1. TOP
  2. 住宅デザイン
  3. 屋根が開く、3mCUBEのセカンドハウス「PACO」。

屋根が開く、3mCUBEのセカンドハウス「PACO」。

PACO8




屋根が開く、3mCUBEのセカンドハウス「PACO」。

あなたはこの3×3×3の大きさの四角い箱に何を思い描くでしょうか。畳に換算すると約4.5畳。約4.5畳程の限られたスペースにキッチン、トイレ、バスルームなど生活に欠かす事の出来ないスペースが確保されています。

生きる為に最低限必要な設備に絞り一ぬいた切の無駄がない3メートル四方の生活空間。それが今回紹介する不思議な箱「PACO」です。

PACO1

これが外観。3メートル四方の立方体です。ところどころ気になる線が入っておりますが、この気になる切れ目は一体どんな工夫が施されているのか。また、内部はどうなっているのか。非常に気になりますね。

PACO2

実際に設置されている横浜のお宅に訪問してみましょう。・・・ん?・・・庭先に白い物体のようなものがみえます。

PACO3

「PACO」だ!・・・「PACO」です!本当に庭に「PACO」が設置されています!・・・意外とかっこいい。どうやら裏側にも線が入っていますね。ちょっと近寄ってみましょうか。

PACO4

おっ!どうやらここが入り口のようです。そっとパコッちゃいますか。

PACO5

じゃん!「PACO」がパコッと開きました。中がうっすらと確認できますね。

PACO6

おお!それではこれから気になる「PACO」の中身について真面目に解説していきましょう。

PACO7

PACOの特徴 その1「可動ルーフ」

実は、PACOの屋根は開閉することが出来ます。

PACO8

なんでも、屋根全部が開くのは世界でも例がないそうです。これは油圧シリンダーによって実現してるとのこと。

PACO9

さらにすごいことにシリンダーは、人まで持ち上げる力があるそうで、しかもハンモックをブランコのように屋根にぶら下げることもできるため、寝ながら外の風景を楽しむことができるようです。

PACO10

PACOの特徴 その2 「あかり」

実はPACOには、高輝度のLED照明を搭載しています。

PACO12 PACO11

その明るさや、たった二粒で60W電球並みの照度があるとのこと。コンパクトな箱の中におさまった「形を持たない」照明ですね。

さらに自然光を取り込む為の天窓も備え付けてあります。アクリルハニカムパネルを利用したトップライトだそうで、二層構造で間に蜂の巣上の空気層を挟むため、結露対策としても有効だそうです。

PACO13

PACOの特徴 その3 「ハンモック」

形態保持性と弾力性を合わせ持つ新素材三次元立体編み物を使用した新タイプのハンモックです。旧来のハンモックのようにお尻が落ちたり、肩を圧迫しないため、長時間寝ても体は痛くならないとのこと。

PACO14

こんなふうにハンモックをPACOにひっかけて・・・

PACO15

ハンモックに揺られることができます。

PACO16

可動ルーフを開閉すると、外の風を感じながらすやすやと眠りに落ちることも出来ます。

PACO17

たまの休日に、あんまり気持ち良さそうに眠っていると奥様におこされてしまうかもしれませんね。

PACO18

美しいハンモックです。白で統一しているのがまたいい感じ。

PACO19

留め金のようなものがあり、そこにハンモックの輪っかをひっかけることで使用します。つまりPACOのハンモックも、一般的なハンモックと同じ要領で使えます。

PACO20

畳とハンモック・・・とてもお似合いです。

PACO21

PACOの特徴 その4 「キッチン」

贅沢な透明アクリル10mmのスケルトンキッチン。玄関脇にあって、外でバーベキューなどするときも簡単に利用できるそうです。

PACO22

PACOはミニマリズムを感じさせる作品ですね。シンプルに蛇口はひとつ、シンクもひとつ。

PACO23

こんなに小さいのに、まな板などを置くスペースもきちんと設けられています。

PACO24

PACO内の写真です。玄関脇に設置してあるのがわかりますね。

PACO25

う〜ん、非常に美しい。

PACO26

PACOの特徴 その5 「トイレ」

そもそも用を足す行為は他人がいるから隠したくなり、トイレというスペースが存在します。一人なら隠す必要もなく、広いにこしたことはありません。一日数回のために限られたスペースを作るのではなく、使用時以外はふたを閉めることで、床代わりになります。

