色合いであらわすと少し濃いめのブラウンまでが、自然な色合いのフローリングと言って問題ないと思います。

自然な色合いのフローリングは白と黒の中間色なので、色としてのバランスがよく、空間が柔らかく優しい表情になるほか、部屋全体が調和して見える効果があります。ただし、素材によっては賃貸住宅のような安っぽい仕上がりになるので注意が必要です。

また、自然な色合いのフローリングは汚れが目立つことがあまりありません。

ただし自然な色合いのフローリングは白や黒のフローリングと違い素材感が強く出るので、素材により見栄えが大きく異なります。価格が高くなると、それだけ質感がよくなりますので、自然ならではの高級感が自然と出ます。

無垢材のフローリングにおける塗装について

無垢材のフローリングには、木の風合いをそのまま活かす場合と、表面に塗装し表面をコーティングしたり、木にオイルなど浸透させて木を保護する2つの方法があります。

無垢フローリングに塗装が必要な理由

塗装などを何もしていない無垢フローリングは、例えば誤ってコーヒーなどを床にこぼしてしまった時、色素が木に染み込みシミが残ってしまいます。

無垢フローリングは一般的に、普段の生活で生じる汚れもつきやすい他、一度ついた汚れはなかなか落とすことが出来ません。

フローリングの保護の仕方にもよりますが、塗装にはキズや汚れを守ったり、耐久性を高め、劣化を防ぐ効果があります。

※普段の生活で生じる「キズ」や「汚れ」などのそれらを「味」として楽しめる方は、何も塗装をせずに使用することもできます。木の風合いや質感などの肌触りを直接味わうことが出来るので、キズや汚れが生じやすい一方で使っていて気持ちのいいフローリングにすることができます。

フローリングの塗装の種類、特徴と違い

無垢フローリングの塗装には木の内部まで浸透していくタイプと、表面をコーティングする塗装タイプの2種類の塗料があります。

以下にそれぞれの違いを記していきます。

浸透タイプの特徴

浸透タイプの大きな特徴は、無垢フローリングの素材感を残しながらも木を保護できる点にあります。つまり、それぞれの木の風合いや感触などの素材感をはじめ、香りやぬくもりなどをできるだけ損なうことなく、無垢フローリングを保護することが出来ます。

無垢フローリングで、味わい深く変化する床(経年変化)を楽しみたい方はまず間違いなくこちらの浸透タイプのオイルを使った方が良いでしょう(個人的には、無垢フローリングに塗料を塗る場合は、浸透タイプがオススメです)。

無垢材の風合いを残したまま、無垢フローリングを保護する浸透タイプには、自然素材のオイルタイプのものや密猟ワックスなどがあります。

ただし性能としては、次の床表面をコーティングする造膜タイプに劣ります。浸透タイプは革靴などをはじめとした革製品に使う、乳化性クリームのようなもので、木の内部に浸透することで素材を保護する役割を果たします。つまり適度にオイルを浸透させてあげることによって、内側から木を保護します。

造膜タイプのように表面をしっかりとコーティングすることで木を保護しているわけではないため、強い衝撃には弱く、すぐにキズや凹みが生じてしまいます。

また耐水性も期待できません。水をこぼすと早い段階で拭き取らないと、木材が水を吸収してしまいますので、「水シミ」が出来やすくなります。

もちろん、同時にワックスを使用すれば、表面に薄い膜を作ることが出来るので、ある程度表面を保護することが出来ますが、造膜タイプのようにコーティングされているわけではないので多少の違いはありますが、そこまで大きく変わりません。

また、浸透タイプのオイルで塗られたフローリングは、革製品と同じように定期的にオイルを浸透させてあげることが必要で、半年から1年に一回は再塗装が必要となります。

さらに、浸透タイプはあくまで自然に無垢フローリングを保護することが出来ますが、定期的なメンテナンスが必要なため、こまめに手入れが出来る方でないと向いていないといえます(基本的に、自然素材は手間がかかります)。

※浸透タイプは「オイルフィニッシュタイプ」と呼ばれることもあります。

造膜タイプの特徴

造膜タイプの大きな特徴は、無垢フローリングの表面をしっかりと覆いコーティングすることで、木の外側から木材を保護する点にあります。表面から汚れやシミなどを保護することになるので、カビや害虫などの被害から守る意味でも強い効果を発揮します。

もう少し具体的に言うと、造膜タイプは無垢フローリングの木の表面にウレタン樹脂やUV塗装などで膜を張ることで木の表面をコーティングします。そのため、表面にある程度の色をつけることも出来ます。

さらに、造膜タイプは浸透タイプほど定期的にメンテナンスを行なう必要がないため、こまめなメンテナンスがあまり得意でない方に向いています。

造膜タイプは革靴で言う、油化性のクリームで表面を保護するのに似ていて、浸透タイプよりも素材を保護する力などの性能力に優れている一方で、塗装で無垢材の表面を覆ってしまうことにより、木の呼吸(木の表面に空いている無数の穴)をふさいでしまうことになるので、無垢材がもつ優しい肌触りや、調湿性などの無垢材としての機能性も損なってしまいます(香りも閉じ込めてしまいます)。

さらに造膜タイプは表面だけコーティングされる形になるので、凹みなどの傷がついた場合は、傷がついた部分だけ光沢が剥がれ、安っぽい印象になってしまう恐れもあります。

特に日常生活で引きずりキズなどの白いキズが出来てしまうと、業者に依頼しなければならず、再塗装する場合は、下処理が必要になるのでコストがかかります。

細かな汚れやキズがどうしても気になる方は造膜タイプを使うと、汚れがそれほど気にならないと思いますが、上記にあげたような無垢材としての機能性を損なってしまう形になるので、注意が必要です。

また色をつけたいから塗装を行ないたいのであれば、個人的には塗装で済ますのではなく、はじめからその色合いの無垢材を使う方がいいと思います。

もし、現在お住まいの家で、キズに強いコーティングをされたいのであればマイスターコーティングなどの無料見積もりサービスを利用して、その際のコーティングについて相談してみると良いかもしれません。
※UV塗装とは、紫外線を照射させて塗料を乾燥させていく方法のことでUVカットと言われるような、紫外線を防ぐ塗装なわけではありません。

余談:ハウスメーカーはなぜ無垢フローリングをすすめないのか?

