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中心がどこにもなく、全ての棒が交わらない構造であるテンセグリティ構造を利用したハンガー「clothes poles 」

clothes poles 3




長さの違う細長い棒だけで構成されているハンガーがあります。

長さの違う棒をそれぞれ交差させ、それぞれの棒を紐によりお互いに引っ張りあう力、すなわち張力で立つという、実にユニークな作品となっています。

微妙なバランスによって成り立っているこのハンガー「clothes poles」は成瀬・猪熊建築設計事務所によってデザインされました。

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この何の変哲もない細長い5本の棒を、紐を通し交差させてあげることで、支えなく自立保持しそのまま洋服掛けとして機能します。

clothes poles 2

これが紐を貼った状態。実はこの洋服掛け、注意深くご覧頂くとわかりますが、それぞれの棒がひとつとして接することなく成り立っています。

この互いに接することなくたつ不思議な構造、これは張力と圧縮力が絶妙のバランスを保つテンセグリティ構造により可能となっています。

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実際にアップするとこんな感じ。細長い5本の棒はひとつとして、接していないことがよくわかります。

clothes poles 4

細長い棒の先には、上の写真のような凹みがあり、ここにハンガーを掛ける仕組みになっています。

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「clothes poles 」が、実際に洋服掛けとして機能している様子です。凹みの部分がきちんとフックとなっています。それにより洋服掛けから落ちることなくしっかりと固定され、洋服掛けとしての機能をきちんと果たしています。

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中心がどこにもなく、全ての棒が交わらない構造であるテンセグリティ構造。一本の紐で互いに支えあうことによって絶妙なバランスをとるユニークなつくりです。

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見た目にも非常に美しく、インテリアとしておけばいつもの部屋がちょっとかわった空間になることは必至です。

私たちの身体もテンセグリティ構造によって成り立っているようですが、そうはいっても、なんとも理解しがたい不思議な感情を抱いてしまいます。

デザイン:成瀬・猪熊建築設計事務所

参考:

Coat Hanger by Naruse Inokuma Architects – Dezeen

Architectural Furniture Design – Coat Hanger by Naruse Inokuma Architects (GALLERY)

テンセグリティ構造。 – Awayannのブログ