PACO27

極めて挑戦的なトイレは床下に設置してあります。PACOだけに床をパコッと開くとあら不思議、トイレが隠されていました。

PACO28

こんなトイレ今までみたことあるでしょうか。床に埋まっているにも関わらず、きちんとした様式トイレとなっています。

PACO29

PACOの特徴 その6 「シャワー」

テレビを見ながら、音楽を聴きながらお茶をすするように自然にシャワーを浴びることを目指してデザインたそうです。

PACO30

やわらかく透き通ったオーガンジーのシャワーカーテンで間仕切られ、シースルーでありながら、完璧に防水加工されているとのこと。

PACO31

シャワーカーテンを使用しない時は、写真のように壁にぶらさげて収納することができるようです。また、椅子に座ってシャワーを浴びる事ができるよう、便器にはフタをとりつけているというこだわりよう。

さすがPACO。細かい部分にも配慮されています。

PACO32

PACOの特徴 その7 「テーブル」

使用時以外は床としても利用できるため、邪魔になりません。使用するときは持ち上げて 90 度回転させるだけで簡単に設置が可能・・・さすがです。

PACO33

普段は床に埋まっていますが、写真のようにPACOだけに一部床をパコッっと持ち上げることができます。

PACO34

もちあげたら、くるりんぱと90°回転。

PACO35

するとあ〜ら不思議。なんにもないところに机が設置されました。

PACO36

オレンジジュースを飲みながら、ゆっくりとくつろいでいます。

PACO37

日光を浴びたい時は、可動ルーフを開けば良いだけ。

PACO38

いろんな工夫がされていますね。

PACO39

PACOの特徴 その 「エボキシ床」

エポキシを流し込んだ床は水をはった様な透明感があり、スケルトンキッチンと一体をなした、スケルトンフロアになっているとのこと。

PACO40

エボキシ床がテカテカと照り輝いています。このエボキシ床の部分は、横浜のPACOでは、畳となっていましたね。

そうなんです。PACOはカスタマイズも可能な建物なんです。

PACO41

PACOの特徴 その9 「寝室・収納」

テーブルユニットの下の掘りごたつ風の空間は、床下の広い空間へと繋がっています。

視線をずらすために嵩上げされた床下のスペースは、寝室としても倉庫としても利用することができるようです。

PACO47

 

一番上の写真の下の方にあった建物の切れ目は、寝室だったんですね。

PACO42

アップするとこんな感じ。この床下のスペースが寝室となっています。

PACO43

床下のスペースで実際に寝るとこんな感じ。きちんと寝ることができます。

PACO44

「あなた時間よ、起きて」「おはよう」の図。

PACO45

以上をまとめるとこんな感じに。この狭い居住空間によくこれだけのものを詰め込めたものです。

PACO46

さてさて、PACOに関する、すべての謎が解けたので横浜のPACOからは退散するとしますか。

PACO48

狭いながらも、その空間を無駄なく利用している巧みの技・・・ご覧頂けましたでしょうか。

PACO49

仮設住宅のようなものとして機能しても面白いかもしれませんね。

PACO50

横浜にあるPACOのように広い中庭の一部に、手軽なセカンドハウスとして設置しても面白いかもしれません。

PACO51

ゆっくりと日が暮れていきます。

PACOが気になる方は以下の公式ページよりその詳細をご確認ください。価格は機能あるなしによりバラツキがあるので、公式ページよりご確認ください。

PACO公式ページ:スモール・セカンド・ハウス PACO

 

ONE PROJECT編集部 オススメ記事:

・世界中の住宅建築を知り尽くした住宅建築のプロによる、世界に一つだけのこだわりの家のつくりかたを探している方はこちらの記事を合わせてお読みください:理想の家づくりに向けて

・世界中の住宅建築のデザインをお探しの方は合わせてこちらをお読みください:世界の住宅建築

 

参考:

スモール・セカンド・ハウス PACO

schemata architecture office + jo nagasaka: paco

On The Bridge [OTB]セカンドハウス PACO展に行ってきた

HAPPA

PACO | Schemata Architects / Jo Nagasaka

横浜のPACO|ポートフォリオ|リノベーションのROOVICE