>>>「家を安く建てる7つの基本」はこちら

スペインにある、外壁を8メートルの白い壁で覆われたお城のような建物「Guerrero House」




外壁を8メートルもの高さの外壁に覆われた、なんとも摩訶不思議な建物がスペイン沿岸の街サオラにあります。

8メートルの高さの外壁に覆われた家「Guerrero House」の場所はどこ?


大きな地図で見る

スペインのサオラという場所にあります。

詳しい場所については上記のグーグルマップをご覧ください。

33×18メートルという長方形の建物のまわりを囲むように設置された巨大な8メートルのこの白い外壁は、光と影のバランスがとれた建物を・・・ということで建てられたそうです。

このなんとも奇妙な建物はAlberto Campo Baezaによって設計されました。

「Guerrero House」の外観

Guerrero house

こちらがそのGuerrero Houseです。一見すると大きな白い壁にしかみえません。人の住んでいる気配が全く感じられません。

Guerrero house 2

どうやら、四方に囲まれた白い外壁の中で唯一の入り口がここみたいです。まるでお城のようなつくりですね。果たして中はどうなっているのでしょうか。

高い壁に覆われた家「Guerrero House」の内観

Guerrero house 3

入り口をくぐると白を基調とした光あふれる空間が広がります。この建物のポーチ部分は3メートルあるそうです。そのため外からの光がほどよく遮られ、日陰となって黒く染上げています。

Guerrero house 4

建物の玄関を背にしてみるとこんな感じに。4本の樹木がとても美しいですね。自然光が建物に反射され明るく照り返されています。

Guerrero house 5

玄関をくぐり、建物内部に入りました。

内部も白を基調とした内壁で覆われています。外からの光が反射され、内部に差し込んでいるのがよくわかります。

部屋は、現在のリビングルームを入れて3つ。リビングの右と左に寝室とバスルームがあります。

Guerrero house 6

先ほどの写真左側にあったTVを背にして建物全体をみるとこんな感じに。

こちらが3つの扉のうちのひとつとなります。

Guerrero house 7

建物のリビングは吹き抜けとなっており、高さ8メートル、9×9の立方体の空間となっています。とても開放的なつくりです。

Guerrero house 8

今度は先ほどのドアを背にしてたってみました。ミニタリズム溢れる建築ですね。

Guerrero house 9

リビングを抜けるとさらに開放的な空間が広がっています。外から見てもわかる通り、この建物の外壁には一切の窓がありません。

そのため余計な光は徹底的に排除され、光と影のコントラストが美しく床面を照らします。

Guerrero house 10

外壁と庇(ひさし)による影のコントラストが非常に美しいですね。

Guerrero house 11

入り口部分を眺めるとこんな感じになっています。高さ8メートルの外壁に囲まれていますが、光を取り込むつくりとなっている為、不思議と圧迫感は感じませんね。

「Guerrero House」の平面図と断面図、それに模型など

Guerrero house 12

見取り図と断面図です。リビング横のドアからも庭に行き来できるようですね。非常にユニークなつくりとなっている建物です、

Guerrero house 13

こちらは模型。一度お邪魔してみたいですね。

デザイン設計:ALBERTO CAMPO BAEZA

 

ONE PROJECT編集部 オススメ記事:

・世界中の住宅建築を知り尽くした住宅建築のプロによる、世界に一つだけのこだわりの家のつくりかたを探している方はこちらの記事を合わせてお読みください。

>>>理想の家づくりに向けて

・世界中の住宅建築のデザインをお探しの方は合わせてこちらをお読みください。

>>>世界の住宅建築

 

▼参考:(外部リンク)

Guerrero House – Minimalissimo

Guerrero House | Flickr – Photo Sharing!

Guerrero house / Alberto Campo Baeza | ArchDaily

Guerrero House – WikiArquitectura – Buildings of the World




Facebook にシェア
[`evernote` not found]