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標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真。

山内悠が標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真「夜明け-DAWN-」22




標高3000メートルの山小屋で600日間も滞在し夜明けをとり続けた写真家がいる。それが山内悠氏です。

山内悠氏は全て同じ場所で撮影し、変容し続ける富士山の様子を600日間もの間追いかけ続けたと言います。

山内悠氏の撮る写真は夜明けの富士山。山内悠氏の撮る富士山の夜明けの写真は、息を飲むほど美しい写真ばかり。だが私には何かこう、絶望と希望が入り交じった叫びのような写真に映る。

山内悠が標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真「夜明け-DAWN-」

雲平線を神々しく照らす朝の陽の光。雲を切り裂き、雲に反射し、とても幻想的な様子をつくりあげている。

何かこう、神々しくもあり、これから新しい何かが始まる予感を感じさせつつも、牙を剥く自然の猛威を感じさせる不思議な写真に写る。

山内悠が標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真「夜明け-DAWN-」2

同じ写真とは思えないほど真っ赤に燃える太陽がその地球の先に見える。先ほどの写真と違い、雲はあまりなく所々虹色に輝く雲海が美しさをかもし出す。

山内悠が標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真「夜明け-DAWN-」3

富士山から撮影されたとは思えないほど、色とりどりの世界を映し出している。何百年、何千年も変わらぬ風景が確かにそこにある。

山内悠が標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真「夜明け-DAWN-」4

太陽の光が雲に遮られ、その光で辺りを照らし出している。

不気味なようで、不気味ではない。恐ろしいようで恐ろしくはない不思議な写真。

年間30万人もの人々が昇ると言われている富士山。この富士山は日本の象徴でもあるが、その一方で政治、経済など様々な複雑な事情が絡み合っているこの富士山は、一体何を私たちに伝えようとしているのだろうか。

山内悠が標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真「夜明け-DAWN-」5

3000メートル以上の世界。

その世界では 動物も、植物も生存を許されない厳しい自然環境。富士山の世界遺産を喜ぶ人がいる一方で、世界遺産になることへの危険性をうたう人々がいることも事実。

政治、経済の複雑な事情が絡み合い、保全という名の破壊が生まれてしまうことを危惧する動きもみられる富士山。

何か新しい動きが生まれるということは、本来そこにあったものを失うことを意味します。富士山が世界遺産に認定されることで、そこにあった特有の文化は今後失われていくに違いありません。

ただし、その一方で新しい文化がつくりあげられていく。

どちらが良い、悪いではなく、どちらが正しい、間違いでもない。

それをつくっていくのは現代を生きる私たちだと思います。

山内悠が標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真「夜明け-DAWN-」6

息を飲むとはこういうことをいうのでしょう。写真だけでもこんなに素晴らしいのですから、実際にみたら何かがかわるかもしれません。

山内悠が標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真「夜明け-DAWN-」7

富士山の雲のさらに上空を揺れる雲。

大きなこの固まりは何を意味するのでしょうか。

山内悠が標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真「夜明け-DAWN-」8

雲海。まるで雲で出来た海のようです。激しくとがった波が今にもこちらに牙を剥きそうなそんな気がする写真となっています。

山内悠が標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真「夜明け-DAWN-」9

山内悠氏の公式ホームページでは「夜明け」という題名で以下の文章が記載されている。

山内悠が標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真「夜明け-DAWN-」10

夜明け

これは雲の上の夜明けを撮影した作品になります。
標高3000メートルにある富士山の山小屋に600日間滞在して撮影を行いました。
全て同じ場所から撮影し、
その定点で変容し続ける地球の様子を追いかけました。

山内悠が標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真「夜明け-DAWN-」11

雲の上。
僕たちが生活する頭上に確かに存在する世界。
そこは地球と宇宙の狭間であり、
無限の宇宙空間とその中にある地球という惑星を心身で感じることが出来る。
雲は地球を覆う膜のように思え、
常に刻々とその姿を変えて行く。
そして、その彼方にある雲平線より日が昇り夜明けが訪れる。
ブルーで一色だった空間が、一瞬にして全く違う世界になる。
僕はこの魔法のような瞬間を幾度と体験した。

山内悠が標高3000メートルの富士山の山小屋で600日間滞在し撮り続けた息を飲むほど美しい夜明けの写真「夜明け-DAWN-」12

雲平線より昇りだした真っ赤な太陽はみるみるうちに輝きを増し、
まぶしい光へと変わる。
光が照らしはじめた瞬間、すべてが動きはじめる。
空気は暖かくなり、風向きは変わる。
雲も色を変え続け、その下からは鳥達の騒ぎ立てる鳴き声が微かに届く。
そこにいる僕はまぎれもなく高揚している。
空間が一体となって目覚める。

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この瞬間、僕は光とは何であるのかと考える。
それは愛というエネルギーの現れなのかもしれない。

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すべては人間の生死、地球の周回をも超えた宇宙の呼吸である。
ボクたちはこの呼吸のリズムの中に確実に存在している。

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社会がどれだけ複雑になろうとも、どれだけ時代がめまぐるしく変化しようとも、
この永遠に繰り返すリズムを創る未知なる大きな世界にただ存在している。

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そのように全てを捉えると
僕たちもまた道なる存在であるということに気が付く。

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今、ここに在るということ。

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それを改めて感じ、考えていただければ嬉しく思います。

山内悠

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この地球という世界を生きる住人として、忘れてしまった何かを思い返させてくれる場所、それがこの富士山という場所なのかも知れません。

山内悠氏の言葉、それにこの写真をみて何を感じとるかは全てその人の手にゆだねられています。

山内悠ウェブサイト – yuyamauchi.com

参考:

Breathtaking Photographs of Sunrises from the Top of Mt. Fuji – Flavorwire

Stunning Photos Taken in a Hut Atop Mount Fuji – My Modern Metropolis