1. TOP
  2. コラム
  3. 喫煙者は採用しないという星野リゾートの採用ページが何かと話題になっている件について。

喫煙者は採用しないという星野リゾートの採用ページが何かと話題になっている件について。

星野リゾート採用ページ




どうも、禁煙2年目に突入した編集長のHIROです。

世の中の喫煙者はどんどん肩身が狭くなっています。公共の場での喫煙スペースも減ってきたし、飲食店は分煙はもはや常識。会社でも、喫煙者はまるで隔離されたかのように、ガラス越しにタバコを吹かしている姿が確認できます。

しかも小さいスペースにヤニのついた黄色い壁。喫煙者だった私からみても、異様な光景にうつります。そんな中、星野リゾートの採用サイトが物議を醸し出しています。

早速そのページを確認するためにサイトを訪れてみました。するとこんな画面が。

星野リゾート採用ページ1

う〜ん物議を醸し出しそうなページですね。試しにYESをクリックしてみましょう。するとこんなページが出てきました。

星野リゾート採用ページ2

なんと喫煙者は採用NGなのだそうです。星野リゾートの採用ページによるとそれは以下の理由かららしいです。

 

大変申し訳ございませんが、星野リゾートグループでは喫煙者は採用致しておりません。それが企業競争力に直結している課題であるからです。

社員の喫煙は、以下の3つの要素において競争力を弱めることになります。

■作業効率
喫煙者は血液中のニコチン含有量の減少により集中力を維持することができなくなります。 私のホテル業界での経験の中で、スタッフの集中力を維持させるため、勤務時間中に喫煙をさせる対応を行っているケースを何度も見てきました。これはスタッフ本人の能力の問題ではなく、中毒症状という病理的な原因によるものであり、結果的に社員の潜在能力を低下させています。

■施設効率
健康増進法の施行により、企業内の職場では分煙環境が必要になってきております。しかし、リゾート事業においては、少しでもスペースがあるなら顧客へのサービスに当てるべきです。
採算性の理由から厨房や作業用のバックスペースも節約している時に、社員の喫煙場所に投資するのは利益を圧迫することになります。

■職場環境
喫煙習慣のある社員には喫煙のための場所が設置され、より頻繁に休憩が認められるということは、喫煙習慣のない社員から見ると不公平に感じる問題です。
「なぜニコチン中毒の社員だけを企業は優遇するのか」とアルコール中毒の社員が主張したら、従業員食堂の横に社員用のバーを設置するのでしょうか。ニコチンが切れて集中できないという状況は、アルコールが切れて手が震えるという状況と差はありません。

全員が喫煙習慣のない社員で構成するA社と、全員が喫煙習慣のある社員で構成するB社が競争すると、B社は最初から不利な環境に置かれます。人口が減少に転じ、本格的な淘汰の時代に突入し、企業が厳しい競争環境にさらされている時に、わざわざ最初から不利な環境を受け入れるべきではなく、星野リゾートグループはA社を目指すことで自らを防衛する必要があります。星野リゾートグループは、顧客にご満足いただき、効率的な運営をすることで競争力を身につけようとしている発展途中の組織です。その構成員である社員の皆さんには、私たちの組織がより有利に戦えるようご協力いただきたいと思っております。

株式会社星野リゾート 代表取締役社長 星野 佳路

 

おおっとよくみるとさらに下の方に「YES」or「NO」の文字が。

星野リゾート採用ページ3

採用指針

面接時に、必ず、喫煙の有無を確認させて頂いております。
あなたが喫煙者である場合には、入社時にたばこを断つことを誓約して頂ければ、問題なく選考に進んでいただくことは可能です。

あなたは、たばこを断つ誓約をすることは可能ですか?
「YES」「NO」

 

あまのじゃくなので「NO」を選んでみましょう。するとどうなるのか・・・

星野リゾート採用ページ1

なんとトップページに戻ってしまいました。う〜ん門前払いですね。ではさっきの画面まで戻って、今度はやめられます!と「YES」を宣言してみましょう。

・・・すると。

星野リゾート採用ページ5

おおっと、採用の門が開かれました。では次に最初の画面で「吸いません」と宣言したらどうなるのでしょうか。試しにやってみましょう。

・・・すると。

星野リゾート採用ページ4

ようこそ!
あなたは星野グループへの一歩を踏み出しました。

星野リゾートグループでは全社員がたばこを吸わない企業を目指し
脱煙プログラムを企業の戦略として推進しています。
Non-Smokingを星野リゾートグループの社風の要素として確立します。

その下の、「ENTER」を押すと。

星野リゾート採用ページ5

同じように採用のページに飛びました。

これは面白い試みですね。喫煙者にとっては面白くない試みかもしれませんが、話題をつくるという意味では非常に面白い広告だと思います。

ボク自身はもともと喫煙者だったということもあり、タバコを吸うのを嫌ってはいませんが、ただ、吸わない側にたってみてわかったことは、自分が喫煙者だったにもかかわらず、なぜか、喫煙者を意識的に避けてしまう傾向があります。もちろん飲みの席などでは全然構わないのですが、カフェ等くつろげるスペースで隣に喫煙者に座られると、自然と避けてしまいます。

これは非常に面白いことだと、ボク自身思っています。