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イギリスの失われた庭園の中に静かに眠る彫刻。悠久なる自然の営みにより生まれた「眠れる森の女神」。

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イギリスのコーンウォール州のセント・オーステルに”ロスト・ガーデンズ・オブ・ヘリガン(The Lost Gardens of Heligan)”という美しい庭園があります。

日本語に訳すと「失われた庭園」。なぜ”失われた庭園”なのか。実は、その名前にはある由来があります。


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庭園は、ロスト・ガーデンズという名の通り、最近まで人々から忘れられた庭園でした。歴史をさかのぼること、1603年。この地はトレメイン家のエステート※の庭として存在していました。

しかし様々な歴史のもつれにより、1914年から1991年まで世間の人々から完全に忘れ去られてしまい、荒れ放題になってしまったそうです。

※エステート〖estate〗封建的地主の大所有地。特に、欧米人が熱帯•亜熱帯地方に開いた大規模な農園をいう。ここでプランテーション農業が営まれる。

後に、この庭園の存在に気がつき庭園を復活させようとする試みがはじまりました。数多くの関係者の協力により、ついにこの庭園は息吹を吹き返し、いまでは多くの人が訪れる観光スポット、植物園としてロスト・ガーデンズ・オブ・ヘリガン(The Lost Gardens of Heligan)は人気のスポットとなっています。

そしてこの庭園でも最も有名な彫刻が「眠れる森の女神」です。イギリスではその長い間人々の目に触れることなく、こけや草木が生い茂ったその姿から、「Mud Maid」と呼ばれているそうです。

※写真をクリックすると大きくなります。

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長い歴史と、自然の力により、草木やコケが彫刻に刻み込まれ、この彫刻に新しい命が吹き込まれました。人間と自然の共同作業により、素晴らしい作品に仕上がっています。

The Lost Gardens Of Heligan

庭園の中には上のような面白い彫刻も存在するみたいですね。イギリス、コーンウォール州のセント・オーステルに行かれる予定の方は、一度訪れてみるとよいかもしれませんね。

参考:

Picture of the Day: The Sleeping Goddess «TwistedSifter

The Lost Gardens of Heligan

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