一般的に住宅メーカーやリフォーム会社では無垢フローリングをあまりすすめていません。また、個人的な意見になりますが、ネットで見ても、無垢フローリングを否定している方の多くは、そう言う会社にお勤めになっている方が多い気がします。

では、なぜすすめないのでしょう?それには以下の理由が考えられます。

1:施工における難度が高く、さらに無垢材は自然素材のため品質が一定でなく施工後のくリスクを回避したい。

やはり一番の理由は、ここにあると思います。無垢フローリングの特徴として反りやかえりが起こりやすいところにあります。木の性質をきちんと理解した職人でないと施工することが難しく、それに伴い価格も跳ね上がります。

また、複合フローリングなどの工業製品に比べ、施工後に不具合が生じることにより、クレームが発生する確率も高くなり、それらのリスクを防ぐ為にも、あまり積極的にすすめないことが考えられます。

つまり品質を安定させ、工業化を推進することで効率的かつ大量に生産することを得意とするハウスメーカーにとって無垢材は、扱いに面倒な建材でしかなく、なぜなら無垢材は、木の目利きや個別に対応せざるを得ない局面が多く、マニュアル化することが非常に難しいからです。

無垢材は個別に対応せざるを得ない局面が多く、そもそも、マニュアル化によって誰でも簡単に、出来る限り間違いが少ない方法を押し進めているハウスメーカーと、方向性や考え方があわないことが考えられます。

2:会社側の人材やスキルが不足しているため

木材は、本当に奥が深く、複雑で、素人には手に負えないところがあります。そのため、それなりの専門的な知識が必要となり、それ以外にも品質が一定でないため経験も必要になります。

ひとことで無垢フローリングと言っても、樹種によって特徴はおろか、性質も様々で、全てを把握し、それを説明するのは非常に難度の高い技術が必要になります。

それに比べて複合フローリングは、工業製品のため、品質が安定しており、特徴もわかりやすく、施主に対してすすめ易いため、無垢フローリングが敬遠されているのだと考えられます。

3:予算やトータルコストの問題

こだわりが強いからといって、家全体にかけられる予算はどうしても限られています。フローリングに関しては、部屋の印象を大きく左右する一方で、メンテナンスフリーに近い工業製品の方が勝手が良いのは事実で、予算内に収めようと思うと、やはり無垢フローリングは避けられる傾向にあるのだと思います。

何でもそうですが、自然素材に近いものや、本物になるほど手間がかかり、価格が高くつきます。価格を抑える意味でも、無垢フローリングの採用をさけているのでしょう。

無垢フローリングが住宅会社などで避けられる、大まかな理由は以上の3点だと思います。

無垢フローリングの特徴のまとめ

無垢フローリングは様々なメリットを享受できると同時に、自然素材ならではの手間や面倒が生じます。

また自然の素材を使っているため、キズがつきやすく、メンテナンスをせずに放っておくと無垢材が傷んでしまったり、色素沈着などの汚れがつきやすく、落としにくいなどの特徴があります。

ですが、無垢材ならではの、優しさ柔らかさなどの見た目、質感、さらに調湿性などの機能性により快適に過ごすことができます。

無垢フローリングを採用することでのメリットやメリットをしっかり把握し、家族の住まう生活環境に合わせ採用していくことが大事だと思います。

これから注文住宅で家づくりをされる予定の方へ

これから注文住宅で家づくりを予定されている方は、早い段階で、注文住宅相談サービスを利用してみると良いと思います。

たまにご相談を受けるのですが、予算や間取りなどで悩まれているのなら、こうしたサービスを利用するのは一つの手としてありだと思います。

なぜなら、注文住宅相談サービスでは、家づくりをされる方の希望や要望をざっくりと伝えれば、住宅会社にわざわざ足を運ぶことなくWEB上で、建てる土地にあった、間取り作成、資金計画、家づくりにかかる大まかな費用などのコスト面が把握できる他、相談に乗ってもらうことが可能だからです。

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利用の仕方は簡単で、下記の注文住宅相談サービスでは、チェック項目により、ざっくりと要望を伝えれば、建築予定地に合わせて様々な住宅会社が表示されるので、その中からお気に入りの住宅会社を選択するだけです。

簡単な間取り提案などと同時に、チェックしたお気に入りの住宅会社、複数社から一気に見積もりをもらうことが出来るので、より要望に近い住宅会社を比較できるのも大きな利点です(家づくりにおいて相見積もりは基本です)。

それぞれの住宅会社によって、力を入れている点は違いますので、こうしたサービスを利用することで各社の特徴を理解し、最終的に自分たちの家づくりのテーマにそった住宅会社を選ぶと良いと思います。

費用が発生するのはお互いが納得し、話が進んだ場合のみとなっていますので、家づくりをはじめようと思い立った時、少しだけ肩の力を抜いて、安心して利用してみると良いと思います。

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